情報を活かす力 (PHPビジネス新書)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569830674

作品紹介・あらすじ

新聞・雑誌・書籍は何をどう読むか? インターネットで情報を集めるときの注意点は? “池上流”情報収集・整理・解釈・発信術を大公開!

感想・レビュー・書評

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  • この書籍はインターネットで情報におぼれている人に向け、限られた時間の中で有益な情報をいかに入手し、それを活用していくか書かれている。
    情報を活用するということをその情報を知らない人に対して易しく伝えられることと定義づけている。

    私が読んでいて印象に残ったところは情報を知る手段の所である。
    池上さんには及ばないが
    ・私は日経新聞を購読し、気になる記者を見つける
    ・ビジネスオンデマンドを見ることを習慣づける
    ことを考えた。

    そしてその時に問題意識を持って情報の渦に飛び込むと情報は向こうから飛び込んでくるそうだ。

  • 毎週土曜日の夕方 週刊こどもニュース
    自分が理解し、咀嚼し、文章にし、ビジュアル化 自分なりの想定問答

    マイナス金利とは?なんとなく分かった気にはなっていても本当は理解できていない→スマホで検索し分かった気
    誰かに説明するつもりで情報収集
    子供の素朴な疑問 国連 拒否権 「なぜそんな特権をもっている国があるの?」

    ISの理論、主張→知っておけばこれからどんな行動に出るかある程度予想できる。
    シリア難民増→スマホが普及したから→充電はNPOやボランティアが支援 従来の難民のイメージと違う

    自分の考えに合わない意見にこそ目を通す 経営者側の意見だな!消費者側だな!

    ニュース7→その日の大きなニュースをコンパクトに
    ニュースウォッチ9→その日の主なニュースの分析、解説
    朝のニュース→海外の最新ニュースを入れる 株価
    民放の夕方 ラーメン店情報→主婦の家事しながら視聴を期待
    民放の夜ニュース→大都市部のサラリーマンの視点で番組制作→農業問題(野菜が安くて生活困る)=消費者の立場(野菜が安くてうれしい) 公共事業=田舎の無駄な道路はいらない

    新聞 東京都内は最終の14版 東京で読んでいるのは東日本のブロック紙
    全国紙の読み比べ 国際→読売 日曜日の書評欄→朝日

    多くの新聞は右ページよりも左ページ、奇数面に大きな数 ページ中の右上が大きいニュース
    面白い署名記事 読売・竹内政明「編集手帳」

    漠然とニュースに接しているだけではキーワードに出会うことはできない→常に何がキーワードなのかを考える習慣

    アメリカの新聞 一つの記事が長い→途中経過ばかりでなく、そもそもの歴史から丁寧に書く→日本=宅配→いつも同じ新聞を読んでいることを前提

    ネットで情報収集→視野が狭くならないように注意(同じ意見が目に入ってくる)・記事を読んで分かった気になる危険性→新聞の読み比べの重要さ

    日銀の発表と新聞報道→ネットで日銀のHPへ→一次情報へアクセス可能→新聞社の意図を排除、批判できる。

    取材・インタビュー術 サツ周り 聞きにくいことを聞く時
    「私には判断できないので、教えてください」

    みんなが聞きたいことを意識するといい質問ができる→選挙速報の質問 ×今の気持ちは?誰に伝えたいですか? ☆R021222自分がインタビューするなら菅総理に何を聞く?

    新聞記事のスクラップ→自分の興味・関心が分かる。(自分が何に興味を持っているのかは、案外自分には分からない)
    一定時間寝かせてからまとめて整理→ニュースの価値は時間に判断してもらう。☆スクラップブックは持ち運べず効率悪いのでエバノへ

    ペンケースは持ち歩かない→筆記用具はすぐ取り出せないと意味がない→いつもシャツの胸ポケットに3本のペン

    どんなことが起きそうか、先を読んだ読書が必要→本屋の観察も立派な読書術
    必ず2冊の本をカバンへ
    読書で下地をつくる→日々のニュースの見方が変わる。

    2001年8月タリバンの参考図書→「池上さん、こんな事件が起きると知っていたんですか?」

    ネット書店のレビュー→そのレビューが文章として優れているか?論理的か?
    本屋で迷ったら買う。

    面白い本を読んだら、それを人に説明→読書中にアウトプットを意識
    本は著者独自の文章のリズムがある→読み始めは時間がかかる→途中から早く読める。

    警察周り時代→松本清張の本 汚職の構造の理解の参考

    その国が発展していくかどうかは、国民の読書意欲で分かる。→ベトナムで英語の参考書の万引きに遭遇
    中東アラブ=コーラン イラン=他の本 日本の現在の状況は?

    安保法制反対デモ 読売、産経は報道なし 海外の新聞では報道された。
    自然災害 テレビ=ショッキングな映像ばかり→誤ったイメージ

    雑誌のおいしい店特集→実際に行って評価=健全な猜疑心をもつ重要性☆それをラーメンで確かめないで全てのニュース(政治、公共事業、コロナの病院逼迫問題)で持つべき

    政府首脳=官房長官 自民党首脳=幹事長 財務省首脳=大臣か事務次官
    正式な会見の後の記者懇談会→首脳というぼかした表現で本音を報道してもらう。→報道を見て世論を判断できるメリット

    国連平和維持活動operetionは軍事の意あり PKO 外務省のイメージ変えの訳 訳し方=政府の意図

    原稿は書いたらワインのように寝かせる→自分の中の第三者にチェックさせる。ひとりツッコミ
    良い文章かどうかは音読すれば分かる。

    順接の「が」を使わない→論理的につながらない文章になる

    日記では文章は上達しない→思わず読みたくなるつかみを意識する。☆英語行動記録をマシな内容にしたいR021222

    演繹法→あらかじめ考えた仮説に従って内容をまとめる→効率的
    帰納法→調査した内容をもとにストーリーを組み立てる

    図解 矢印の意味は?時間の経過なのか、因果関係なのか。

    考え抜いて行き詰ったら、別のことをして頭の血流を活発にする。

  • 日々大量の情報に接している私たち。
    自分がよりよく生きていくための判断材料をどう手に入れるか。相手に誤解されないようにどう伝えるか。
    なかなかアナログな方法が多いけれど、情報を活用するためには結局それくらいの努力をしなければいけないのかもな〜と思った。
    それにしても、本であふれかえった池上彰さんの仕事場、こんまりしに行きたい…。いや、捨てちゃダメか。

  • メディアが伝える内容には様々な事実が含まれている。それが全体像を正しく描き出しているかどうかはすぐには確認が取れないものもの多い。
    常に自分がどう報告さうればいいかを考えながら人の話を聞いていると、やがて情報の確度が判断できるようになる。
    原稿を書くときと同じように自分の中に第三者をおいておく。

  • 問題意識を持って読むと、情報は向こうから飛び込んで来る。オススメのメルマガは、津田大介、田中宇、冷泉彰彦。ネットはフォーサイト。ニューヨークタイムズ。共同通信、時事通信などの通信社は独自に取材した記事を地方の新聞社に提供する会社。地方紙は独自に取材する余裕がなく、通信社に費用を支払うことで配信される記事をまるで自社の記者が書いた記事であるかのように掲載してよい仕組みになっている。社説、連載漫画、連載小説まで共同通信の配信に頼っている地方紙はまるで「共同新聞」。読売新聞 竹内政明「編集手帳」は流石。

  • 所在: 展示架
    請求番号: 002.7/I33
    資料ID: 11601433

    選書担当:古川

  • ●アウトプットを意識する
    ・情報をインプットする際に、アウトプットを意識することで、正しく理解できる。

    ●聞きにくい質問をする

    ・「こう言ってる方もいますが、どうお考えですか?」
    ・「私は純粋な好奇心として聞きたいのですが・・・」

    意図:
    あなたに反対するために聞いているわけではないということを明らかにして、こういう意見があることについて、あなたがどう思っているかを知りたいという姿勢で聞く。

    ●つかみ
    相手が聞きたいことを想像して、「●●にはどんなメリットがあるの?(等)」、「その質問にお答えするには・・・」と話を展開することで、こちらの話に期待させて聞かせるモードにする

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00236156

  • 本題とは逸れるかもしれないけど、接続詞に頼らずに文章を書くと論理的な文書を書く練習になるというのは成る程と思った

  • 2016年、54冊目です。

    池上さんのNHK記者時代から続けている、情報活用する手法を紹介しています。
    俯瞰性とかにかなり重要性があると感じました。デジタル的手法とアナログ的手法(新聞記事のスクラップ等)をそれぞれ、柔軟に使っています。補完しているといえるかもしれません。しかし、原点は、問題意識の幅と深さだと思います。情報活用テクニックをいくら公開して頂いても、自分が関心(問題意識)がないことに関しては、どんなクリティカルが情報でも素通りしてしてしまいます。
    何に問題意識を持つか?社会全体の動き、政治、エネルギー、教育、文学、スポーツ、領域を分ければ、きりがないですが、これもあまり絞り込まないほうが、いいのでしょう。

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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