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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784569850641
作品紹介・あらすじ
2022年本屋大賞2位
2021年本屋大賞2位『お探し物は図書室まで』の著者、新境地にして勝負作!
メルボルンの若手画家が描いた一枚の「絵画(エスキース)」。
日本へ渡って三十数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく――。
二度読み必至! 仕掛けに満ちた傑作連作短篇。
●一章 金魚とカワセミ
メルボルンに留学中の女子大生・レイは、現地に住む日系人・ブーと恋に落ちる。彼らは「期間限定の恋人」として付き合い始めるが……。
●二章 東京タワーとアーツ・センター
30歳の額職人・空知は、淡々と仕事をこなす毎日に迷いを感じていた。そんなとき、「エスキース」というタイトルの絵画に出会い……。
●三章 トマトジュースとバタフライピー
漫画家タカシマの、かつてのアシスタント・砂川が、「ウルトラ・マンガ大賞」を受賞した。雑誌の対談企画のため、二人は久しぶりに顔を合わせるが……。
●四章 赤鬼と青鬼
パニック障害が発症し休暇をとることになった51歳の茜。そんなとき、元恋人の蒼から連絡がきて……。
感想・レビュー・書評
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あなたは、『エスキース』という言葉を知っているでしょうか?
世の中のたいていのものはいきなりそのものが作り上げられるわけではありません。建物なら設計図が必要です。いきなり、柱を建て始めて家ができるわけではありません。また、漫画の場合にはネームというものの存在があります。そこから作品の魅力が垣間見えるというネーム。完成したものだけしか目にすることのない私たちには存在すら知ることのできないものたちが多数あることがわかります。
では、絵画を描くのにその元になるようなものはあるのでしょうか?それこそが、質問の答え=『エスキース』です。『いったんイメージを落とし込んで、それを元にあらためて新しく本番を描く』という『エスキース』。やはり、この存在も普通には私たちが目にすることはないと思います。では、そんな『エスキース』を見ることはできないのでしょうか?
さてここに、絵画の『下絵』にすぎないはずの『エスキース』に光を当てた物語があります。『髪の長い女の肖像画』というその絵画は『赤と青の絵の具だけを使って描かれているようで、髪の陰が紫色のグラデーションになって』います。この作品は、四つの物語がそれぞれの世界観を形作る物語。そんな物語を『エスキース』という『一枚の絵』が繋いでいく物語。そしてそれは、”ああ、いい本だ”という幸福感に満たされた読後があなたを待つ、人のあたたかさを感じる物語です。
『絵のモデルをやってくれないか』、『俺の友達に画家の卵がいるんだけど、レイの写真を見せたら描きたいって』と彼から言われて驚くのは主人公のレイ。『みんなから「ブー」と呼ばれ』、『その愛称を気に入っている』彼は『モデルなんて、やったことない』と躊躇するレイに『ただ座ってればいいんだよ。来週の半ばに、一日だけどうかな…もう日にちがないし』と話します。『交換留学生としてメルボルンに降り立ったのは、去年の一月下旬』というレイは『まるっと一年間、ここで過ごし』、『来週末、日本に帰る』ことが決まっています。『一日だけ頼むよ。エスキースだけでいいって言ってるから』という『聞きなれない言葉』について尋ねると『下絵のこと。本番を描く前に、構図を取るデッサンみたいなものだよ』と『屈託のない、朗らかな声』で続けるブー。やむなく了承したレイに、『ジャック・ジャクソンっていうんだ』と絵描きのことを説明するブーの顔を見て『私はあと何度、この顔を見ることができるのだろう』と思うレイ。『ブーと知り合ったのは、去年の三月のはじめ』だったと過去を振り返るレイは『免税店でアルバイトをして』いました。そんなある日、『ユリさんという日本人の先輩とシフトが一緒になった』レイは『公園でバーベキューやるんだ』と誘われます。『メルボルンに来てから一ヵ月が過ぎ』たものの『友達のひとりもできなかった』レイは『大学の授業で』『週末の出来事をスピーチするという』課題があったことを思い出し参加を決めます。『明るい色の服で来なよ』と言われ、経済的に余裕はないながらも『十ドルの赤い半袖のコットンブラウス』を買って出かけたレイ。しかし、『早口でオーストラリア訛りの英語は聞き取れ』ない中に、結局、『ひとりになってしまった』レイ。そんなところに『のんびりした日本語』で話しかけられたレイが振り返ると『長い前髪』、『耳にはピアスの輪』、『だぶだぶのオーバーオールの肩紐を片方だけ外し』たブーという愛称の男性がいました。『一歳のとき』に永住権を取った両親に連れられてきたというブーは『グラフィックの勉強をしている』と話します。そんなところに『ポニーテールの女の子が通りかかり』、『なにナンパしてんの』とブーに声をかけます。そして、『この人、手が早いから気を付けたほうがいいよ』とレイに忠告するとその場を離れていきました。一方で、『いいとき連絡して』と『電話番号を書きつけ』たメモをブーから手渡されたレイ。しばらくしてそんなメモのことを忘れてしまっていたレイでしたが、『学校でビクトリア国立美術館の割引券』をもらったことでブーのことを思い出します。そして、ブーを誘い一緒の時間を過ごしたレイは、『その日の帰り、次に会う約束をし』、『次に会った帰りには、またその次の』約束をするなど関係が深まっていきます。そんな『三度目に会った帰り道』、『俺、レイのこと好きだよ。一緒にいたい』と言われたレイ。『私は一年もしないうちに帰らなくてはいけない』という未来を思い『どう返そうか』戸惑うレイに、『期限つきっていうのは、どう?』、『レイが日本に帰る日までの期間限定で…』と明るく言うブー。それに、『いいよ。期間限定なら』と返したレイ。『エンドマークの位置が決まっている関係。上映終了時刻がわかっている映画』のようなイメージに、『それがちょうどいい温度のような気がした』というレイ。そして、始まった二人の関係の先に、『絵のモデル』としてアトリエにやってきたレイに、『きれいな色の服だね』とジャックが声をかけます。『私があの日もこのブラウスを着ていたことを、ブーは覚えているだろうか』と思うレイ。メルボルンで出会ったレイとブーの一年が描かれていきます…という最初の短編〈一章 金魚とカワセミ〉。連作短編の冒頭を飾る唯一メルボルンを舞台にした印象深い好編でした。
“メルボルンの若手画家が描いた一枚の「絵画(エスキース)」。日本へ渡って三十数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく ー。 二度読み必至!仕掛けに満ちた傑作連作短篇”と内容紹介にうたわれるこの作品。本屋大賞2022で第二位を獲得した青山美智子さんの代表作の一つです。私が青山美智子さんの作品に初めて出会ったのは2020年に読んだ「お探し物は図書室まで」です。短編と短編の間に張り巡らされた伏線の数々が五つの短編を一つに編み上げていく絶妙な構成が光るその作品は、前を向いていく主人公たちの姿に、熱いものが何度もこみ上げてきました。それ以降、青山さんの大ファンになった私でしたが、三冊ワンセットでしか読むことができない自分自身の制約からこの作品を読みたくても読めない状況が続いてきました。ようやく今月刊行の新作のお陰でこの作品も手にすることができた私。そこには、期待に違わない青山さんの感動世界が広がっていました。
そんなこの作品は青山さんが編集者さんから”モノが斜めに動くような小説を書きませんか?”と提案されたことが起点になって生まれたようです。その”モノ”を『絵』にして、”一枚の絵が、いろんな時代といろんな人々をめぐっていく物語にしましょう”とアイデアを固められた青山さん。そんな先に出来上がったこの作品には『一枚の絵』をさまざまな方向から見る場面が全編に散りばめられています。『絵』が好きです、という方は多々いらっしゃると思いますが、絵が好きな人だけでなく、『絵』の裏側にあるさまざまな点に光を当てていくところ、これがこの作品の大きな見どころを作っていきます。まずは、書名にもなっている『エスキース』です。本文中にはその言葉がこんな風に説明されています。
『エスキースって、下絵のことです。いったんイメージを落とし込んで、それを元にあらためて新しく本番を描くんです』。
なるほど、『下絵』をそんな風に言うんだということがこの説明だけでもよく分かりますが、この作品には、作品全体の中でも重要な位置付けになるレイを描いた『エスキース』について、それを描いたジャック本人が説明する場面があります。
『エスキースは、そのとっかかりでね。何をどんなふうに表現したいのか、自分の中にある漠然としたものを描きとめて、少し具体的にするんだ。本番じゃないから、誰に見せるわけでもないし何度描き直したっていい。自由なところがすごくいい』。
画家本人が語る『エスキース』はさらに具体性を帯びます。本人がそれをどのように捉えているのか、どのように位置付けているのかがよく伝わってきます。そして、ジャックが『エスキース』を描き始める瞬間の貴重な場面がレイ視点で描写されてもいます。
・『ジャックは画用紙と私を交互に見ながら、イーゼルの前で指をすべらすような所作をした。そして鉛筆よりもうんと細い真っ黒なスティックを、私に向けて縦にしたり横にしたりしている』というジャックに『いろんなことするのね』と訊くレイ
↓
・『構図を考えてるんだ。君をどれくらいの大きさに、どんなふうに紙にのせようかって。実際に描く前に、イメージの中で遊ぶのが好きなんだ』と返すジャックはこんな一言を付け加えます。
↓
・『たぶん、このときが一番、頭の中で完璧な傑作が出来上がってる』、『でもね、描いているうちに、自分でも予想できないことが起きるんだ。筆が勝手に動いたり、偶発的な芸術が生まれたり…』。
物語では、そんな先に絵を描いていくジャックの姿だけでなく、アトリエに付き添うブーの姿も描かれていきます。そこには『期間限定』で付き合い始めた二人に迫り来る終わりの瞬間へのカウントダウンが始まってもいます。そんな独特な空気感の中に描かれていく『エスキース』。物語全体に重要な意味を持つレイを描いた『エスキース』が読者の中に強く印象付けられていくとても素敵な場面だと思いました。
そして、この作品では、『一枚の絵』というものについて、『絵』そのもの以外にも目を向けていくのも特徴の一つです。そのひとつが『額縁』です。美術館に掲げられた有名な絵画には立派な『額縁』が必ず付けられています。
『ルノワール、ピカソ、モディリアーニ…。巨匠たちの作品によっては、描かれたときから今もなお、ずっと同じ額縁が使われているものもあるという』。
『百年近い時を越え、たくさんの国を越え、もしかしたらこれから先もずっと、はるかな長い旅を共にする絵と額』を見て『とてつもないロマンだ』と感じる主人公視点の物語もこの作品には収録されています。『その絵にぴったり合う最高の額縁を自分の手で生み出すことができるのだ』という『額職人』の”お仕事”を垣間見ることもできるこの作品。他にも『画商って、野蛮なんですか』と『画商』という絵画を取り扱う”お仕事”を見る視点など、とにかくこの作品には『一枚の絵』というものの背景にあるさまざまな人たちの存在をも浮かび上がらせます。『一枚の絵』を取り上げたこの作品、そこに込められた青山さんの細やかな、それでいてどこまでもあたたかい眼差しを感じられるこの作品、もうこれだけでもこの作品の虜になりそうです。
そんなこの作品は〈プロローグ〉と〈エピローグ〉に挟まれた四つの短編が連作短編を構成しています。青山さんと言えば連作短編の名手と言って良いほどに連作短編という器を巧みに用いた作品展開をされる方です。上記した通り、この作品は『一枚の絵』が四つの短編を鮮やかに繋いでいきます。そして、その結末には、えっ!と驚く他ない仕掛けが施されてもいます。しかし、その一方で、それぞれの短編自体でも十分成り立つほどに物語は上手く組み立てられています。では、そんな四つの短編を簡単にご紹介しておきましょう。
・〈一章 金魚とカワセミ〉: 『交換留学生としてメルボルンに降り立』つも『友達のひとりもできな』いと、一人の時間を送る主人公のレイ。そんなレイはバイト先のユリの誘いでバーベキューの集まりに参加したことで、ブーという一歳から現地で暮らす男性と知り合います。そして、『期間限定』で付き合い始めた二人でしたが、レイの帰国が近づいてきたある日、ブーから絵のモデルを依頼されます。そして、ジャックという『画家の卵』のアトリエに立つレイには、さまざまな想いが去来します。
・〈二章 東京タワーとアート・センター〉: 『主に画商や画家向けに額縁の製造や販売を行っている』という『アルブル工房』で働き始めて八年になるのは主人公の空知(そらち)。『決まりきった既製品』の発注が大半の中、『絵や画家と一緒に最初から最後までじっくり額作りに向き合うなんて経験はぜんぜんできな』いという中に工房を構える村崎の下で経験を積んでいく空知。そんなある日、付き合いのある『円城寺画廊』から『秋口に開催される展示イベントのため』に五点の『額装』の依頼が入ります。
・〈三章 トマトジュースとバタフライピー〉: 『ウルトラ・マンガ大賞、おめでとう!』、『愛弟子のご活躍、おめでとうございます』と『各方面から届く祝福のメール』にお礼を返す主人公のタカシマ剣。『アシスタントをしていた砂川凌』が『漫画界ではかなり注目されている』『ウルトラ・マンガ大賞を受賞した』ことで、師匠との対談企画が組まれ指定された喫茶店へと向かうタカシマは自身が店員に気づかれないことに『そこそこ売れてるシリーズの作者なんですけど』と複雑な思いに囚われます。そこに現れた砂川は…。
・〈四章 赤鬼と青鬼〉: 『都内の輸入雑貨店「リリアル」で働き始めて一年半』というのは『五十歳での転職』を果たした主人公の茜。『仕入れも少し任せてもらえるようになった』という茜は、『イギリスに買い付けに行ってみない?』とオーナーから言われます。そんな中、『パスポートを置いてきてしまった』と一年前に出た『彼と暮らしていたふたりの部屋』を思い出します。取りに行かねばと思う茜は、一方で『バクッと大きく振動する心臓。激しい動悸』に苦しめられる日々を送っています。そんな中に彼に再会する茜は…。
四つの物語は、〈一章 金魚とカワセミ〉のみメルボルンが舞台、他は日本国内が舞台となっています。ワーキング・ホリデーのあと新聞記者としてオーストラリアに滞在された経験をお持ちの青山さんは、「木曜日はココアを」、「月曜日の抹茶カフェ」でも作品中にオーストラリアを登場させていらっしゃいます。このあたりご自身のアイデンティティの一部と捉えていらっしゃるのかなとも感じますが、流石に単なる旅行でなく滞在されていらした目による現地の描写はとてもリアルです。一方で、上記した四つの短編は主人公の年齢や境遇、そして背景となる舞台も全く異なります。上記した概要だけではこれらの物語が連作短編としてどのように結びついていくのか想像だに出来ません。これを、鮮やかに一つの物語に繋いでいくのが青山さんの魔法です。その一つには、この作品の構想段階にある通り『一枚の絵』が全ての作品に登場するということがあります。それは”一枚の絵が、いろんな時代といろんな人々をめぐっていく物語にしましょう”という青山さんの意図通りとも言えます。ここまでなら緩やかに繋がる連作短編というレベルです。しかし、この作品の作者は青山美智子さんなのです。こんな一見バラバラな物語が、えっ!ええっ!えええーっ!と一つに繋がっていく物語に隠されていたまさかの真実が〈四章 赤鬼と青鬼〉の最後の四行から「エピローグ〉にわたって明かされていきます。これはもう、鳥肌ものの展開です。そして、そこに無理やり繋いだ感が全くないのが青山さんの凄いところ。これ以上触れることはこれから読まれるみなさんの楽しみを奪いかねないのでこの辺りにしたいと思いますが、連作短編の仕上がりの凄さとともに、読んで良かった!というあたたかい、とてもあたたかい感情に包まれるのも青山さんの作品ならではです。何度もこみ上げてくるあたたかい感情に胸がいっぱいになっていく、安心の青山印に保証された素晴らしい物語がここには紡がれていました。
『彼と一緒に過ごすようになってから、見える景色がどんどん変わっていくのを私は不思議な想いで眺めていた』。
バーベキューの場での偶然の出会いから始まったブーとの『期間限定』の恋。そんな恋の結末にレイを描いた『一枚の絵』=『エスキース』が四つの物語を鮮やかに繋いでいくこの作品。そこには、青山さんならではの連作短編の妙に魅せられる物語がありました。『赤』と『青』という二つの色にこだわった物語作りに魅せられるこの作品。『言葉にならない想いが、涙に混じってあふれてくる』という物語にこみ上げてくるものを抑えられなくなるこの作品。
なんてあたたかい物語なんだろう、青山美智子さんという作家さんの紡ぎ出される作品世界に心満たされる絶品だと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本てお取寄せグルメに
似ていると思うのです。
噂に惹かれ取り寄せて
みる。ワクワクです♪
あ、ほんとだ!これは
美味しい!ということ
もあれば、
うーん、期待していた
ほどではないかも、と
いうことも。
その差は実に紙一重で、
その時の気分や体調に
簡単に左右されます。
そして満腹の状態では
天下の逸品も形なし。
空腹に勝る美味はなし
と言いますが、
美味しい食事を求める
なら美食を探すよりも
腹を空かせるべしと。
ということは、大きな
感動を求めるならば、
読書の量をセーブして
活字に飢えるべしと?
いえいえ美食家もとい
一読書家として、
なにはともあれ日本中
の、いえ世界中の美食、
もとい名作を味わって
みたいのです。
いえ、名作なんかじゃ
なくファストフード的
な一品でも大歓迎です。
なんて、連々とたわい
なきことを書きつらね
ましたが、
私はいま酔っぱらって
おります・・・
その点は本書の名誉の
ために強調してお伝え
したく。
あー1ミリもレビュー
になってませんね・・・
スミマセン反省です(汗-
あー、分かる気がします!笑笑
みんながめちゃくちゃ高レビューしてて、めちゃくちゃワクワクして手元にきたのに…あれれ??私に全然響かんっ!!時...あー、分かる気がします!笑笑
みんながめちゃくちゃ高レビューしてて、めちゃくちゃワクワクして手元にきたのに…あれれ??私に全然響かんっ!!時間無駄にしたっ!!…という1冊。
私もよくあります。
でもさ。それが感性で、それでいいんですよね。きっと。
ブクログでみんなのレビューを見ることで「そんな受け取り方もあるんだな」って思うことも含めて、いろいろ感性を刺激してくれるのが読書ですもんね♩
お互い懲りずにこれからも高レビューの本にも手を出し、感動したりがっかりしながら読書を楽しみましょ!
ちなみに私、この本は好き本でしたぁ♡2024/02/11 -
コルベットさん、いつもレビュー楽しませていただいてます。
そしてjamさんにも。感性って、それぞれですもんね。
皆さんのレビューに一喜一憂し...コルベットさん、いつもレビュー楽しませていただいてます。
そしてjamさんにも。感性って、それぞれですもんね。
皆さんのレビューに一喜一憂しながら、いろんな本にであっていきたいですね2024/02/11 -
jamさん、ひまわりさん、いつもありがとうございます(._.) ちょっと食傷気味のところで読んでしまったというか。それに、プライベートでちょ...jamさん、ひまわりさん、いつもありがとうございます(._.) ちょっと食傷気味のところで読んでしまったというか。それに、プライベートでちょっと嫌なこともあって、ますます内容が入ってこなかったんですよね。もともと感性が合わなかった、ということもおおいにあると思います。感性って、たしかにそれぞれですもんね。これに懲りずにまた読書を楽しんでいきたいと思います♡ お二人のおかげで少し元気が出てきました_(._.)_2024/02/11
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人と人が交わる不思議。それぞれの背景があり、思いがある。重なることも、離れることも。同じ時を生きていることの意味。一つの絵画がそれぞれの人生を豊かにした。
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大人な小説だったなぁ。
青山美智子さんは、コミカルなお話しか読んだことがなかったので、いい意味で裏切られました。
一枚の絵が関わっている様々なお話の連作短編集。
第一章の若い恋人たちの切ない瞳の揺らぎにも、もう読んでいてドキューンときてしまいましたが、なんといっても第四章の50代の元カレ元カノのお話が心に響き過ぎます。
この小説は若い人よりも、体も心もちょっと疲れてきちゃった人たちにぜひ読んでもらいたい!
色々疲れちゃってる私は‥‥もう、もう、何度涙腺が崩壊したことか。
そして、さすが連作短編集の女王青山美智子!今回の繋がりはアッパレ過ぎます!
温かい涙を流したのも束の間、あれとこれがこう繋がっている?と分かった瞬間、涙を拭き拭き、一気に最後まで読み切りました。
あー、とっても面白かった!
いい意味での裏切り。これからも青山美智子さんから目が離せません。-
こっとんさん
こんばんは!
本屋大賞で話題のこちらの作品、やはり素敵な作品なんですね~
タイトルから物語の内容が掴みにくいため、分かりやす...こっとんさん
こんばんは!
本屋大賞で話題のこちらの作品、やはり素敵な作品なんですね~
タイトルから物語の内容が掴みにくいため、分かりやすいレビューで教えてくださりありがたいです!!
50代の恋愛の章があるとのこと、俄然興味がわきました!!
スモールワールズといいこちらの作品といい、今回は連絡短編集が多く選ばれたんですね。2022/04/15 -
naonaonao16gさん、こんばんは!
そうなのです。若い頃とはまた違った落ち着いた、しっとりとした関係が描かれていて、あ〜大人の世界だ...naonaonao16gさん、こんばんは!
そうなのです。若い頃とはまた違った落ち着いた、しっとりとした関係が描かれていて、あ〜大人の世界だなぁと感じてしまいました。2022/04/15 -
いいですね~
ドラマとかだと若い子向けはキュンしかなく、歳重ねると不倫ものしかないので笑
本などで触れる絶妙な関係性の恋愛小説は本当にグッと...いいですね~
ドラマとかだと若い子向けはキュンしかなく、歳重ねると不倫ものしかないので笑
本などで触れる絶妙な関係性の恋愛小説は本当にグッとくるものがあります!
素敵なレビューでした^^
ありがとうございます!!2022/04/15
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まさか、こうくる話とは予想もしませんでした。
第一章はオーストラリアで出逢った21歳の日本人のカップルのブーとレイ。
交換留学生としてやってきたレイに現地で暮らしていたブーは「期間限定での付き合いをしよう」と言い、レイもそれを受け容れ、ジャック・ジャクソンというブーの友人の若い画家を訪ね、レイの肖像画を描いてもらいレイは涙の帰国をします。
赤いブラウスを着て青い鳥のブローチを付けたレイの肖像画は「エスキース」と呼ばれます。
第二章と第三章は「エスキース」は出てくるものの、一見、全然違う話になったのかと思いました。
第四章ですべての話が繋がっていたのだとわかりました。
茜がオーナーのユリさんに、51歳にしてパニック障害になり「生き延びなさい」と忠告されるところは、私も体が丈夫でないので、心に染みました。
ユリさん曰く「人生は何度でもあるけど、それを経験できるこの体はひとつしかないのよね。だから長持ちさせなきゃ」
そして、この作品を全部つないでいたのは紛れもなく、ジャック・ジャクソンの描いた「エスキース」でした。
どんな風につないでいたのかは、読まれてみてください。-
こんばんは★まことさん
遅くに失礼します。
赤と青とエスキース、お読みになったのですね!いいなあ~
でも、ごめんなさい(>_<)
私は内容...こんばんは★まことさん
遅くに失礼します。
赤と青とエスキース、お読みになったのですね!いいなあ~
でも、ごめんなさい(>_<)
私は内容を楽しみにしているので、レビューを読ませて頂くことができません。
楽しみにしたいです。
これからもよろしく
(@^▽^@)2021/12/12 -
ゆうママさん。おはようございます。
ゆうママさんはこれからお読みになられるのですね!
青山美智子さんの本たくさん読んでいらっしゃいま...ゆうママさん。おはようございます。
ゆうママさんはこれからお読みになられるのですね!
青山美智子さんの本たくさん読んでいらっしゃいますね。
私はこれが『鎌倉うずまき案内所』に続きまだ2冊目です。
図書館に早めに予約したので、予約2番目に借りられました。
ゆうママさんも楽しまれてください。
こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします(*^^*)2021/12/12
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大切な本と出会えました。
とても幸せな時間を過ごせて、読み終えてもその余韻が続く素敵な本でした。
エスキースは下絵の意味ですが、私には希望や自由という意味を感じることができました。
下絵はこれからどんなものにも変わっていくし、さまざまな出来事がより深みを増していくきっかけにもなります。
歳を重ねても、人生や人との縁は未来に向かって希望あるものでありたいと感じさせてくれた一冊です。-
shi- ◡̈さんコメントありがとうございます。
自分の人生だから何歳になってもエスキースから始められるし、その先には希望と自由があるんだ...shi- ◡̈さんコメントありがとうございます。
自分の人生だから何歳になってもエスキースから始められるし、その先には希望と自由があるんだなって、勇気をもらえましたよ2025/03/27 -
2025/06/22
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Audibleにて。
わぁ〜良かったな〜。
どの章も面白かったけど、エピローグで完全に心を掴まれた。
読み終わってから表紙を見ると更に素敵!!
青山美智子さん初読み。
読みやすくて優しくて、読後に自然と幸せな気持ちになってとても良かった!!
没入してあっという間に読み終わってしまった。
登場人物全員のことが好きになる作品って、今まで出会ったことがなかったかも。
こんなに素敵な気持ちにしてくれる読書も良いもんだなぁ。
最近自分の読書に対する変化に驚いている。
1年前までほぼミステリーしか読めなかった。
実はこの本も1年前に読んだ時は途中で断念した。
殺人が起きても起きなくても人間の心理部分が好きなんだ、と気が付いてからは不思議とミステリー以外でも楽しめるようになってきた。
気が乗らなくても強制的に進んでくれるAudibleの力も大きい。
私の狭い狭い読書の幅が少しだけ広くなったのがすごく嬉しい!
歴史小説、ハードボイルドなどまだまだ読めないジャンルもたくさんあるけど。
紙の本ではミステリー、Audibleでは色んなジャンルにチャレンジしたい。
ミステリ以外は全くわからないので、ブク友さん達の本棚がとても参考になりますm(_ _)m-
青山さんにハズレなしです!知らんけど。
オーディブルとかいう武器使ってどんどん行きましょう!青山さんにハズレなしです!知らんけど。
オーディブルとかいう武器使ってどんどん行きましょう!2025/02/25 -
shintak5555さん、たくさん青山美智子さん読まれてる!どれも高評価!!
Audibleにある青山さん全部読みたいです( ꈍᴗ...shintak5555さん、たくさん青山美智子さん読まれてる!どれも高評価!!
Audibleにある青山さん全部読みたいです( ꈍᴗꈍ)2025/02/25
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!!!!!
↑エピローグまで読み終えて、感想を表現するとこんな感じ。
感無量で言葉にできない、というか、北島康介風に「何にも言えねぇ」感じ(←古い!)
5つの愛の物語を綴る、連作短編集。
帯にあるとおり、二度読み必至!
「エスキース」とは、素描、下絵、素案、概要を意味する仏語だそうで、作品を制作するための着想や構想、あるいは構図を描きとめた下描きのこと。
人生、永遠に下書き。でも、それでいて、完成品。
だからこそ、いとおしい。
読後、そんなことを思っちゃいました。
この小説、しかけにやられます!
青山さん、すごい!おもしろい!
こういう本に出会えるから、やっぱり読書はやめられない。
とにかく、読んでください!-
たけさん
お返事有難うございました。
そっか、下書きの積み重ねね。細かい線で少しずつ仕上げていく、精密なドローイングのような人生素敵です...たけさん
お返事有難うございました。
そっか、下書きの積み重ねね。細かい線で少しずつ仕上げていく、精密なドローイングのような人生素敵ですね。私は、油絵のようにすっかり上から塗り替えてしまいたいと何度思ったことか。
あっ、私も変なこと書いてます?酔っ払ってないですよ。因みに夜も酔っ払ってないです。
たけさんのお子さんのように下書きをそこそこにビビッドな色付けをしてしまう若さ素敵ですね。それに、たけさんの言葉に“パパの愛”を感じましたですよ。
また、シラフじゃないときのレビュー、楽しみにしております。
2022/01/09 -
いるかさん こんにちは!
コメントありがとうございます!
青山さんの本は間違いがないですよね。
この本も面白いです。
ぜひ読んでみてくだ...いるかさん こんにちは!
コメントありがとうございます!
青山さんの本は間違いがないですよね。
この本も面白いです。
ぜひ読んでみてください!
今年もよろしくお願いします!2022/01/10 -
Macomi55さん
精密なドローイングのような人生、そうですね。素敵ですね。
油絵のような上からの塗り替えは、現実においてはなかなか難し...Macomi55さん
精密なドローイングのような人生、そうですね。素敵ですね。
油絵のような上からの塗り替えは、現実においてはなかなか難しい。失敗した部分も含みつつ完成目指す感じなんでしょうね。
娘は若さをうまく駆使して生きているのですばらしいな、と思います。まさしくビビッドカラーで塗りたくっているところが、頼もしくもあり羨ましいです。
はい、娘のことは愛しすぎてます笑
キモイ!といつも怒られてばかりです笑
はい、お酒飲んでも寝ないでレビュー書くことが今年の目標です!2022/01/10
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とても幸せな気持ちになりました。
短編集で話が繋がっているというのはよくあるけれど
ここまで構想が練られたストーリーは初めてです。
お互いの呼び名がBlueとRedからきているとは素敵すぎる。。。
ブーとレイ。
本名とは全く違う主人公たちの名前。
期限付きの夢空間を楽しもうとしたのでしょうか。
4章では、名前を出さずに一人称でストーリー展開してたのがとても好きでした。
最後に名前が出てきて種明かしのような。
この方の小説は幸せな気持ちをもらえます。
芯をついたような内容で少し重たいんだけど
日常の小さな幸せを改めて教えてくれる。
ハマってしまったようで2日連続の青山美智子さん。
当分、この世界観に浸りそうです。 -
赤と青とエスキース。
タイトル通り、あるエスキース(下絵)にまつわるいろんな赤と青が出てくる。
「金魚とカワセミ」がとてもよかった。
彼の親指が好きだというレイがとてもかわいいと思った。
前にも思ったが、青山さんの本はゆっくり、ゆったりとした気持ちで読みたくなる。
どんどんページをめくって読んでしまうのは勿体無いような。
でももう少し、大人になったレイに輝いていてほしかったなー。
余談ですが。
今年の初めに「2022年私が読みたい本」というブックリストを作った。
ブクログさんの懸賞目当てだったが、自分で読みたいと思っていた3冊がこれで全て読めたことになる。
こういう楽しみ方もあるんだね^^ -
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毎回言ってる気もしますが連作短編集というのが、あまり好きじゃないんですよね
なのでいつも評価が低目になってしまうんですが、たまにそのどうしようもない好き嫌いを突き抜けてくる傑作に出会えることもあるので連作短編集だから読まないってことはしないようにしてます
そして本作『赤と青とエスキース』は突き抜けてきた傑作でした
特にエピローグが良かったです
この感動的な種明かしがなかったらもっと評価低かったと思います
というかエピローグを読むまで「う〜ん、面白いけどまぁ★4やな」って思ってました
4つ短編全てがちゃんと『赤と青とエスキース』になってましたね
日本人がうっすらと抱く「赤と青」という色の組み合わせのイメージが反映された関係性をもつ二人組が登場し、二人の「エスキース」を描く
そして最後に隠されていた縦軸が明かされる
うん、良く出来てる-
ひまわりめろんさん、こんにちは!
コメントありがとうございました。
感動的なエピローグ良かったですよね、「傑作だ…」と思わされました。
本...ひまわりめろんさん、こんにちは!
コメントありがとうございました。
感動的なエピローグ良かったですよね、「傑作だ…」と思わされました。
本棚も参考にさせて下さい♪2022/10/15 -
2022/10/15
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最後のエピローグでゾクっとしました。
フワッとした始まり、且つバラけた章。エピローグったってあとちょっとしかないのにって思ったら、大まとめでしたわ。赤と青の繋がりもクールで良い!内容も繋がりも全て気持ち良く読了できる素晴らしい作品でした。 -
「エスキース」と名付けられた1枚の絵画が生み出す夢と希望の連作短編ヒューマンファンタジー。
2022年本屋大賞第2位作品。
◇
「絵のモデルをやってくれないか」
夏真っ盛りの1月のメルボルン。ヤラ川沿いのオープンカフェで彼が唐突に言った。戸惑う私に彼が続ける。
「友だちに画家の卵がいるんだけど、レイの写真を見せたら描きたいって」
自分に絵のモチーフになるほどの華があるとは思えない。不思議に思った私は理由を尋ねた。彼の話によると、ジャック・ジャクソンという画家の目に止まったのは私の髪だった。
20歳の今までパーマやカラーをあてたことのない私の髪はストレートの黒髪で、しかも長く伸ばしている。そんな、オーストラリアではまず見かけない東洋人女性特有の髪の美しさに、ジャックは惹かれたということだった。
それでも躊躇する私に彼は提案するように言う。
「ただ座ってればいいんだよ。来週の半ばに1日だけどうかな。本当は何日かかけてお願いしたいけど、もう日にちがないし」
彼のことばに私は黙り込んだ。彼も顔をそらして頬杖をつく。そう、日にちがない。交換留学生の私は来週末に帰国するからだ。
そして私たちの「期間限定」の恋人関係も終わりを迎えることになるのだった。
( 第1章「金魚とカワセミ」) ※全4章と、プロローグおよびエピローグからなる。
* * * * *
エスキース。簡単に言えば下絵のこと。でもスケッチとは違うそうです。
エスキースには立てられた構想があり、必ず作品として完成するという前提で描かれるものだと言います。
ジャックが描いたレイのエスキースは1枚の水彩画作品として仕上げられ、「エスキース」というタイトルで人々の目に触れることになるのですが……。
この水彩画作品を中心に、多くの人の人生という作品が仕上げられていくさまが描かれます。
第1章「金魚とカワセミ」
レイとブーの人生の下絵 ( エスキース ) がテーマです。
2人の本名が明かされませんが、それこそ青山さんの仕掛けであることはわかるので、逆に楽しみが増します。
第2章「東京タワーとアーツ・センター」
額装職人のもとで修業する空知という青年の人生の下絵 ( エスキース ) がテーマです。
30歳になり、自分の職人としてのスタンスに迷いを感じるようになっていた空知は、ある画商から額装を依頼された絵画数点のなかにあった「エスキース」という作品に惹かれます。自分に額装をさせて欲しいと師匠に初めて申し出た空知はイメージを大切にして製作。これをきっかけにして一人前の職人へと自らを仕上げていきます。
その額装の様子がとても感動的でした。
第3章「トマトジュースとバタフライピー」
漫画家の師弟の人生の下絵 ( エスキース ) がテーマです。
そこそこ売れているものの、大ヒットには至らない漫画家タカシマは、かつて自分のアシスタントをしていた砂川という青年が「ウルトラ・マンガ大賞」を受賞したことを知ります。人前に出ることを嫌う砂川が雑誌の対談企画に応じる条件として出したのが、対談相手にタカシマを呼んでくれることでした。人のいいタカシマは、出版社からの依頼を受けます。
対談場所となったカフェ。久しぶりに顔を合わせた師弟の近くに飾られていたのが水彩画「エスキース」でした。赤と青で描かれた1人の女性の絵に、不思議に目が行く2人。
愛想のいい師匠と無愛想な弟子の交流がゆっくりと展開されます。
第4章「赤鬼と青鬼」
恋人に別れを告げ輸入雑貨店で働き始めた茜という女性の人生の完成作がテーマで、ここから青山さんの種明かしが始まります。
茜は51歳に「なっています」。1人暮らしを始めて1年半。仕事に打ち込んできたかいあって、オーナーから英国での買い付けを任されることになりました。けれどある朝、通勤途中にパニック障害を発症してしまい……。
まだ下絵の段階かと思っていたら、急転直下。
別れたはずの恋人の蒼からの頼み事を引き受けたことで事態は好転に向かいます。ドラマチックな展開で読み返してしまいました。
エピローグ
「エスキース」で独自の絵画の世界という人生の下絵 ( エスキース ) を見つけたジャックは、今やそれを完成させて超一流の水彩画家になっています。
彼が手元で大切にしているのが画家の卵だった20代の頃に描いた「エスキース」です。少し前に持ち主だった人物から戻されてきたのでした。
すべての種明かしと各章のエスキースがどのように仕上げられたのかが語られるこのエピローグは、もう感無量です。
ファンタジー要素の強い作品ですが、理解や共感のできるところが多く、読んで後悔しない出来栄えです。本屋大賞2位というのが何とも釈然としないほどの作品でした。 ( 私の好みにとてもよく合っていました。 )-
シンタローさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
私は現実の不条理をリアルに描いた重い作品や残虐な描写がこれでもかと登場...シンタローさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
私は現実の不条理をリアルに描いた重い作品や残虐な描写がこれでもかと登場するバイオレンス作品が苦手なので、ほどよいファンタジー感で包み込んだ希望をそっと提示してくれる青山さんの作品を心の糧として気に入っています。
特に本作はストーリーがよく練られている上に、「エスキース」を引き立たせる「赤と青」を各章のポイントに持ってきているところにも、ほんわかした幸福を感じてしまいました。
地域の図書館では青山さんの作品のほとんどが貸し出されていてコーナーはいつも空っぽです。
思うように読めないのもまた楽しみのうちと思って予約の順番が回ってくるのを待つ日々です。
シンタローさんのレビューも楽しく拝読しています。これからもよろしくお願いいたします。2024/07/14 -
Funyaさん
いいね!ありがとうございました。
もう1年以上前に読んだ作品でした。Funyaさんのレビューを読みながら、感動が新たになりま...Funyaさん
いいね!ありがとうございました。
もう1年以上前に読んだ作品でした。Funyaさんのレビューを読みながら、感動が新たになりました。ありがとうございます。
エスキースって読み始める前は「?」の状態だったんです。自分のレビューは忘れてしまいましたが、Funyaさんのレビューを拝見しながら、エスキースってPOC(Proof of Concept)の概念に似ているな?と思ってしまいました。自分が考えているもの、表現したい、実現したいものを実現可能かどうか検証するために「一旦形にしてみる」というような行為です。システム開発の現場で用いられることの多い概念です。
今思い返してみますと、自分が読んだ時にはそのようには思わなかったのですが、Funyaさんに啓発されて、この作品に出てくるエスキースは、出来上がった時点ではそうではなかったのだけれど、時を経て二人がパートナーとして歳をとっていく完成形としての、昔に描かれたPOCなのではないかと思ってしまいました。
拙いレビューに「いいね」をいただきありがとうございました。
Funyaさんのレビュを読ませていただいて、私も私なりの理解を深めることができました。
ブクログって面白いですね!2024/07/15 -
hirokingさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
「Proof of Concept」
初めて聞くことばなので調...hirokingさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
「Proof of Concept」
初めて聞くことばなので調べてみました。日本語で概念実証というのですね。
「自分が考えているもの、表現したい、実現したいものを実現可能かどうか検証するために『一旦形にしてみる』というような行為」というhirokingさんの説明がとてもわかりやすかったです。
「Proof of Concept」はシステム開発の現場以外にクリエイターやアーティストの創作でも用いられるとありましたので、hirokingさんのお見立てどおり、まさにエスキースに通ずる概念だと思います。
hirokingさんのレビューには、共感する(というより感じていてもことばにならない思いをhirokingさんが的確に表現してくださっている)ところや気づかされることが多いので、いつも感心しつつ読ませていただいております。
hirokingさんの作品全体を見渡したような知見の深さには敬服するばかりでしたので、コメントをいただき光栄に存じます。
おっしゃるとおりブクログは、読書をよりおもしろくさせてくれるし感性や知識の幅をも広げてくれる、優れたツールだと思います。
これからもhirokingさんのレビューを先達として読書を続けていくつもりです。今後ともよろしくお願いいたします。2024/07/15
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イイネありがとうございます。
sakiさんの本の中で
隣人の愛を知れが気になったので
今度、買ってみようと思います。(笑)イイネありがとうございます。
sakiさんの本の中で
隣人の愛を知れが気になったので
今度、買ってみようと思います。(笑)2025/02/20
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2022年 本屋大賞 ノミネート作品。
メルボルンの若手画家、ジャック・ジャクソン。彼の絵のモデルになったレイ。
レイが1年間の交換留学生として、メルボルンに居る間の、期間限定の恋人、ブー。
ジャック・ジャクソンが書いた「エスキース」
五つの短編が、最後に繋がる。
それがわかった時に、感動の波が起きた。 -
メルボルンの若手画家が描いた一枚の「絵画(エスキース)」。
日本へ渡って三十数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく――。
二度読み必至! 仕掛けに満ちた傑作連作短篇。
フォロワーさんの評価が非常に高く、気になっていた本。
青山先生の作品は二作目かな?
うーん、この雰囲気読んだことあるぞー(*^▽^*)
優しく、綺麗な筆致で、文字がとても心地良い作家さんだ。
想像する景色も、人物も、物語も、とても美しくて気持ちがほっこりする。
あー、この話は私の為の作品なのか?と自分とリンクする部分もちらほらあったり、あっという間にサクサク読めてしまった。
短編集仕立てになっているが、そこは青山先生。
全てのお話が綺麗に繋がって、最終章ではしっかり纏めてくる!
自信を持っておススメできる、素敵な本だった(*^▽^*)-
こんにちは(^_^)/
暑い日が続きます ・・・・エスキース、読まれたのですね!
期間限定の恋なんて、考えられません。本には、別れるところ...こんにちは(^_^)/
暑い日が続きます ・・・・エスキース、読まれたのですね!
期間限定の恋なんて、考えられません。本には、別れるところが書いてありませんでした。だからこそ、私は30年後にこんな展開?と感激でした。
青山美智子さんの本は、これで6冊目。
猫のお告げ・・・・は図書館予約中。
連作短編、好き~
(・∇・)2022/07/23 -
アールグレイさん
こんにちは。連日暑いですね。。。
溶けそうです(T_T)
帯を読んだ時、多分最終話は、ここに戻ってくるんだろ...アールグレイさん
こんにちは。連日暑いですね。。。
溶けそうです(T_T)
帯を読んだ時、多分最終話は、ここに戻ってくるんだろうと予想しました。
しかし、それぞれの短編全てが彼らの物語だったとは。そこはかなり意外でした。
青山さんの本、沢山読まれてるのですね(*^▽^*)
私はまだこれが二冊目ですので、機会があればまた色々読んでみたいです。2022/07/23
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最近お気に入りの青山さん作品。
第一話は作家さんが二年間生活したオーストラリアが舞台。
交換留学生としてメルボルンで学びまもなく帰国するレイと、彼女と帰国するまでという期間限定で交際しているブー。そしてレイを描きたいという画家の卵、ジャック・ジャクソンが描く『エスキース』という題名のレイの絵。
エスキースとは下絵のこと。下描きではなく。
『本番の作品』を『必ず完成』させるための元となるもの。『頭の中にある』イメージ、表現を『リアルな世界』に落とし込む『はじまりの儀式』。
連作集は様々な繋がりを見つけるのが楽しい。あの人がここで、『エスキース』がここにも、あそこにも。
さらに時間の経過という時間軸も加わるので、その後の物語が各話の端々に分かるのも楽しい。
あれはこれなんだろうと考えながら読むのも良いが、最後になるほどと気付かされるのも良いだろう。
タイトルにある「赤」と「青」の意味もあちこちにある。
若い人たちも年を取っていく。年を取れば出来なくなることもある。だが代わりに様々な経験値も増えていく。
若い時にしか出来ないこと、様々な人生経験を経て出来ること。
人生=『エスキース』。どう本番の作品を描いていくかはその人次第。完成形はいつできるのか。簡単に出来ないから面白いのかも知れないが。
この作品では一応ハッピーエンドになっているが、彼らの人生はまだ続く。その後も必ずしも順風満帆とは分からない。だがこれまで様々な経験を重ねてきた彼らのこと、きっと乗り越える術『生きていく力』もあるはず。
『ああ、いい絵だ』と言える人生なら素晴らしい。
著者プロフィール
青山美智子の作品
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