いじめを生む教室 子どもを守るために知っておきたいデータと知識 (PHP新書)

著者 :
  • PHP研究所
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本棚登録 : 173
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569840772

作品紹介・あらすじ

道徳からばかり語られがちな「いじめ」の問題を、30年にわたり蓄積されてきた研究データから分析! いじめ研究の最先端にして決定版!

感想・レビュー・書評

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  • 親としてはとても気になるテーマ。

    感情に訴える方法ではなく、数々の調査データをもとに、どんな条件が重なるといじめが発生するのかを考察している点に期待をもてる。

    データからは、いじめは誰にでも起こりうる、ということが再認識させられる。
    では大人はその前提のもと、何をしておくべきかの提案もあるので、身近な子どものためにも読んで備えておきたい1冊だろう。

  • 読みやすくてとても実践的な本。いじめについてまず一番に読んで間違いない。

    俺はいじめはなくならない。とほとんど諦めていたが、なくなりはしなくても、重篤化、深刻化しないようにすることは可能だし、その取組が大事なのだとわかった。

    その具体的な方法も書かれていて、できることからやれそうである。

    苦悩モードから解決モードへのスイッチが重要。

  • いじめについて、データを示しつつ解説してあるのは、わかりやすくて良かった。

  • 子育てをしている人は、一度読んで損はない。いじめの現状のデータと、具体策が提案されていて、とても説得力がある。子どもが進学するたびに読み返したいと思う。

  • いじめを感情論で話し合うのはもうやめよう。データに基づいてひとつひとつ有効な施策を試していこう。

     やっぱりいじめ問題ってのは、加害者の問題なんだよ。どうして加害者が不適切行為に走ったのか、それを解決しないとダメなんだよね。

     いじめという形の八つ当たり、ストレス発散で他者が傷つくのをふせぐ世の中を作ろう。

     そしてみんな理解しなきゃいけないのは「人間は他人を傷つけるのが楽しいと感じる生き物」だという事実。
     自分の中にもその他人を傷つけて快楽を得る思考回路が備わっていて、うまくそれをコントロールできているだけなんだということ。攻撃は簡単に自己有用性を感じられて、それに依存してしまうのだ。
     いじめはDVに近いものだということを覚えておこう。

     まぁそんなことまでは書いてなかったけど、考える材料としてとてもよかった。データが豊富だから、色々考えられる。

  • 様々な視点から「いじめ」を分析している。分析だけで終わらずに「教師として」「大人として」どう対応していくのか、考えさせてくれる。

    「2+α制度」「ご機嫌な教室、不機嫌な教室」など、賛同することが多い。僕が学んできたことが、別の方向からも同じ視点で書かれていた。

  • 「厳罰化」や「道徳教育」ではいじめはなくせない!?

    俗流いじめ論を超えて
    データやエビデンスに基づき冷静に議論する視点を提供する
    いじめ問題をコンパクトにまとめた決定版

    「不機嫌な教室」を「ご機嫌な教室」にすればいじめはなくせる!?

    「理不尽な思いをする人が一人でも減ってほしい」という著者のシンプルな活動理念にもとづく労作

    いじめを論じるならまず目を通すべき必読文献
    (それでも足りない視点がひとつあるけれど)

  • 2019.6.22

  • 読了。いじめの本は何冊か読んできたが、一番前向きな本だった。いじめは、自分がされても嫌であるが、自分の子供(保育園児のとき)が受けていることを知って、何もできなかったもどかしさ、無力感は忘れられない。

  • 社会科学の論文や統計(まっとうそうなやつ)を引用しつつ,いじめの実態(マスコミや「有識者」,コメンテータの発言からイメージされるものとはだいぶ違う)が説明され,どう対策すべきかを冷静に論理的に提言している本。
    確かに根拠となる論文は示されているが,大会発表抄録は論文といっても鵜呑みは危ない気がするな。あと数値データや質的データでもなく,著者のアイディアを著書に書いていると思しきものは,本に書かれているからといって根拠にするのはちょっとあぶないかも。
    とはいえ,それらの注釈を差し置いても,全体的にはまっとうな根拠を元にちゃんと説明してあるのだと思う。小中高の現場を知らない身にはありがたい。現場の方々もこれ読んで俯瞰してみるとよいのかも。

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著者プロフィール

特定非営利活動法人「ストップいじめ!ナビ」代表理事

「2018年 『ソーシャル・マジョリティ研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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