作品紹介・あらすじ

リンダ・グラットン、ジャレド・ダイアモンドら世界の知の巨人は今何を考えているのか。AIから国際情勢、人生戦略まで、未来を見通す一冊。

感想・レビュー・書評

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  • やっと読了σ^_^;
    オムニバス形式でインタビューが続きます。

    ハラリさんの
    近い将来、「役立たず階級」が大量発生する
    という章はなかなかショッキングでしたね。
    AIが人の代替をした後の世界は今の教育では救えない。
    いや掬えない。

    それこそ学校教育ができてからは社会に出た後の実学を教えることができたと思います。
    でもAI後の未来は今誰も見通せないんですよね。

    ここに挙げられた「知の巨人」でもデストピアとユートピアが甲論乙駁するんですから。

    息子にAI好きやなあと言われます。
    でもこれからはAIがわかってないと生きていけない時代が来るでしょう。
    さあどうする…

  • 各叡智との対談形式の本。対談なので、各識者の主張根っことなる部分体系的に知ることはできない。なので、各識者の主張を別途よく理解したうえで読むのが良い本である。

    ジャレッドダイアモンド
    格差が現代の大問題。人同士の結び付きが異様に強いニューギニアなどの伝統社会に、教育や高齢者の取扱などについて学ぶことは多い。
    日本の人口減少はむしろ良いこと(資源が少ないからとのこと。均等に減少するのではなく、少子化でかつ地方で特に減少するから社会の構造を大きく変えないと対応できない というのが問題の本質だと思うのだが、具体な解決策や、良いこととする根拠の詳しい説明はなし。ただ、高齢者をもっと有効活用すべきとの意見はそのとおりと思う。)

    ユヴァルノアハラリ
    人類の作り出した虚構と現実をしっかり区別して、虚構のために苦しむのではなく、虚構を利用して幸福になるべき。それが虚構かどうかの区別は、それ自体が苦しみを感じるか否かで判断すれば良い(日本という国家は苦しまない など)。
    20世紀に最もうまく機能した民主主義は、テクノロジーの発展に伴う変化の激しさ、将来の不確かさの前に、現代の課題に対応できないという機能不全をもたらしているが、代替となる政治制度が出てきていないのが現状。
    テクノロジーの発展により、役立たず階級が大量に発生する。

    リンダグラットン
    人生100年時代が来て、これからは有形の資産以外に、変化できる性質や活力、生産性といった無形資産が高齢者にも必要になり、共働きで学び続けられる環境を維持していくべきとする。

    ニックボストロム
    AI専門家。AIの進歩は想定より早く、人類が敵わないレベルのスーパーインテリジェンスの実現は間違いなくやってくる。そこに向けて、技術の向上とともに、AIが人類全体のために働くような方向付けや、人類滅亡などの恐れがないように方向付けるためのしくみの研究も同時並行しなければ取り返しのつかないことになる と警告する。

    ダニエルコーエン
    テクノロジーの進歩が格差を生み、トップが総取りする状態を生み出した看破する。
    今後は、テクノロジーとの融合ではなく、テクノロジーを使いこなすことに力をいれるべきと主張する。

    その他
    北朝鮮問題や、アメリカの分断(基本はトランプ批判)など。

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/517587

  • <目次>
    プロローグ
    1ジャレド・ダイアモンド(銃・病原菌・鉄)
     資源を巡り、文明の崩壊が起きる
    2ユヴァル・ノア・ハリ(サピエンス全史)
     近い将来、役立たず階級が大量発生する
    3リンダ・グラットン(ライフシフト)
     人生100年時代、生き方は3つのステージからマルチステージへ
    4ニック・ボストロム(スーパーインテリジェンス、AI学者)
     AI万能時代が訪れ、働き方は根本的に変革する
    5ダニエル・コーエン(フランスの経済学者)
     テクノロジーは中流階級を豊かにしない
    6ウイリアム・J・ペリー(クリントン時代国防長官)
     北朝鮮は核開発をあきらめない
    7ジョーン・C・ウリアムス(労働問題)
     民主主義を揺るがすホワイトワーキングクラスという人々
    8ネル・アービン・ペインター(労働問題)
     アメリカは分極化の波にさらされている
    エピローグ

    「VOICE]などに掲載されたインタビューのまとめ本。
    おなじような本の「世界の未来」より、圧倒的にいい。
    各人の著名な著書を読まなくても、その内容くらいは
    分かるのか?というげすな考えはだめでした。
    語っていることが、本当に起る未来、とは思わないが、
    近いことではあろうと思う。

  • 大野和基さんがジャレド・ダイアモンドなど8人の有名人とやった対談集。
    やはりハラリさんが一番面白かった。

  • 国際ジャーナリストが、ジャレド・ダイアモンド、ユヴァル・ノア・ハラリ、リンダ・グラットン、ダニエル・コーエンほかの世界の知の巨人8人にインタビュー。
    AIと格差の未来の世界はどう見通せるのか。
    情報として参考になるが、鵜呑みにするのではなく、新たな情報をもって検証しながら自分で検証すべきものだと感じた。
    19-45

  • 最初の2人、ジャレド・ダイアモンド氏とユヴァル・ノア・ハラリ氏のインタビューが最も印象的だった。特にハラリ氏の論は、ほぼ同年代の自分にとって斬新な切り口ながらながら納得できる内容と感じられた。

    ・われわれはこの世にリアルに起きていることと、想像の中で作り出したストーリーを区別する能力を失いつつあります。
    ・われわれはパワーを獲得することには長けていますが、パワーを幸福に転換する方法はわかっていません。
    ・今は、三十年後の社会がまるっきりわからないのです。
    ・歴史から学べることは、油断してはならない、ということ。愚かさへの油断を防ぎつつ、叡智を信じる態度が戻られる。
    ・人生を生き抜く上では、絶えず新しいテクノロジーを学び続け、新しい経済状況・社会状況に対応しなければならない時代に入っています。しかしこれは、非常に難しい。なぜなら、人は本質的に変化を好まないからです。
    ・今日われわれが直面している重要な問題を扱うには、学問横断的なアプローチが不可欠となっているのです。


    全体として、インタビュー形式で論者からうまく言葉を引き出していると感心させられた。それぞれの著書を読む上でも要約として、言換えの表現として、あるいは背景を知ることで理解が深まる。

  • エピローグで語られている通り、各々が分野でのトップクラスの人のインタビューを読めるのがお得。
    こういう本でどういう主張をしている人達かを知って、興味を持てたら著書に手を伸ばすのが良い使い方なのかも。
    他のレビュワーさん達も書いている通り、入門書として適している。

    一方、中身の薄さもやや否めない。
    容量そのものの問題もあるけど、インタビュアーの腕の問題もあるのかも

  • そうそうたるメンバーなので期待していたのだが、内容が薄すぎて期待外れ

  • 知の巨人達の話は面白かったが,一方で以外と普通のことを考えているんだなと感じた.未来は基本わからないので,かもしれないとしか言えない.だったら僅かでもいいから未来を創れる人間になりたいと感じさせられた.

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著者プロフィール

ジャレド・ダイアモンド
1937年生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校。専門は進化生物学、生理学、生物地理学。1961年にケンブリッジ大学でPh.D.取得。著書に『銃・病原菌・鉄:一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎』でピュリッツァー賞。『文明崩壊:滅亡と存続の命運をわけるもの』(以上、草思社)など著書多数。

「2018年 『歴史は実験できるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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