ケニーのまど

制作 : じんぐう てるお 
  • 冨山房
4.19
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本棚登録 : 51
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784572002143

感想・レビュー・書評

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  • センダック絵本とは意外!
    お話も幻想的で、個人的にはどストライクでした♡
    折に触れて再読したくなりそう♪

  • 1975初版。ケニーが見た不思議な夢。そこは半分朝で半分夜、4本足の雄鶏のいる素敵な世界。目が覚めたケニーは雄鶏に出された7つのなぞなぞを解くことに・・・。センダックの描く子ども(の世界)は本当に素晴らしく、到底真似できないなぁと脱帽。子どもの中で起こっていること、子どもが見ている世界はこんなにも素晴らしいものだったんだなぁと思います。「ねがいごとは、いきたいところへとちゅうまでいったのとおなじなんだ」という雄鶏のセリフが印象的。絵はシンプルだけど無駄がなく深みがあって、静けさと秘密めいた感じが本の内容にぴったり。おもちゃとの会話は大人にも幼い頃を思い出させるのではないでしょうか。絵本の形ですが読むとボリュームがあります。5.6歳くらいでしょうか。

  • 「ねがいごとをしたからさ。ねがいごとは、いきたいところへとちゅうまでいったのとおなじなんだ。」
    窓とおんどりとケニーの、大切な願い事のおはなし。

  • 「夢オチか。」
    読み終えたときの娘の一言が強烈すぎて、一瞬で物語の余韻がぶっとんでしまいましたが(笑)、大丈夫、やっぱり素敵な一冊でした。なんと哲学的で、愛らしい世界。

    2.だれかさんだけの やぎって なんだ
    で、ケニーと一緒にスイスの山々を旅した気分になったかと思ったところでの
    4.やくそくを やぶっても とりかえしが つくか?
    のピンと張りつめたような緊張感。そして、大好きな
    5.ききいっぱつって なんだ?
    で、くすくすと笑う。
    こんなにも感情豊かに読ませるセンダックはさすがです。

    娘は、どう聞いたのかなあ。5年生、まだ、この世界観を感覚で受け入れられただろうか?それとも、なんだ、ファンタジーか(夢オチか)と理解しただろうか?
    どちらにしても、穏やかな笑顔の娘でした。思った通り、5.ききいっぱつって なんだ?が、気に入ったようでした。

  • 誰もがこどもの頃に一度は考えたことのあるような、空想のような世界。
    それらの断片が展開され、振り返れば全部繋がった物語になっている、不思議な心地よさがあります。

  • ◆KENNY'S WINDOW ©1956 by Maurice Sendak 訳:神宮輝夫(1975) ◆好きな本。夢みる子どもの心を「詩」にしたら、きっとこんな絵本。◆やぎが「あなただけのやぎって、さびしいやぎなのねぇ」って答えるところが好き。◆センダックの描く犬はいつだって大好き。ベービィの「ききいっぱつ」ったら(笑) ◆七つの問いが出てくるが、その、問いが発せられた意味さえも考えさせられる。哲学的。タイトルも秀逸。

  • ほいくカフェでオススメされた本を読んでみた。とてもファンタジック。

  • 長くてよみごたえがあった

  • 「なんで?」「どうして?」それだけで子供の頭はいっぱいになってしまうもの。
    言ってしまえば他愛もない疑問、それをとことんまで、ほとんど夢のような世界まで追いかけていくのがこの絵本。
    昼と夜が同時にやってくる庭、四本足の鶏、優しくてナイーブなくまのぬいぐるみ・バッキィなど、愛すべきキャラクターがいっぱいで、繊細なイラストに見惚れます。

  • 「かいじゅうたちのいるところ」や「まどのそとのそのまたむこう」のような細かくて繊細な色使いのセンダックも好きですが、「チキンスープライスいり」のようなシンプルで透明感のあるセンダックの絵が大好き。
    こちらの作品はさらにベージュ単色でさらにシンプルな感じで柔らかく、少年の夢の世界が優しく描かれていましす。

    ケニーはある日、夢をみます。
    庭の夢です。

    その庭には真っ白な花が咲いている一本の木が立っていて、木の上の左側は太陽が出ていてお昼まで、左側は月が出ていて夜、という不思議な不思議なお庭なのです。
    そして汽車が走っていてその車掌室には四本足のおんどりがいるのです。
    そのおんどりが七つの謎を出してくるという夢。

    その庭で暮らしたいケニーはその謎をといていきます。


    昼と夜が半分半分のお庭なんてなんて魅力的!ケニーじゃなくても暮らしてみたくなっちゃいます。
    ケニーは七つの謎をといていくのですが、その謎解きが単純明快な謎ではなく、なんとも哲学的で読んでいるうちにすっかり引き込まれてしまいます。謎をといているつもりがケニーの夢の世界に紛れ込んでしまったみたい。

    可愛い犬や兵隊の人形にくまのぬいぐるみ。周りにあるものがどんどん物語を広げていきます。

    七つの謎をといたとき、ケニーが選んだ答えとは?

    想像力をかきたてられるすてきなお話でした。眠る前にそっと窓辺でこの本を開いて、一日、一つの謎を解いてみたいです。そうしたら窓の外にすてきな何かが待っていてくれるかもしれません。

    お気に入り度:★★★★★ (2010年1月6日読了)

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著者プロフィール

1928年三人兄弟の末っ子としてニューヨークで生まれる。子どものころ病弱だったせいもあり、本をたくさん読んで育つ。高校在学中からイラストレーターとして活躍し始め、アート・スチューデント・リーグでさらに美術を学ぶ。1947年、19歳のときに初めての作品を出版。1964年には代表作『かいじゅうたちのいるところ』(富山房)でコールデコット賞を受賞、1970年にはそのすばらしい業績に対し、アメリカ人としては初めて国際アンデルセン賞を受賞している。1983年には全米図書館協会からローラ・インガルス・ワイルダー賞を受賞。また1996年には米国民芸術勲章を授与された。その作品は世界中で愛され、日本でもほとんどすべての作品が翻訳されている。また、絵本ばかりでなく、舞台やアニメーションなど幅広い分野で輝かしい業績を残している。2012年没。

「2014年 『くま! くま! くまだらけ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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