マイ・プレゼント

著者 : 青山美智子

• PHP研究所 (2022年7月11日発売)

感想・レビュー・書評

[erierierinさんの感想 · 2022年11月13日]

イラストはとてもキレイ。
話の方は、物語というよりは詩集？のような。世界観はとても美しいと思う。単に自分があまり詩集を得意としてないので星2で。

[kamitakoさんの感想 · 2022年7月26日]

読了というよりは観了か。とにかくイラストが素敵！　青山さんの文章と相まって心に沁みます。わかるわかるその気持ち！　と何度も読み返してしまう至極のショート・ストーリー集でした。娘に贈ろうっと！

[aozora_SRさんの感想 · 2023年1月15日]

多分、自分はこれから何度もこの本を読み返すと思います。

自分が立ち止まってしまっただときに、
励ましたい大切な人を想うときに、
何度も何度も青山さんの言葉を噛みしめ、その時々に違った気持ちで受け止めることなると思います。
「自分にとって大切な本に出合う」ってこんな事なんだな、　と今は感じています。
今は最後の「結」のフレーズに一番心を打たれています。

U-kuさんの絵も非常に魅力的です。
表現力豊かな色彩が心に刺さります。
今度、U-kuさんの個展があったら是非行ってみたいと思います。

[ひまわりさんの感想 · 2022年10月22日]

私はブルーが大好きです❣️
表紙が好みなこと、青山美智子さんの本とくれば、迷わず購入。途中まで読んでみたものの訳がわからず積読。
赤と青のエスキースを読んでから再読しようと誓いました。
そして今日、再読。
レイとブー、エスキースという絵を取り巻く人たちの繋がりを知った今、感動の嵐でした。
本の中の青い絵が前見たときより数段綺麗に感じられました。

[みどりさんの感想 · 2022年7月15日]

話を読んで水彩画を見ても、水彩画を見て話を読んでも、イメージがすっと湧いてきて心が暖かくなりました。
『赤と青とエスキース』に出てきた話もあり、懐かしい気持ちになりました。
「暗闇の中でも飛べるようになったのは、金の鎧を手に入れたから。」「ゆこう ゆこう どこまでも」が好きです。

[Yasuyuki Suzukiさんの感想 · 2022年6月6日]

美しすぎる青を基調にしたイラストと共に何度も読み返したくなるショート・ストーリーに心打たれます。

[りぃさんの感想 · 2023年2月12日]

イラストストーリー集。物語を48篇収録となっていたので、ショートストーリーかと思っていましたが、詩集といったかんじでした。
イラストはブルーで、とてもきれい！！
その時その時の自分の気持ちで、心にすーっと入ってくる言葉が変わるんだろうなーと思う。

[凪紗さんの感想 · 2022年10月8日]

〈　　　take a walk

「前を向く」って、未来を見つめるというよりは、
今ここにしっかり立つってことなんじゃないかな。
「後ろを向くな」って、忘れるとか捨てるとかじゃなくて
背中を過去に支えてもらえるようにってことかもしれない。

川沿いを歩きながらそんなことを考えて
ふと横を向く。

人、鳥、魚、虫、植物。

私がどこを見たってそこには必ず
誰かの何かの生命が息吹いていて
前後左右の方向なんて、めいめいが自由に決めること。

私もこの世界に組み込まれて
静かに呼吸をゆるされている。

陽にあたり空を仰いで風を受け
ひとりでゆっくり歩いていく、長い長い散歩道〉

人は青色を求め
青色に引き寄せられていくのかもしれない。

[まなさんの感想 · 2022年8月5日]

物語と帯に書いてあるので『物語』なのでしょうが、まるで詩集のよう。
全てを理解できなくて…でも、私なりにフワッと読めればいいのかな？
時々、昔々に忘れてしまった『何か』に触られるようなものもあったり…。不思議。
また、あるものは、ちょっと挫けそうになった時に読むのもいいかも。
そんな受け皿の広い本でした。

そして、この絵の美しさ！
そばに置いていつも見ていたい本です。

[larmeさんの感想 · 2022年7月17日]

赤と青とエスキースを読んでとても素敵なお話だったのでこちらのマイプレゼントも購入してみました。
U‐kuさんの水彩画はどうしたらこんなに綺麗な青が描き出せるんだろうと思いながらつい見入ってしまいます。
青山さんの文章はその魅力的な青と共にじんわり心に染み込んできます。このおふたりの組み合わせは最強だなぁと( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
冬には赤をテーマにしたユアプレゼントが発売になるみたいなので、そちらも手に取りたいなと思ってます。

著者プロフィール

1970年愛知県生まれ。横浜市在住。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国し、上京。出版社で雑誌編集者を経て、執筆活動に入る。第28回「パレットノベル大賞」佳作を受賞。デビュー作『木曜日にはココアを』が、第1回「宮崎本大賞」を受賞する。『お探し物は図書室まで』で2021年「本屋大賞」2位に、『赤と青とエスキース』で2022年「本屋大賞」2位に選ばれる。他の著書に、『鎌倉うずまき案内所』『ただいま神様当番』『月曜日の抹茶カフェ』『マイ・プレゼント』（U-ku氏との共著）『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』等がある。