- 本 ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569903682
作品紹介・あらすじ
京都・祇園。花見小路の先にある甘味処「もも吉庵」。
店を営む元芸妓の女将・もも吉のもとには、様々な悩みを抱えた人が訪れる――。
「前のタクシーを追ってください」と、タクシー運転手の美都子に懇願する家族の辛苦、茶菓子の食べ方から「人を見る目」を教わった銀行の融資係の改心、紛糾する会議の空気を一変させた女性秘書の機転……。
祇園に集う人々の悲喜交々に、もも吉の言葉がやさしく寄りそう人情物語。
好評シリーズ第8巻
文庫オリジナル。
感想・レビュー・書評
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このシリーズはとてもすき。
人間味があってあたたかいし、
心に響くから。
いつかは完結するのかな。
そう考えると寂しいな(◡ ω ◡)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ほっこり。
毎回この本には泣かされる。
もも吉お母さんの過去、お相手はもしや?!
この世界観が好きだなぁ。
京都に行きたくなる。
続きも楽しみ♡ -
第一話を読みながら、この物語は人としての生き方を示してくれる月刊誌の「致知」を読んでいるように感じた。
京言葉がサクサクと快く響く。
実際に路地での下駄の音さえもが聞こえてきそうで、その場所に一緒に居るような一体感になれる人情味ある物語。
女将もも吉お母さんの季節に合わせた着物や帯の柄など、細かい所の描写からも、京女の「粋」が随所に感じられた。
京都に行きたいけれどもインバウンドで遠慮をしています。お洒落なcafeや麩もちぜんざいなど甘味処の散策も素敵ですね。
著者プロフィール
志賀内泰弘の作品





