星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

著者 :
  • PHP研究所
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本棚登録 : 131
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569840741

作品紹介・あらすじ

田舎町の本屋と、ある書店員の身に起こった奇跡を描き、全国書店員の共感を集め、2017年本屋大賞5位になった『桜風堂ものがたり』。その続編の登場です!
郊外の桜野町にある桜風堂書店を託され、昔の仲間たちとともに『四月の魚』をヒット作に導いた月原一整。しかし地方の小さな書店であるだけに、人気作の配本がない、出版の営業も相手にしてくれない、という困難を抱えることになる。そんな折、昔在籍していた銀河堂書店のオーナーから呼び出される。そのオーナーが持ちかけた意外な提案とは。そして一整がその誠実な仕事によって築き上げてきた人と人とのつながりが新たな展開を呼び、そして桜野町に住む桜風堂書店を愛する人たちが集い、冬の「星祭り」の日に、ふたたび優しい奇跡を巻き起こす。
今回も涙は流れるかもしれません。しかし、やはり悲しい涙ではありません!

感想・レビュー・書評

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  • 村山早紀さん、桜風堂ものがたりシリーズ「星をつなぐ手」読了。桜風堂書店を手伝う一整と星祭りに関する物語。桜風堂書店の未来に向けて動き始めたところで銀河堂書店、店長柳田から連絡をもらうのだが。。前作で気になっていたアレコレが進展し、うまく進みすぎてるようにも感じますが、良かったです。やっぱり苦労をした人は幸せになってもらいたいし、隠れた才能は世の中に出てほしい。中でも苑絵の絵には感動した。映像で見てみたい!もっと一整と苑絵の間も進展して欲しかったなぁ。またどこかで桜風堂書店の様子が見たい。オススメです♪

  • 昨年発売された「桜風堂ものがたり」の続編。
    前作で長く勤めた銀河堂書店を辞めざる得なかった一整。
    銀河堂を去った後、たどり着いたのが山合いの街に1軒だけある書店「桜風堂」。
    前作では、銀河堂書店を去った一整のために、一整が売りたかった「四月の魚」を売るために、様々な人が奮闘する姿を描いた。
    その半年後が今作。
    今作では桜風堂のある街の個性ある住民達が登場する。
    そして、ある人気作家の一言から桜風堂でサイン会を開くことに。そしてまた、サイン会を成功させるために、たくさんの人がそれぞれの想いを胸に準備をしていくのだった…
    前作の感想にも書いたが、本を愛する人達の物語はとても温かい。もっと、この人達を見ていたいけど、残念ながら、今作で完結。ちょっと寂しいけど、この本に出会えて良かった。一整にもこの想い、届くかなぁ。

  • 前作を読んだ際、続編がでるだろうと思い、心待ちにしていた。同じように一気に読めた、作者の文章は、読みやすい。柔らかい文章。
    ただ期待し過ぎだったのか、読後感が少し弱かった。何を期待していたのだろうか。
    テーマは前作同様に、本と本屋への強い思い。現実と夢を織り交ぜて。
    本作は、三つのエピソードからなり、終章でまとまる。前作の登場人物と、新しい人物。一人一人のエピソードがつづられる。本の中に、こういう文章が「ひとはいつも、物語を探している。自分が主人公になって生きることのできる素敵な時間を。」、読後に思い返し、そういう事かと思った。外れているかもしれないが。
    読みながら、印象に残った文章がいくつかあり、本の内容とは関係ない事を、読みながら走馬燈のように考えた。そういう意味では、良い作品なのかなと思った。

  • 前作「桜風堂ものがたり」の続編。
    物語中盤までは、一整の店舗運営、苑絵と渚砂の前作から続く一整への恋心、さらに間幕に出版社を早期退職した編集者や漫画家を目指していた引きこもりまで登場していたので、物語の着地点がどうなるのか不安ではありました。
    ページの都合上なのか、新生桜風堂(銀河堂チェーン)が軌道に乗る部分の経過が省かれたように感じましたが、終盤の合同サイン会とそこに至る盛り上がりはよかった。

  • ゆっくりと、かみしめるように読了。
    一整のように、誠実な人に、たくさんの人が手を差し伸べる。
    あの人から、この人から、次々差し伸べられる手に、
    幸せな思いが心にあふれる。
    一整が、誰かのために一生懸命なこと、それがちゃんと
    みんなに伝わっていることが心の底から嬉しい。
    彼が桜風堂に行ったきっかけはあんなことだったけど、
    それも1つの運命の導きであったかのように。
    それにしても、源ちゃん先生、最高すぎる。
    もう、なんて、なんて、素敵なのだろ。
    山道をさくっと登ってやってきてくれちゃうそのお姿。
    かっこいいったらないじゃないの。
    そこにも一整が、それと意識せずにまいた種があったんだね。
    物語はこれで完結だけど、彼らがくれた温かいものは
    心の中にずっと残る。

  • 世の中の人がみんな笑顔でしあわせに暮らせたらいいのに、ってのが、理想論であまちゃんの考えで、そんなわけないだろう、と頭ではわかってるのだけど、それでもそんな世の中がくればいいのに、と思う。
    そんな思いがすみからすみまで詰まっているのがこの物語。

    誰かのしあわせを心から願う。自分のため、よりも、誰かのため、誰かの笑顔のため。そんないい人ばかりの社会じゃ成り立たないんだろうけど、競争があるから社会は発展するのだろうけど、でも、でも…
    つらいこと、悲しいこと、苦しいことがあったときに心の支えになるのが本であり物語であり、そして、誰かの手であったり。現実から少しだけ目をそらして空想の世界で羽を広げる。そして心に元気を満たしたらまた前を向いて歩けばいい。そこには新しい優しさと強さがある。
    『桜風堂ものがたり』の続編であるこの物語には、やさしさの種がしこんである。この種が芽を出していつか花を咲かせるとき、私たちはいまよりきっと強く優しくなれる、そんな気がする。

  • 【あらすじ】
    田舎町の本屋と、ある書店員の身に起こった奇跡を描き、全国書店員の共感を集め、2017年本屋大賞5位になった『桜風堂ものがたり』。その続編の登場です!
    郊外の桜野町にある桜風堂書店を託され、昔の仲間たちとともに『四月の魚』をヒット作に導いた月原一整。しかし地方の小さな書店であるだけに、人気作の配本がない、出版の営業も相手にしてくれない、という困難を抱えることになる。そんな折、昔在籍していた銀河堂書店のオーナーから呼び出される。そのオーナーが持ちかけた意外な提案とは。そして一整がその誠実な仕事によって築き上げてきた人と人とのつながりが新たな展開を呼び、そして桜野町に住む桜風堂書店を愛する人たちが集い、冬の「星祭り」の日に、ふたたび優しい奇跡を巻き起こす。
    今回も涙は流れるかもしれません。しかし、やはり悲しい涙ではありません!

    【感想】

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プロフィール

93年『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞と第4回椋鳩十児童文学賞を受賞。主な作品として『シェーラひめのぼうけん』『新シェーラひめのぼうけん』シリーズ『風の丘のルルー』シリーズ『コンビニたそがれ堂』シリーズ『はるかな空の東』等。近著に『かなりや荘浪漫』『コンビニたそがれ堂 セレクション』がある。

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