- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569845784
作品紹介・あらすじ
ベストセラー『寺院消滅』『仏教抹殺』の著者による初めての「ビジネス×仏教本」爆誕! “知らないと恥ずかしい”仏教の背景がまるわかり&仕事の悩みが一気に解決。
感想・レビュー・書評
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仏教に限らず、すべての宗教は俗世にどっぷり浸かっている人間にとっては敷居が高いですが、この本のように日常にありそうなことと関連づけて説明してくれると理解が進みます。ニーチェやケインズを引用するなど、著者も思考の幅を広くとっていらっしゃるようにお見受けいたします。
宗教とは本来、よりよく生きるための道しるべのはず。その意味でとてもよい書籍だと思います。おススメです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
座禅や写経など仏教ワールドに足を踏み入れる人は年々増えている気がするが、根底にある思想、哲学を生活に取り入れるにはなかなか敷居が高いのではないだろうか。本書は、著者自身の長年の会社員経験を生かして、職場での様々なぶつかり合い、矛盾、葛藤などを、どう生き抜くか、社会人生活における知恵としての仏教を具体的に紹介してくれている。引き合いに出しているニュースは直近のものが多く、また職場での葛藤も共感しやすい。
漫然と仏教思想を並べても、当たり前の理想論抽象論にしかならないが、自分が具体的にどう解釈し、内省するかなど、よりリアルに関わっていくことができる作りになっている。
欲を言うと、ここまで分かりやすい仕上がりなら、読者に考えさせる「良質な問い」もビシバシ投げかけてほしかった。 -
元ジャーナリストとしてビジネスの世界を生きた後に僧侶になるという変わった経歴のお坊さんが書いた仏教の本。
確かにタメになる話は多いのだが、ちょっと読んでいてモヤっとするところもあった。
多分、人の価値観は無限のはずなのに、本書の中で「正解の価値観」を設定されていると感じた事だろう。
でも、いいなと思った部分はあり。。
・5欲を完全に抑制することは不可能。小欲知足の中道を旨とするべし。
・無罪の七施「眼施」「和顔悦色施」「言辞施」「身施」「心施」「床座施」「房舎施」
・私は常に変化し続け、絶対に正しい自分など存在しない -
仏教用語をわかりやすく今のニュースとともに説明した一冊
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歳を重ねるに連れ、これまで以上に心穏やかに過ごしたい、人の欲望とはなんなのかを知りたくて、哲学や宗教に興味が出てきた今日この頃。仏教の入門編としてはとてもいい一冊。ビジネスに絡めて書いてあるのでイメージしやすく、とてもよく理解できた。つぎはもう少し難しいものにチャレンジしてみよう。
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お釈迦様は最高ですね
昔も今も人間の悩みは同じ -
仏教の教えの軸の部分を分かりやすい文体で解説した一冊。
ビジネスにということになっているが、もっと大きく人生訓です。
ここから深掘りしていければ。 -
①非難されない者はいない
『沈黙しているものも非難され、多くを語るものも非難され、少し語るものも非難される。
世に非難されないものはいない』
②縁起は「偶然」ではない
縁起とは「この世のすべては原因と結果があって生まれている」という考え方。
そのため、私たちのよく使う「四葉のクローバーを(偶然)見つけたから縁起がよい」というのは本来の意味からすると誤用。 -
ビジネスとしてののタイトルだったので、仏教を体系的に記載されている部分があるかと思い読みましたが、仏教の教えの本でした。
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ビジネスシーンで使える、仏教の教えを解説。
【小欲知足】欲張らず今の状況に満足すること
【中道】極端な事をせず、バランス良く生活を送ること
【縁起】物事は複数の関係性で成り立つ
こういった仏教用語の意味がよくわかります。
仏教の知識は生活の中で取り入れると良いなと感じました。