- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569904467
感想・レビュー・書評
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実在する小林書店とその店主・小林由美子さんの語るエピソードをベースに書かれたノンフィクション×フィクションの物語。
取次会社の新入社員・大森理香は、夢も目標もなく入社した会社で失敗をしてしまう。落ち込む理香の話を聞いてくれたのは、小林書店の由美子さん。由美子さんが語るエピソードには、働く上での大事なことがたくさん詰まっていた。
由美子さんとご主人の昌弘さんのお人柄が本当に素敵。
問題があっても諦めず、周りを巻き込んで乗り越えていく由美子さん。
周りの人への感謝の気持ちを、見られていなくても伝えることが大事だと語る昌弘さん。
私は社会人15年目の中堅社員だけれど、お二人の言葉を読んで背筋が伸びた。
新社会人にも、すでに社会人としてのキャリアをたくさん積んでいる方にも、働く人全員に読んでほしい一冊。
ビジネス書のようなハウツーはないけれど、根本的に大事なことが書かれていると思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
NetGalleyさんにてゲラ読み企画で読ませていただきました。
日常的に本を読んでいても書店の裏側までは知らなくてそんな裏側を少しだけ知れたような気がします。
小林書店みたいな小さな本屋さん家の近所にあったら良いのになぁ。
そしたら多分いつでもいるやんこいつ状態になると思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーあらすじーーーーーーーーーーーーーーーーー
新入社員の大森理香と小さな本屋の女店主による心温まる成長ストーリー。
伝説の書店を舞台にした感動のノンフィクション&ノベル
目標がなく、なんとなく社会人になった、出版取次「大販」の新入社員・大森理香。
人間関係が大の苦手な理香は、研修でよかれと思ってやった行為で大きなミスをやってしまう。
涙があふれる理香に対し、上司が連れていったのはわずか10坪しかない町の小さな書店だった。
この書店の女店主との出会いをきっかけに、理香の仕事と人生への考え方が少しずつ変わっていく――。