年金だけでも暮らせます 決定版・老後資産の守り方 (PHP新書)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569842059

作品紹介・あらすじ

「定年時に最低でも3,000万円の貯蓄が必要」。銀行や証券会社がそう強調し、私たちの気持ちを不安にさせる。一方で、老後を年金だけで暮らす「勝ち組」は意外に多い。その差は、正確な情報を持っているかどうか。実は、年金制度を効果的に活用し、できる限り出費を抑えれば、誰でも悠々自適な老後を送ることができる。本書では、知らないとソンする「老後資産の守り方」を大公開。これぞ、「人生100年時代」にバカを見ないための「お金」の新常識!

感想・レビュー・書評

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  • 文字通り、老後資産をどうするかについて書いた一冊。

    貯金がない状態で年金”だけ”で暮らすのは中々難しいものの、年金があることでかなりの部分カバーできることが分かった。

  • 企業年金連合会だ、付加年金だ、ワードとしては知っていたものの、どんな効果や意味合いがあるのかと思っていたことを平易に記載されてて助かります。実際、自身が年金生活となる時代にどうなっているかとかは、時代によるってもんになるんでしょうけど、一つ今だとこうなんだよってのが書かれてます。今、一読が必要と感じました。

  • 年金はやっぱり難しいけど、本書は分かりやすく説明してくれている。
    保険は減らそう減らそうと思っていても、いざ更新の時になると不安になってなかなか減らせないもの。
    今入ってる収入保障特約なんかは、結構高いのだがホントに必要なのか検討しなければ。
    いざという時は障害年金なんかもあるし、貯蓄の額と相対的に考える必要あり。

  • リスク0でお得に暮らす 年金生活の新常識

    資産の健全化は「見える化」 から始める
    失敗しない!介護のプロ「ケアマネ」の選び方

    将来もらえる年金額を今すぐ 把握する
    いざという時に役立つ年金 の隠れ機能
    やっぱり 投資は してはいけない  金融機関が勧める商品は安心安全か  分散 投資のリスク
    膨らむ 介護 医療費のお悩み解決法  介護の お金はどれくらいかかるか  老後の医療費はどれくらいかかるか  これから日本の介護環境は 激変する

  • 時々メモを取りながら一気読みする。
    老後の心配をしているなら
    コツコツ貯金...
    その裏付データが載っている。
    保険会社にお踊らされ金融窓口で踊らされ...
    勉強になりました。

    資産の一覧表を作る
    一ヶ月の収支を「キチンと」把握する。
    この二つもやってみて凄く良かった!


  • 読みやすく、わかりやすかった。ためになった。

  • ●年金が「破綻」しない本当の理由

    ①年金は、今すぐ全額支払うものではない

    ②破綻しそうになれば、政府が助ける
    2018年11月現在、老齢基礎年金は、40年加入した場合には月に約65,000円もらいますが、この半分は、国庫から出ている。
    実は、以前はこの国庫負担の割合は3分の1だったのですが、2004年の法改正で国庫負担分の引き上げが決まり、2009年から2分の1に増えています。
    将来的に年金財政がさらに悪化すれば、国庫負担分が、3分の2、4分の3と引き上げられていく可能性は十分考えられます。つまり、年金が破綻せずに延命する可能性も高まっていくというわけです。

    ③破綻しないための様々なテクニックがある
    (1)保険料を上げる
    厚生年金が2004年10月から2017年まで、保険料率を毎年0.354%ずつ引き上げ、13.934%から18.3%に上がっています。年収5,000,000円の人なら、この間に年間約120,000円の保険料負担増になっている。
    国民年金保険料は、2005年4月から2017年まで毎年280円ずつ値上げして月一万3300円の保険料が月1万6900円えと上がり、年間43,200円の負担増となりました。
    (2)給付額を減らす
    「マクロ経済スライド」の導入で、物価が上がっても年金がそれほど上がらない仕組みができた。
    賃金が下がったら年金も下がると言う、いわゆる「年金カット法案」が成立した。これによって国民年金なら年間約40,000円、厚生年金なら年間約142,000円減ると言われている。
    (3)支給開始年齢を引き上げる
    (4)公的年金の加入者を増やす

    ●「まとめ払い」で、国民年金は安くなる
    口座振替で2年分をまとめて支払うと、15,650円安くなる。

    ●「付加年金」は、2年で元が取れて、後は一生楽できる

  • 読んでいると知識が整理される

  • 付加年金について知れただけで充分。

  • この本は65歳(せいぜい五十代後半)以上で、40年以上国民年金は勿論、厚生年金(プラス企業年金)を払い続けた人達向けに、「じたばたしなくても、つつましく暮らせば大丈夫ですよ」と安心させる為にまとめた本だと感じた。

    そもそも上記条件に当てはまる人は少数で、それ以降の世代は益々年金だけでは暮らせない人の比率が増えて来る。

    投資は必要不可欠とは思わないが、稼げる時に稼ぎ、適度に貯め、リテラシーを身に付け、健康寿命一杯まで働き続ける覚悟を持ち、健康を維持する様務める事が古今東西問わず家計の安定に必要な事だと思う。

    ライフ住吉店書籍コーナーにて購入。

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著者プロフィール

1954年長野県生まれ。経済ジャーナリスト。難しい経済と複雑なお金の仕組みを、わかりやすく解説することに定評がある。一貫して庶民の視点で、生活に根差した独自の家計論を展開。多くの雑誌に連載を持ち、テレビ番組のコメンテーターらラジオ出演も多い。

「2016年 『荻原博子のやさしい家計簿2017』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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