• Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569841069

作品紹介・あらすじ

リンダ・グラットン、ジャレド・ダイアモンドら世界の知の巨人は今何を考えているのか。AIから国際情勢、人生戦略まで、未来を見通す一冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • やっと読了σ^_^;
    オムニバス形式でインタビューが続きます。

    ハラリさんの
    近い将来、「役立たず階級」が大量発生する
    という章はなかなかショッキングでしたね。
    AIが人の代替をした後の世界は今の教育では救えない。
    いや掬えない。

    それこそ学校教育ができてからは社会に出た後の実学を教えることができたと思います。
    でもAI後の未来は今誰も見通せないんですよね。

    ここに挙げられた「知の巨人」でもデストピアとユートピアが甲論乙駁するんですから。

    息子にAI好きやなあと言われます。
    でもこれからはAIがわかってないと生きていけない時代が来るでしょう。
    さあどうする…

  • 「苦痛はこの世でもっともリアルなものです。しかし国は苦痛を感じません。」ハラリ氏の金言

    国や企業はたまたイデオロギーごときに、人間が苦痛をうける馬鹿らしさ。

  • 2年前のインタビュー集だが、ジャレドは既に特定感染症への警告を発していたのが印象的だった。最後の論客が、アメリカは白人のほうが差別されている社会だ、との視点は目から鱗が落ちた。

  • 各学術界の著名人と著者である大野氏とのオムニバス形式の対談記事を1冊にまとめた当著。
    歴史学者であるハラリ氏が述べた「役立たず階級」というワードが大変印象的で、他の登壇者が述べたようにAIの台頭によって私達の仕事・生活・生き方が大きく様変わりするだろうという警鐘が伝わってきました。
    ダニエルコーエン氏が述べているように「ただ一生懸命に働けばよい」というのは単なる幻想で、リンダ・グラットン氏が提唱する「人生の目的」と「人生の意味」を組み合わせた、「積極的な選択」を自らしていくことが、これからの混迷を極める時代において重要となってくるのだと思いました。
    これは即ち、「生きたいように生きることが許される時代」でもあり、「積極的な選択」を好む人にとっては大変なメリットであり、一方で「消極的な生き方」、例えば誰かに依存して自らの意志決定を放棄する生き方を望む人には厳しい時代が待っていることを示唆している風に読み取れました。
    これからの10年・20年(もしかしたらすぐ目の前?)を思考するのにおすすめの一冊です。

  • ジャレド・ ダイヤモンド、ユヴァル・ノア・ハラリ氏などの著名人へのインタビューをまとめたもの。

    タイトルとの繋がりでいうと、AIによって格差が広がり、そこから新興感染症、テロリズム、移住問題などが起こるとのこと。格差は、貧しい国から裕福な国への移動を誘発して、それが感染症の拡散やテロの問題につながりかねない、ということらしい。(この辺り、何が原因で何が結果なのか、しっかり考えないといけないところ。)

    一方、野心を持った「他国民」の移民のおかげで、多様性を維持しているような気もするし、移民問題と言うのは複雑そうでまだまだ奥が深い。他の先進国は、移民があちこちから入ってくることで社会を変化させてきた一方、日本は移民が決定的な欠如しているのが際立った違い。

    だからこそ、国際協力による格差の是正は、自国のためにも必要と言うのは理解ができる。

    テクノロジーが社会を変えるのはある程度必然性があっても、それがどのように社会を変えるかは分からない。だからこそ、自分たちがどのように変えるか、というのを意思を持って進めていかねばならないのだろう。「未来は不確実であるが故に、実際に未来を形作っていくのは、未来への思考であり、思考から生まれる意思そのものである。」

    歴史的観点から見れば、テロリズムよりも気候変動の方が、人類の繁栄や生き残りにとってはるかに大きな課題、という部分は大局観を持たねばと考えさせられる。

    変化の時代、1つの分野に閉じこもらず、他の分野で何が起きているかを把握する、学問横断的なアプローチと、自分自身を環境に適応させる「変化への対応力」(変身資産)がこれからは一番重要。なるほど!変化ができる人とできない人との間で格差が広がる。なるほど。私は極端に環境の変化のない人生を歩んできたので…意識して変えねば、です。

    そして、世界がどんなに変わっても、変わらないことの1つが、女性が子供を産める年齢!

  • ダイアモンド、ハラリ、グラットンの三氏あたりは、それぞれ著書が有名だ。話題になっている本が、どんな感じなんだろうというガイドにもなるんじゃないかな。他の方々は知らない人も多かったけど、AIから北朝鮮、アメリカの政治状況など、新聞をにぎわす話題について、視点が得られたと思う。

  • それぞれの人の主張を知るにはよいのかも。定年制は廃止にして欲しいなぁ。

  • ー たとえば、お金というものには客観的価値は何もありません。お金の価値は、多くの人がドルや円について同じストーリーを信じているという事実から出てくるのです。ほとんどの経済学者はそのことをわかっています。

    私は決して「これらは虚構だ。信じるのをやめようではないか」と言っているのではありません。もし信じることをやめれば、経済システム全体が崩壊します。そして他人同士はお互いに協力できなくなります。しかし、注意しなければならないのは、われわれは虚構の奴隷になるのではなく、虚構がわれわれのために機能するようにしなければならない、ということです。

    人間は長い時間の中で、目の前にあるものが現実なのか、それとも誰かが作ったストーリーなのか、区別する能力を失いました。結果、多くの人が、国家や会社や神という想像上のものに自分を捧げて戦争に行き、何百万人という人を殺戮したのです。こうした事態を回避するためには、まずは目の前にあるものが、現実か虚構なのかを区別し、その上で利用する方法を考えることです。 ー

    ジャレド・ダイヤモンド、ユヴァル・ノア・ハラリ、リンダ・グラットン、と重要な方々との対談集。
    コロナ前の作品だが、今読んでも十分にリアリティがある。

    信じているストーリー(虚構)の崩壊、あらゆる格差が生み出す社会的歪みと崩壊なんて、まさに今考えるべきテーマかと。

  • AIと人類との関係はどうあるべきか。4名の著名知識人が持論を述べる。技術者としてではなく、経営者的な観点からAIというものに興味がある方は是非とも読んで欲しい本。

  • ジャレド・ダイアモンド 銃・病原菌・鉄
    ユヴァル・ノア・ハラリ サピエンス全史
    リンダ・グラットン   LIFE SHIFT
    ダニエル・コーエン   経済成長という呪い
    ニック・ポストロム   AI万能時代
    などの本を読んでいない人で彼らに興味があれば、まずこの本スタートも良い。既に読んでいれば、読む必要はほとんどない。

全45件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

カリフォルニア大学ロサンゼルス校地理学教授
1937年ボストン生まれ。ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めるが、やがてその研究領域は進化生物学、鳥類学、人類生態学へと発展していく。カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学教授を経て、同校地理学教授。アメリカ科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー、アメリカ哲学協会会員。アメリカ国家科学賞、タイラー賞、コスモス賞、ピュリツァー賞など受賞多数。

「2020年 『危機と人類(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ジャレド・ダイアモンドの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジャレド・ダイア...
ヴィクトール・E...
トマ・ピケティ
ジャレド・ダイア...
リンダ グラット...
有効な右矢印 無効な右矢印

未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか (PHP新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×