- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569840963
作品紹介・あらすじ
超辛口コメントでテレビでも人気の著者が教える俳句の超入門書! センス不要で、幼稚園児からシニアまで俳句が作れるようになる一冊。
感想・レビュー・書評
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この本は、俳句素人の生徒と夏井先生の対話形式、授業のような形で書かれている
単に、対話形式に編集されただけだと思っていたが、あとがきを読むと、本当にPHP社の編集者である青年が、夏井先生の教えを受けて、その様子を本にされたとのことで驚いた
自分も生徒の一人になって夏井先生の授業を受けている感じだった
1 自分の俳号を考えよう
2 身の回りから5音と7音の言葉集めて、その言葉で「尻から俳句」
3 毎日「十二音日記」をつける
4 自分の心情に合わせた5音の季語と取り合わせる
巻末に5音の季語集付き
など、内容もとても分かりやすく、私にも作れそうな気がする。そう思わせてくれる夏井先生の授業のうまさ
さすがです
あとがきの夏井先生の言葉が魅力的だった
「俳句を学び始めると、季語に関するさまざまな雑学に
興味が湧き始めます。何を見ても、何を聞いても、好奇心がぐるぐる動き出します。人は、学ぶことを楽しめる生き物だと実感できるようになります。季語の海を泳ぎ、季語の森を歩いているのが、私たちの生活なのだと知ると、生きていることそのものがキラキラしてきます
とりあえず、日常の生活の中から5音と7音の言葉を集め
十二音日記をつけてみよう
毎日が変わるかもしれない
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何年か前にも読んだことがあるが、今年はあらためて俳句に挑戦したいと思ったので再読。
「世界一わかりやすい」「センス0でも作れます!」と謳っているとおり、とてもわかりやすい。
基本の型と手順が記されているので、そのとおりやればとりあえず俳句を作ってみることができる。
何事も勉強は反復練習が大事だと思うので、まずはこの本の型と手順に則って、たくさんの俳句を詠んでみたい。 -
尻から俳句やってみよう
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小林聡美さんのエッセイで、俳句について興味を持ちました。めちゃくちゃ分かりやすい!俳句の基本がよく分かりました。俳句を詠むつもりはなくても基本的なことだけでも知っておいて損はないと思います。
私も俳号作りました⭐︎
翠夜見(すいよみ)
お酒と読書が好きなのですが、「酔読み」だとそのまんますぎるので、素敵っぽい漢字にしてみました。ちなみにChatGPTにヒントをもらいながら作りました。
苦手なコオロギを観察しながら「一物仕立て」の俳句を作り上げるのが興味深かったです。 -
大変わかりやすい!
作りたくなる!
取り合わせ、ということをそもそも初心者は知らないので、それだけで俳句のイメージが変わる。
鑑賞の方も読みたい。 -
こどもに借りましたが、私がハマりました!
俳句の世界が身近になります。 -
この技法(まずこれ決めて、次これきめて、はいどうぞ!)は妙案!
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「センス0でも、作れます!」の煽り文句に引かれて。
俳句作りってなんとなく、「上から、五、七、五と並べて季語をブチ込むのがセンスの見せ所なんだろう、私には無理、何も思いつかない」と思い込んでいました。
初心者は自己流はダメなのね。
お料理でも、慣れない人ほど、レシピ通りに調味料を量って、と言うじゃないですか。
尻から俳句とは、目から鱗。
今日からは、俳句のタネを探しながら、張りを持って生活しよう。 -
「ことはじめ」よりも実際に作りたいと思っている人向けに書いてある。
流れがわかりやすく、俳号をつけてから型で俳句を作っていくのだけど、これがものすごく簡単で、俳句初心者が抵抗なく作っていけるものになっている。
夏井先生の講座を受けているような感覚で読める。
とにかくたくさん詠むこと。
実際に作り始めると、俳句を作っていた以前とは、自分の日常との向き合い方が変わったような気がする。
気だるい朝すらも俳句の題材となり、心の特効薬的な役割を果たしている。
初心者あるあるな失敗からもたくさんのことが学べ、自分の俳句の点検にも応用できる。
なるほど、だからこれがダメなんだなぁと納得できる。
そしてさらにステップアップしたい人向けのステージも紹介されていて至れり尽くせりであった。
俳句を作る視点で理解できると、これまでの俳句作品の楽しみ方も理解できる。
新しい世界が広がっていく楽しみができた。 -
《頭のなかで「比喩」「見立て」「擬人化」「感想」などに置き換えないで、「観察から得た発見」だけで成立しているでしょ。これが"純粋"な「一物仕立て」の特徴です。まぁ、「小さき」という表現は、ヘタだけどね(笑)》
《「一物仕立て」において、この「類想類句」を避けて、「おっ!」と思わせる句を作るためには、①観察力、②根気、③描写力、この三つの力が必要になります。季語と向き合うなかで、この三つの力がそろうと、リアリティーとオリジナリティーを獲得することができて、いい「一物仕立て」の句になるの。》
・季語の「本意」をつかむ
・意味の重複を避ける
・五感+第六感(連想)を複数盛り込む
《柔道や剣道のように型があり、職人さんが弟子に伝えていくように技法を学ぶのが俳句という文芸。まずは先達のいうことを聞いて、その通りに素直にやってみる。長年培ってきた定石や技術を謙虚に知ろうとする。その学びが俳人としての土台となり地力となっていくのだと、あらためて認識しました。》