京都祇園もも吉庵のあまから帖 (8) (PHP文芸文庫)

  • PHP研究所 (2024年1月11日発売)
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本棚登録 : 138
感想 : 6
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  • 本 ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569903682

作品紹介・あらすじ

京都・祇園。花見小路の先にある甘味処「もも吉庵」。
店を営む元芸妓の女将・もも吉のもとには、様々な悩みを抱えた人が訪れる――。
「前のタクシーを追ってください」と、タクシー運転手の美都子に懇願する家族の辛苦、茶菓子の食べ方から「人を見る目」を教わった銀行の融資係の改心、紛糾する会議の空気を一変させた女性秘書の機転……。
祇園に集う人々の悲喜交々に、もも吉の言葉がやさしく寄りそう人情物語。
好評シリーズ第8巻
文庫オリジナル。

感想・レビュー・書評

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  • このシリーズはとてもすき。
    人間味があってあたたかいし、
    心に響くから。
    いつかは完結するのかな。
    そう考えると寂しいな(⁠◡⁠ ⁠ω⁠ ⁠◡⁠)

  • ほっこり。
    毎回この本には泣かされる。
    もも吉お母さんの過去、お相手はもしや?!
    この世界観が好きだなぁ。
    京都に行きたくなる。
    続きも楽しみ♡

  • 謎とき、人情に、京都のエッセンスが加わるので、とても心地よい。柏井さんの鴨川食堂などのシリーズに似た感じ。
    もも吉さんの過去のお相手が気になる❕も、もしや?と期待している。

  • 美都子が前回10年の大恋愛に幕を閉じてしまった所に、美都子を子供の頃から好きだった隠善が美都子を支えてくれそうな予感がしてきて、こちらがまとまってくれると良いなぁ。

    そして、又も朱音に想いをよせる夢遊が惚れ直す機会を得て、こちらもどうなるのかヤキモキしちゃいます。

    もも吉の過去が本当の意味で明かされ、切なかったです。いつか本当の父親と再会して欲しいです。

  • シリーズ8弾
    今まであんまり触れてこなかった美都子の出生の秘密にも触れられていて…いつか、美都子の血の繋がったお父さんと再会するみたいな展開もくるのかな…

  • 第一話を読みながら、この物語は人としての生き方を示してくれる月刊誌の「致知」を読んでいるように感じた。
    京言葉がサクサクと快く響く。
    実際に路地での下駄の音さえもが聞こえてきそうで、その場所に一緒に居るような一体感になれる人情味ある物語。

    女将もも吉お母さんの季節に合わせた着物や帯の柄など、細かい所の描写からも、京女の「粋」が随所に感じられた。

    京都に行きたいけれどもインバウンドで遠慮をしています。お洒落なcafeや麩もちぜんざいなど甘味処の散策も素敵ですね。

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著者プロフィール

志賀内泰弘(しがないやすひろ):全日本ことば探索研究会会長代行・補佐、作家・小説家。元・金融マン。志賀内人脈塾主宰。
著者にベストセラー『№1トヨタのおもてなし レクサス星ヶ丘の奇跡』『№1トヨタ 7つの仕事魂』(共にPHP研究所)、『なぜ「そうじ」をすると人生が変わるのか?』(ダイヤモンド社)など多数。
『京都祇園もも吉庵のあまから帖』シリーズ(PHP 研究所)をはじめ複数の小説が、超難関進学校として知られる洛南高等学校・付属中学校など全国多数の有名私立中学の入試「国語」問題で採用されている。

「2024年 『知っているようで知らない 知っていれば自慢できる 言葉事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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