• Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569841069

作品紹介・あらすじ

リンダ・グラットン、ジャレド・ダイアモンドら世界の知の巨人は今何を考えているのか。AIから国際情勢、人生戦略まで、未来を見通す一冊。

感想・レビュー・書評

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  • やっと読了σ^_^;
    オムニバス形式でインタビューが続きます。

    ハラリさんの
    近い将来、「役立たず階級」が大量発生する
    という章はなかなかショッキングでしたね。
    AIが人の代替をした後の世界は今の教育では救えない。
    いや掬えない。

    それこそ学校教育ができてからは社会に出た後の実学を教えることができたと思います。
    でもAI後の未来は今誰も見通せないんですよね。

    ここに挙げられた「知の巨人」でもデストピアとユートピアが甲論乙駁するんですから。

    息子にAI好きやなあと言われます。
    でもこれからはAIがわかってないと生きていけない時代が来るでしょう。
    さあどうする…

  • 何人かが短く書いているので
    読みやすいが、逆にもっとその人の考えを知りたくなる。つまり浅い気がしてしまう。

  • ●アメリカの多様性。アメリカの50の州はそれぞれ独自の権限を持っている。政府が行う政策の50通の実験場といってもいい。
    ●アメリカのノーベル賞受賞者は、人口比と不釣り合いなほどに移民が多い。彼らは科学的クリエイティビティーが突出しているのです。
    ●アメリカの対外援助は利他的な理由。新興感染症やテロリズム、移住を減少させる面において。
    ●伝統的社会で、例えば自分が飼っている豚が行方不明になったとします。その豚を持っている人が見つかったら、まず使者を送ります。伝統的社会では死ぬまでその人を相手にしなければならないため、完全な「敵」にしないように対処すると言う知恵が働くのです。とりあえず感情面をクリアにすることが最優先となります。紛争解決の素晴らしい側面だと思います。
    ●現実か虚構なのかを区別する方法。「対象とするものが、苦痛を味わうだろうか」と考えること。例えば国は苦痛を感じません。
    ●イスラエルと言えば戦争やテロのニュースを耳にするが、統計では戦争やテロ、犯罪で亡くなった人の数よりも自殺する人の方が多いのです。「人間は豊かになった、しかし幸せとは限らない」
    ●トランプが気候変動の問題を無視し、テクノロジーやAIについて全く話さなかったり否定的な態度を取ったりするのは、国家のレベルではこうしたグローバルな問題に対する答えがないことを理解しているからです。
    ●中東で戦争が行われるのは、石油を獲得すると言う「モノ」の奪い合い。一方先進国は知識経済だ。戦争をしても得るものが小さく、失うものが大きい。これが戦争に発展しない正当な理由。
    ● AIが代替えできない「第3の能力」は存在するのか?まだわかっていません。30年後の労働市場で何のスキルが必要なのかわからないので、何を教えるべきかがわからない。
    ●ベーシックインカムが成功したとしても、単に食料と住居を提供すれば良いのではなく、何らかの「人生の意味」も提供しなければなりません。
    ●今、臨床医の仕事の90%は診断が占めていますが、これはAIにとって変わられるでしょう。
    ●「結婚が良い取引ではない」と言う意識。男性にかかるプレッシャーが原因。一生自分が養わないといけないと言うプレッシャーは相当なものです。女性が働いていないと言うことで、最大の損失を被るのは男性なのです。
    ●カーツワイルの予測の間違い。人間がコンピューターに勝つためにコンピューターそのものになることではない。
    ●新しい医学は、早く死にすぎないようにするのが目的であって200歳まで生きることが目的ではない。
    ● 20世紀においてWASPは確かに自分たちの優越性を当然だと思っていた。しかし興味深い事に、2016年くらいから白人の間に「自分たちが犠牲者である」と言う意識が広がっていた。特に共和党の支持者が大半の人が「自分たちが差別されている」と思っている。

  • 考察が浅い

  • グローバルでベストセラーの著者たちがAIが押し寄せる中わたしたちに未来を忠告し、そこからどう解決していくのか、SDGs的な内容で読みやすいです。

  • 「苦痛はこの世でもっともリアルなものです。しかし国は苦痛を感じません。」ハラリ氏の金言

    国や企業はたまたイデオロギーごときに、人間が苦痛をうける馬鹿らしさ。

  • 2年前のインタビュー集だが、ジャレドは既に特定感染症への警告を発していたのが印象的だった。最後の論客が、アメリカは白人のほうが差別されている社会だ、との視点は目から鱗が落ちた。

  • 各学術界の著名人と著者である大野氏とのオムニバス形式の対談記事を1冊にまとめた当著。
    歴史学者であるハラリ氏が述べた「役立たず階級」というワードが大変印象的で、他の登壇者が述べたようにAIの台頭によって私達の仕事・生活・生き方が大きく様変わりするだろうという警鐘が伝わってきました。
    ダニエルコーエン氏が述べているように「ただ一生懸命に働けばよい」というのは単なる幻想で、リンダ・グラットン氏が提唱する「人生の目的」と「人生の意味」を組み合わせた、「積極的な選択」を自らしていくことが、これからの混迷を極める時代において重要となってくるのだと思いました。
    これは即ち、「生きたいように生きることが許される時代」でもあり、「積極的な選択」を好む人にとっては大変なメリットであり、一方で「消極的な生き方」、例えば誰かに依存して自らの意志決定を放棄する生き方を望む人には厳しい時代が待っていることを示唆している風に読み取れました。
    これからの10年・20年(もしかしたらすぐ目の前?)を思考するのにおすすめの一冊です。

  • ジャレド・ ダイヤモンド、ユヴァル・ノア・ハラリ氏などの著名人へのインタビューをまとめたもの。

    タイトルとの繋がりでいうと、AIによって格差が広がり、そこから新興感染症、テロリズム、移住問題などが起こるとのこと。格差は、貧しい国から裕福な国への移動を誘発して、それが感染症の拡散やテロの問題につながりかねない、ということらしい。(この辺り、何が原因で何が結果なのか、しっかり考えないといけないところ。)

    一方、野心を持った「他国民」の移民のおかげで、多様性を維持しているような気もするし、移民問題と言うのは複雑そうでまだまだ奥が深い。他の先進国は、移民があちこちから入ってくることで社会を変化させてきた一方、日本は移民が決定的な欠如しているのが際立った違い。

    だからこそ、国際協力による格差の是正は、自国のためにも必要と言うのは理解ができる。

    テクノロジーが社会を変えるのはある程度必然性があっても、それがどのように社会を変えるかは分からない。だからこそ、自分たちがどのように変えるか、というのを意思を持って進めていかねばならないのだろう。「未来は不確実であるが故に、実際に未来を形作っていくのは、未来への思考であり、思考から生まれる意思そのものである。」

    歴史的観点から見れば、テロリズムよりも気候変動の方が、人類の繁栄や生き残りにとってはるかに大きな課題、という部分は大局観を持たねばと考えさせられる。

    変化の時代、1つの分野に閉じこもらず、他の分野で何が起きているかを把握する、学問横断的なアプローチと、自分自身を環境に適応させる「変化への対応力」(変身資産)がこれからは一番重要。なるほど!変化ができる人とできない人との間で格差が広がる。なるほど。私は極端に環境の変化のない人生を歩んできたので…意識して変えねば、です。

    そして、世界がどんなに変わっても、変わらないことの1つが、女性が子供を産める年齢!

  • ダイアモンド、ハラリ、グラットンの三氏あたりは、それぞれ著書が有名だ。話題になっている本が、どんな感じなんだろうというガイドにもなるんじゃないかな。他の方々は知らない人も多かったけど、AIから北朝鮮、アメリカの政治状況など、新聞をにぎわす話題について、視点が得られたと思う。

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著者プロフィール

カリフォルニア大学ロサンゼルス校地理学教授
1937年ボストン生まれ。ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めるが、やがてその研究領域は進化生物学、鳥類学、人類生態学へと発展していく。カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学教授を経て、同校地理学教授。アメリカ科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー、アメリカ哲学協会会員。アメリカ国家科学賞、タイラー賞、コスモス賞、ピュリツァー賞など受賞多数。

「2020年 『危機と人類(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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