婚活食堂

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569837963

作品紹介・あらすじ

元占い師の女将が営む「めぐみ食堂」には、今宵も人生や恋に悩む男女が訪れる。「食堂のおばちゃん」シリーズの著者が贈る婚活小説。

感想・レビュー・書評

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  • 「めぐみ食堂」は、先代から受け継いだとびきりのおでんと旬の素材を生かした料理が自慢のおでん居酒屋。
    元売れっ子占い師“レディ・ムーンライト”の恵の目には、店に訪れる人々の後ろに、結婚につながりそうな良縁の光や、不実や悪意の影が見えて…


    『食堂のおばちゃん』に少しだけ不思議要素を加えて、婚活話にしましたという感じ。
    常連さんやその関係者が、あれよあれよと良縁をつかみ、さまざまな形で結ばれる。

    主要な常連さんたちが軒並み結婚しちゃって、これからどうやってシリーズを続けていくのかいな。
    …新しい常連さんも次々現れれば済むのか。

    おでん以外は素人料理…からスタートしたはずが、まぁ例によって美味しそう。
    レディ・ムーンライトをやってた時に、美味しいものをたくさん食べたのかなぁ?

  • 共感できることもたくさんあっておもしろくてサクサク読めました。シリーズ化してるので順番に読みたいと思います。
    こんないきつけのお店があったらいいなぁ〜。

  • おでん屋に集う馴染みの独身客が次々と伴侶に恵まれ、結婚に至る。ちょっとした力を持つ女将が助言をしつつ、個々の客の温かい言葉でお互い支え合い、きっかけをつかみ結婚をすることになる。
    おでんと料理で心温まる話。真行寺さんイイおじさんになってるんだろうけど、なんてスマートな人なんでしょう。
    ただ、婚活食堂という題名は、わたしはあまり好きじゃない。もう少し落ち着いた題名でも良かったのではとも思う。

  • なんか主人公はおせっかい感が強いな。出てくるのが年の差婚とか、海外に赴任するとか、インド人とか、わけありの関係ばっかりだけど、普通に付き合って結婚する人のほうが大多数じゃないの?しかし、最後の真行寺のおかげで読後感は良かった。

  • 食べ物が出てくるお話がここ数年好きだから読んでみたけど、食で繋がる人間関係っていいな。婚活のパワースポットと聞くと確かにイケメンがたくさんいて〜なんて思ってしまうけど、年齢も職種もバラバラな人たちがおでんを食べに集まる中で出会いがあったり仲が深まったり相談に乗ってくれたり…最後までまったりのほほんと進むのかなと思いきや、えー!そんな運命なの?と悲しくもなり。でも!続編もあるようだから楽しみだな。
    季節柄おでん食べたくなったな。飯蛸食べてみたい

  • それぞれ結婚しようと頑張ったり、結婚することに悩み、いろんな出会い方をします。共感出来る台詞が多かった...!ただ、意外な終わり方をしたのでわりと余韻が呆気なかった気もします。
    出てくる料理が美味しそうで、最後にレシピまでついてるのが粋です。

  • 初読み 山口恵以子作品 
    主人公は元有名占い師のおでん屋のおかみ 恵
    占いの不思議な力は弱まったが、店の常連客の婚活におせっかいながら協力していく

    ワイワイガヤガヤ 居酒屋で聞こえてくる隣の席の話のように 深入りはしないけれど(気になってそば耳を立ててしまう)そんな感じの作品だった。
    出てくる料理の表現がとても美味しそうで、近所にあったら私も常連になりたい。
    巻末にも作品の中に出てくるメニューの簡単なレシピが載っていた。

    作者の経歴を読んでみると・・・本当に「食堂のおばちゃん」をやっているじゃないですか。納得。
    「婚活食堂2」もあるようだが、その前に「食堂のおばちゃんシリーズ」読んでみようかな。

    わかりやすい文体で 肩がこらずさっくりと読めるので、疲れて心寂しいときに 優しいおかみのいる おでん屋に行った気分で読むといい。

  • ずっと気になっていたシリーズ。
    食堂のおばちゃんシリーズや、メシッタが好きなので、これも気になっていた。

    読み始めて、婚活に対する書き方にモヤモヤ、イラッとしてしまったのは、自分が婚活をしているせいだろう。。
    フィクションなんだから。と、自分を落ち着かせて読む(笑)
    かなり出来過ぎな部分や、そうきたか。。という設定に、フィクション度が増し、最後は冷静に読めた(笑)

    『結婚する理由は、ひと言で言えば弱いからですよ。』(213頁)に、そうそう。。と、思わず大きくうなづきました(笑)

    著者の書くお料理は素朴なんだけれど、とても美味しそう。
    今回も美味しそうで、おでんが無性に食べたくなった。

  • 呑みたくなるねぇ〜
    通いたくなるねぇ〜

    ハートウォーミングってヤツに飢えたら
    この手の本を 読めばいい

    イイトシこいたオトナ様だって
    みんな未完成で 不器用なんだ

    そんなこと感じると
    ちょっと救われたような
    気が楽になるような
    そんな感じがしたよ

    あぁ、地元駅の近くに
    こんなおでん屋さん あればいいなぁ


    テレビで紹介されていたの?
    三女が言ってた
    そんで、オススメされた

    三女って 本読むコだったっけ?
    って ちょっと驚いた

    そうそう
    巻末のレシピが またいいのだ
    休日のオウチ呑みのとき
    絶対 つくるぞ ( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧

  • ドラマ化ということで以前から気になっていた本の1つ。
    元占い師で現在はおでん屋の女将と常連客の様々な婚活に対する悩みや結婚に至るまでのどこか温かくて人との関わりを感じられる作品。

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著者プロフィール

1958年、東京都江戸川区生まれ。早稲田大学文学部卒業。松竹シナリオ研究所で学び、脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年、『邪剣始末』で作家デビュー。2013年、『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞。その他の著書に「婚活食堂」「食堂のおばちゃん」「ゆうれい居酒屋」シリーズや、『風待心中』『ゆうれい居酒屋』『恋形見』『いつでも母と』、共著に『猿と猿回し』などがある。

「2023年 『婚活食堂9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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