日本最大級Makuakeが仕掛ける! クラウドファンディング革命 面白いアイデアに1億円集まる時代

  • PHP研究所 (2017年10月20日発売)
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  • 本 ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569836911

作品紹介・あらすじ

大ヒット映画『この世界の片隅に』から新製品開発、こだわりの飲食店開業まで、アイデアをビジネスに変えるコツを創業社長が語り尽くす。

感想・レビュー・書評

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  • スゴイのは分かったけど、
    うまくいかなかったコトも多いはず。
    それも知りたかったかな。

  • Makuakeがどのようにして立ち上がり拡大していったのかが分かる一冊。クラウドファンディングについて知りたい人や新規事業をやっている人は読んでみると面白い。体系的な学びというより、先人の考え方を学ぶには良い本。

  • うーん、、、内容が薄い、、、まぁ、3年前だからやむなし?

    こーゆーのは西野亮廣のオンラインサロンとかのが100倍濃い話を聞ける

  • 1.モノ・コトに価値や特徴がある事。
    2.ターゲットが明確である事。
    3.商品を使う事によっての体験、ベネフィットが明確である事。

    3つが揃えば商品が売れる。
    クラウドファンディングに限らず言える事だ。

  • 装丁読み
    著者はMakuakeの社長
    時価総額1兆円を目指す
    新規事業に参入しやすくしたり新しいことにチャレンジする人を支援したりする。
    映画、食品、ファッション、家電、日用品、飲食店、大手メーカーの技術の実用化
    資金調達の手段である。
    プロジェクトの成功に導く3要素

    目標
    クラウドファンディングの仕組みについて理解する。
    →実行者としては新製品のための資金集めとマーケティングの役割があり、支援者としては、開発の一助をしたという満足感やリターンの獲得、応援したいという素直な気持ちがある。実行者と支援者をマッチングし、新しいことをどんどん生み出していこうという新しい金融の形。

    消費者としてのメリットは何なのか?
    →他者とは違うものを見つけたという優越感、開発の一助を担えたという満足感、様々な形でリターンを得ることができる点。

    クラウドファンディングの仕組みを日常生活に応用できることはあるか?
    →自分が何かの役に立っているという体験を得たり、誰かに体験を与えることは生きる活力となること。情熱や熱量は人を動かすということ。


    仮説
    世の中には良い商品でも、表に出てこない商品がたくさんある。世の中には素晴らしいアイデアを持っている人がたくさんいるが、資金調達をする手段が少ない。クラウドファンディングは資金提供を個人に求める。個人の心を動かすには、商品が魅力的であることは必要だが、あと2つの要素とは何だろう。資金を提供しやすい分かりやすいシステム、何かあったときの補償かな?

    要約
    クラウドファンディングはチャリティーではなく、単なるお金集めでもない。
    ものを作りたい人とそれを面白いと思ってくれる人とをマッチングし、新しいことがどんどん生まれる環境を作るのがクラウドファンディングの目的である。
    予約販売という形でその商品にどれほどのニーズがあるかをマーケティングしたり、ものを作りたい人と繋がり商品の情報を伝えることもクラウドファンディングの役割である。
    消費者はとがった製品を多少値段が高くても買いたい、そんな企業を支援したいという気持ちがあり、世界は少量生産少量消費へとシフトしている。そのニーズに応えるために企業はとがった新しいものを作りたい。アイデアはあるが、資金がない、販売方法がわからない、売れるかどうかわからないので作れないという負のスパイラルが存在する。
    中小企業がチャレンジできる環境をつくることは地方活性化につながる。Makuakeでマーケティングを行い、ニーズがあることを示すことで銀行からお金を借りやすくなる。ものを作ると雇用が生まれ、人が集まり、税金が増える。地方は潤い、サービスが充実する。クラウドファンディングを利用することでプラスのスパイラルが生まれるのだ。

    クラウドファンディングで新製品を開発することの1つ目のメリットはテストマーケティングとして利用ができる点にある。
    2つ目のメリットは開発者と支援者の間で情報のやりとりができ、支援者も意見を言うことができることである。
    支援者からの共感があれば、食品、ファッション、日用品などアイデア1つで新しいものを生み出すことができる。
    資金調達などで難易度が高い、ガジェット系製品も単価が高いにもかかわらず、関心の高い支援者も多数いるため資金を調達することが可能だ。
    海外の輸入品のテストマーケティングや、大手メーカーもクラウドファンディングに参入して、外部の中小企業と提携することで、自社技術を提供しつつ低コストで新製品を開発することが可能である。

    飲食店のクラウドファンディングはストーリーが重要である。自分が行きたくなるような、誰かを連れて行きたくなるような魅力や尖った特徴が求められる。出資した人しか予約できないというリターンを設定することで支援者は優越感に浸ることができるる。支援者という固定客がいるので、立地も一等地である必要がない。
    日本のアニメーションは質が高いが世に出ていないものも多々ある。
    収益が見込まれない、映画関連の商品として収益が見込めない場合、スポンサーは出資したがらない。
    しかし、監督の情熱に共感し支援したいという人が現れれば、お金が集まり、プロモーションビデオを作ることができ、それを使ってさらに世の中に映画の良さを伝えることができる。
    地方銀行と連携し、中小企業にクラウドファンディングを使ってもらう。地方銀行にとってもクラウドファンディングは、消費者のニーズがダイレクトに反映されるので融資の判断をする上で有用なのだ。

    プロジェクトを成功に導く要素は製品の「特徴」をはっきりさせ、誰に向けての製品なのかという「ターゲット」を明確にし、ターゲットがどのような「体験」ができるのかをイメージすることである。
    それぞれの要素を言語化し、ターゲットにSNSを含む様々なメディアを通じて情報を届けるのである。
    支援者が応援したくなるような魅力的なリターンを設定することが大切である。
    開発中も開発後も支援者とつながり熱量を維持することが成功の秘訣である。
    Makuakeは日本のみならず、世界中にある素晴らしいアイデアをマッチングすることを目標としている。

    帯コメント
    クラウドファンディングには世界中で眠っているすごいアイデアを現実のものにする力がある。

  • クラウドファンディングについてはある程度しっていたが、それをどのように個人や企業が利用するかという話は目からウロコでした。

    なるほど、クラウドファンディングは利用次第でとても面白い事が出来そうですね。

  • 株式の方ではなかったので。

  • 現在の消費者は、ブランドのストーリーよりも、製品自体のストーリーに価値を置き始めている。


    クラウドファンディングで著者が一番大切だと考えいていること
    「クリエイティブディレクション」
    自分たちの製品や店の「特長」をはっきりさせ、その製品や店を魅力的だと思う人たちを「ターゲット」として明確にし、ターゲットが実際に製品や店を使った「体験」をイメージすることが非常に大切。


    新製品や新店の企画を生み出そうとする人は、「特長」「ターゲット」「体験」の3つを無意識に考えている。

    これらをうまく言語化できないことが多いため、キュレーターを担当として置く。


    新製品の場合は、「アーリーバード」と呼ばれる早割りを設計することがある。


    「プロジェクト準備」期間からプロジェクト期間に行うのが、メディアと個人に対するPR活動。
    このPR活動がうまくいくと、支援者、支援金額が増える。

    PR活動で大事になるのも「特長」「ターゲット」「体験」の3つ。

    この3つがきちんと言語化されていれば、どのメディアに情報を届ければいいのかが明確になる。


    日本の小売販売額は約140兆円(経済産業省「商業動態統計調査」平成27年)

    その数%が初期生産ロットの新製品販売だとすると5兆円前後の市場規模がある。

  • 著者は株式会社マクアケ社長。
    なぜマクアケを立ち上げたのか、どんなプロジェクトが成功したか、プロジェクトを成功に導くノウハウなどが書かれている。
    クラウドファンディングがこれだけ認知され、使われている理由が理解できた。
    また、クラウドファンディングに限らず重要なこともたくさん学ぶことができた。

    ○特に印象に残っている箇所の抜粋
    「クラウドファンディングで集められるのは、お金だけではない。お金も大事ですが、それ異常に大事なのが顧客──お客様。しかも、新製品や新店のコアなファンとなってくれるロイヤルカスタマーの数が多ければ多いほど、ヒットも大きくなる。
     クラウドファンディングの実行者は、支援者というかたちで、このロイヤルカスタマー候補となる人たちをお金と一緒に集めることができる。」

    ・現在のヒットコンテンツのつくり方として、支援者が入り込める余白をつくっておくことは非常にたいせつ。

    ・コピーライターが書くような、かっこいいキャッチコピーを考える必要はない。あくまでも「特徴」「ターゲット」「体験」を伝えることに主眼を置く。」

  • クラウドファンディングの日本での創成期に触れられる内容でした。3ヶ月で400社に営業に回ったってハンパないパワーでしたね苦笑

    過去の成功例(特に著者が印象に残っているもの)が載っているので、どんな共通点があるのか、どのポイントが良かったのか、どんな仕掛けを加えていったのか、というクラウドファンディング成功の確率をあげる要素が書かれていました。特に重要なのは「特長」「ターゲット」「体験」を明確にする事だと、何度も繰り返し書かれていましたね。

    個人的には飲食店などの開業におけるリターンの設定が参考になりました。コミュニティの形成と承認欲求を満たすこと、その辺りがキーになりそうですね。

    キーワード
    特長・ターゲットの明確化と体験をイメージさせる事、熱量、発案者と支援者の距離感

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著者プロフィール

マクアケ社長

「2017年 『クラウドファンディング革命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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