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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784569858463
作品紹介・あらすじ
大統領の陰で動くエキスパートたち
第2期トランプ政権は、2025年からの4年間で何をするつもりなのか。
同政権で国防次官を務めるエルブリッジ・A・コルビーなど“トランプの参謀たち”がめざすのは、「台湾有事の阻止」だ。
米中の狭間に立つ日本としても、台湾有事における限定核戦争や世界同時紛争リスクに備えねばならない。
米国防戦略の最前線を走る識者だけが知る「戦争のシナリオ」と日本が取るべき安保政策について、米ハドソン研究所の俊英が語り尽くす。
【本書の要点】
●日本にとってウクライナ戦争の最悪のシナリオは、米国が欧州で戦力を消耗し、アジアが手薄になること
●米国は対ロシアよりも対中国で核使用を迫られる可能性が高い
●台湾有事において在日米軍基地は最重要拠点、中国による核の威嚇は日本に向けられる
●中国の台湾侵攻は日米の多大な犠牲なしには阻止できない
●日本はGDP比3%水準の防衛費をめざすべき
【目次】
第1章:世界同時紛争リスクに備えよ
第2章:台湾有事における限定核戦争リスク
第3章:米中露「核三極体制」の時代 アンドリュー・クレピネビッチ(歴代国防長官顧問)×村野将
第4章:世界が見習うべき日本の国防 H・R・マクマスター(第1期トランプ政権国家安全保障問題担当大統領補佐官)×村野将
第5章:トランプ政権は中国と「戦う」のか エルブリッジ・A・コルビー(第2期トランプ政権国防次官)×村野将
第6章:台湾有事、最も危険なシナリオ マイケル・ベックリー(『デンジャー・ゾーン』著者)×村野将
終章:日本の安全保障政策をアップデートせよ
みんなの感想まとめ
現代の国際情勢における米中対立とその影響を深く掘り下げた本書は、特に日本が直面する安全保障の課題を緊迫感を持って描き出しています。著者は、米国のリソースが欧州に偏る中で、アジアが手薄になるリスクを警告...
感想・レビュー・書評
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●ウクライナ侵攻の僅か数日前に結ばれた、中国とロシアの「無制限」のパートナーシップは、いまやイランや北朝鮮を含む。この新たな連携は世界規模の戦争に発展する危険性を持つ。
●アメリカのニ正面戦略→オバマ後期から、一正面戦略へ。リソースの不足。
●中国の台湾統一は大規模な上陸作戦が不可欠。
●唯一の成功シミュレーションは、日本が米国に在日米軍基地を使用させないというシナリオ。大量の中距離ミサイルで日本を脅迫して、台湾防衛から追い出すという作戦。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戦争ほど、愚かなものはないと思う。これを避けるのはどうしたらよいのか?特に、これからは、米国と中国の対立、即ち、第二の冷戦が始まると思う。わが国は、その最前線に立たされるのは、間違いない。冷戦を熱戦にしてはいけない。日米の専門家が、この問にアドバイスしてくれる。我々もある程度の覚悟が必要であろう。
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台湾有事特に核使用のリスク、識者4人との各対談、日本の安保政策への著者の提言からなる。米の二正面戦略や中露同時抑止は不可能、核兵器の役割と使用シナリオ、米核戦略への日本の理解の必要性、中長距離攻撃打撃能力、といった内容が複数の箇所から伝わってくる。
外交や、本書の戦略を実行する上での各種制約は本書ではほぼ言及がない。著者が前書きで述べるように、現実政治は一旦脇に置いての戦略論、という前提だろう。
ただ本書副題は過大かと思う。識者のうち「トランプの参謀」と言えるのはコルビー1人だし、「暗闘」という感じはしない。米の官僚たちは本書の戦略を実行に移そうとしていると言いたいのかもしれないが、大統領の個性次第でそれもどうだろうか。 -
台湾有事のリスクと日米の安全保障上の課題を、米シンクタンクの日本人研究者と高名な米国研究者や実務家との対談を通じて論じている。
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