ダイニングテーブルのミイラセラピストが語る奇妙な臨床事例: セラピストはクライエントから何を学ぶのか

著者 :
制作 : ジェフリー A.コトラー  ジョン カールソン 
  • 福村出版
4.25
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本棚登録 : 33
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784571240461

作品紹介・あらすじ

世界でも指折りの経験豊かなセラピストが語る最も印象的なセラピーの数々。

感想・レビュー・書評

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  • ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB06815369

  • セラピスト達が出会い、影響を受けた臨床事例を集めた一冊。あなたも彼らの一見奇妙な行動から大切なことを学ぶことができるかもしれません。

  • 事実は小説より奇なり、というのがぴったり。

    この本を読んだ後なら、少々のクライアントが来ても驚かないに違いない。

    自分の枠組みも広がるかも!

  • キャッチーなタイトル。この本の中には、いかに奇異で、想像の斜め上をいくクライアントの話が紹介されているのだろう?本を読む前には、そう思っていた。それと同時に、どこか、見世物的なものとしてクライアントが扱われているのでは、というすこし不穏な気持ちもあった。しかし、読んでみると、印象ががらりと変わった。確かに、奇妙なクライアントが沢山に紹介されている。しかし、それらクライアントと治療関係を築こうと真摯に向かうセラピストの姿が同時に見られた。各章において、語られるクライアント像を通して、セラピストの姿がありありと見えてくる。セラピストにとって「一番記憶に残っているクライント」をインタビューするという著者らの試みは、その人柄、臨床姿勢もつたえると言った点で、成功している。サクッと読める本の中に、多くのエッセンスがあると感じた。
    内容的に、セックスセラピーの話など、性的な問題を取り扱う事例が多数見受けられた。日本でもどうようの悩みを抱えれらている方も多いのでは。日本におけるこの分野のさらなる発展も必要に感じた。
    日本では、第一線で活躍されているセラピストの思考と実践を追体験できる内容の本が少ない用に感じる(ただそれに触れられてないだけかもだけけど)。確かに倫理上の問題もあると思われるが、語ってはいけない部分と語られことにこそ意味のある部分の精査を行った上で、同様の本が日本でも執筆されたら、と思う。
    もしかしたら、タイトルのキャッチーさにひかれてしまう可能性がある(原著タイトルも同様のものであるが)。しかし、そのタイトルに惑わされることなく、その中身に触れることが重要であると感じた。それは実践でも同じことか。多くの刺激を受けた本であった。

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著者プロフィール

翻訳者。津田塾大学学芸学部卒業。
[主な訳書]
『ギャンブルの何が問題なのか?――国際比較から見る公共政策アプローチ』(共訳、2021年、福村出版)、『ルーマニアの遺棄された子どもたちの発達への影響と回復への取り組み――施設養育児への里親養育による早期介入研究(BEIP)からの警鐘』(共訳、2018年、福村出版)、『人を育む愛着と感情の力――AEDPによる感情変容の理論と実践』(共訳、2017年、福村出版)、『自閉症スペクトラム障害のある人が才能をいかすための人間関係10のルール』(2008年、明石書店)など。

「2022年 『アタッチメント・ハンドブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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