未来を読む AIと格差は世界を滅ぼす(「世界の知性」シリーズ) (PHP新書)
- PHP研究所 (2018年6月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569841069
感想・レビュー・書評
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知の巨人達の話は面白かったが,一方で以外と普通のことを考えているんだなと感じた.未来は基本わからないので,かもしれないとしか言えない.だったら僅かでもいいから未来を創れる人間になりたいと感じさせられた.
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著名な研究者や思想家のインタビュー。現在の時の人の、それぞれの考えが要約されている。
読み応えはないが、インスタントでわかりやすく手っ取り早い。
入門書として良い感じ。 -
人工知能と格差を主題にインタビューしたもの。ダイアモンド、ハラリ、コーエンがよかった。
民主主義は、人類が直面している難題を処理する能力を失いつつある。テクノロジーの進展によって経済や社会が変化するスピードが加速しているため、有権者も政治家も、世界で何が起きているのか、将来どうなるのかを理解することができなくなっているため(ハラリ)。
テクノロジーが多くの格差をもたらし、多くの人が取り残された。テクノロジーの直接の恩恵を受けている人の生産性は向上したが、その範囲は限られている(ダニエル・コーエン)。
ベーシックインカムは、何が不可欠でいくら必要なのかを決めるのが難しく、コンセンサスを得ることができない。また、すべての国は貿易でつながっており、発展途上国は単純労働に依存しているが、他国の労働者に払うべきかという問題もある(ハラリ)。 -
鋭い現状分析と未来予測にただただ圧倒される。特に、著名なダイヤモンド、ハラリ、グラットンの3氏の慧眼には身震いしてしまう。
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今の世界の動きや、学問の最先端のいいとこ取り。小論でも大事そうな視点。
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ジャレッド・ダイアモンド、ユヴァノル・ノア・ハラリ、ダニエル・コーエンがキレッキレ
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高名な各界の泰斗へのインタビュー集でその企画自体が売りもの。登場人物の著作への手引きにもなっている。ただ未来を読むにしては、話し手の年齢の高さが(年齢で人を見る事の愚が本文で話題に出るが)気にはなった。新しいものへの見方や態度は、世代によって自ずから違いが生じる面があるから、分野はともあれ、一世代若い人材を混ぜるとより面白かったと思う。
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「銃・病原菌・鉄」のジャレド・ダイアモンドなど八人の「知の巨人」とのインタビュー。「サピエンス全史」のユヴァル・ノア・ハラリは、近い将来「役立たず階級」が大量に発生すると言う。AIが進化すると今までの職業が無くなるからと。どうやって一般人は生きていったらいいのか?
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世界の識者にインタビューした本。ユヴァル・ノア・ハラリさんは気になる存在。