かいじゅうたちのいるところ

  • 冨山房
3.96
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本棚登録 : 5572
感想 : 540
  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784572002150

作品紹介・あらすじ

かいじゅうの国をたずねよう。コルデコット賞を受賞し、世界中の子どもたちをひきつけてやまないセンダックの代表作。子どもの内面のドラマをみごとに描いて、20世紀最高の絵本と言われています。

感想・レビュー・書評

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  • ある晩、おおかみのぬいぐるみを着ていたずらをしまくり始めたマックス。
    母親にしかられ夕飯抜きで寝室に放り込まれると、部屋にずんずんと気が生え始め、天井は見えなくなり。。。
    マックスの”かじゅうたちのいるところ”への旅が始まる。

    魔法の力でかいじゅうたちを手なずけたマックス。
    王様気取りでかいじゅうたちとの時を過ごす。

    言葉ももなく、かいじゅうたちとの戯れが見開き3ページ続くところがとても楽しそうでいい。
    言葉が現れたときが逆にふと我に返った瞬間であるようにも思える。

    このお話、映画化もされているようだがなんと1時間40分もの。
    一冊の絵本が!?
    何がどう膨らんでいるのか気になる。

  • ストーリーのテンポと絵が、何とも言えず気味が悪い。
    絵が全体的に暗く、不気味な印象。でも、表情とか、細部まで細かく描かれていて、隅々まで眺めてしまう。

    • goya626さん
      これは名作ですね。
      これは名作ですね。
      2020/08/20
    • スキッパーさん
      個人的にはセンダックの絵ってなんだか怖いんですが、でも本棚に置いておきたい大好きな絵本です。
      個人的にはセンダックの絵ってなんだか怖いんですが、でも本棚に置いておきたい大好きな絵本です。
      2020/08/20
  • うちの子には、あまり興味がなかったようで…

    • pさん
      シマクマさん

      コメントありがとうございます。
      お子さん、大好きだったんですね。
      我が子、5歳ですがかいじゅうより恐竜の方が好きみたいです。...
      シマクマさん

      コメントありがとうございます。
      お子さん、大好きだったんですね。
      我が子、5歳ですがかいじゅうより恐竜の方が好きみたいです。
      恐竜の絵本、図書館で何度も同じの借りるので買ってあげようかと思ってるところです。
      2022/06/24
    • シマクマ君さん
      お子さんは5歳ですか。かわいらしい盛り(笑)ですね。ボクにも5歳の「お孫さん」が遠くにいて、好みはわからないのですが、絵本を送ってあげるのを...
      お子さんは5歳ですか。かわいらしい盛り(笑)ですね。ボクにも5歳の「お孫さん」が遠くにいて、好みはわからないのですが、絵本を送ってあげるのを、送る方が楽しみにしています。
      小さな子供にも、ちゃんと、好みがあるのが嬉しいですね。あたりか、ハズレか、毎回どきどきします(笑)
      2022/06/24
    • pさん
      そーですね、絵本を、プレゼントして喜んでくれる姿を想像するのも楽しいですよね。

      5歳児可愛い半面、言葉も達者になってきて大変です。笑
      そーですね、絵本を、プレゼントして喜んでくれる姿を想像するのも楽しいですよね。

      5歳児可愛い半面、言葉も達者になってきて大変です。笑
      2022/06/24
  • ある晩、マックスはおおかみのぬいぐるみをきて、おおあばれ。
    怒ったおかあさんに、ゆうごはんぬきで寝室に放り込まれてしまいます。
    すると寝室ににょきりにょきりと木が生えて、辺りはすっかり森や野原。
    そこへ波が打ち寄せ、船が来て、1年と1日航海すると、そこはかいじゅうたちのいるところ。さて、マックスは…

    素敵な洋書の発行元は冨山房なことが多いような気がします。
    外国の絵本、という感じのイラストが可愛い。
    かいじゅうたちが、外国の魔物という感じでいいなと思うけれど、「気持ち悪ーい」と言っていた子もいたかも。
    絵も見開き1ページに1場面で、文章もリズミカルで読みやすい。
    部屋に木が生え森になって、海を渡ってかいじゅうたちのいるところに行くところも、かいじゅうたちと遊び回るところも楽しくて、ホームシックになったマックスを引き止めるかいじゅうたちのセリフも秀逸。
    「おねがいいかないで。たべてやるからいかないで。」
    そりゃあマックスも帰りますよね。
    帰ってきた部屋には抜かれたはずのゆうごはんが置いてあって、絵のない最後のページの一文も素晴らしいです。一回も絵に登場しないけれど、お母さんっていいな。
    最初から最後まで、とても収まりのいいお話。

  • 神宮輝夫氏死去 児童文学者、青山学院大名誉教授:時事ドットコム
    https://www.jiji.com/jc/article?k=2021081300919&g=soc

    かいじゅうたちのいるところ、「おばけ」やめ輝いた翻訳:朝日新聞デジタル(会員記事)
    https://www.asahi.com/articles/ASP8G2FG2P8FUTFL00R.html

    冨山房モーリス・センダックの絵本
    http://fuzambo.net/sendak.html#anchor-u2512

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      goya626さん
      はい。センダックの絵本でも一番かなぁ?(個猫的には「ブルンディバール」が好き)
      神宮輝夫の訃報に何をUPするか迷って...
      goya626さん
      はい。センダックの絵本でも一番かなぁ?(個猫的には「ブルンディバール」が好き)
      神宮輝夫の訃報に何をUPするか迷って「かいじゅう・・・」にしたのですが、「ランサム・サーガ」は改訳版を未読だったので此方に。。。

      此方は余談
      随分前(未だ学生だった頃)に観た「かいじゅう・・・」アニメーションが素敵でした。アンゲラー「すてきな三にんぐみ」とかも良い出来だったのですが、監督が酷いトム・ジェリを作って悪名高いジーン・ダイチだったので驚いた。。。
      2021/08/18
    • goya626さん
      神宮輝夫さんは亡くなられたのですね。古い本ですからね。
      神宮輝夫さんは亡くなられたのですね。古い本ですからね。
      2021/08/23
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      goya626さん
      > 古い本ですからね。
      んー
      goya626さん
      > 古い本ですからね。
      んー
      2021/08/23
  • 子どもたちの読み聞かせの本。(再読)

    毎日一冊ずつ就寝前に、一人ずつ膝に抱いて読み聞かせていました。
    この本は、今でも、たまに読むことがあるほど大好きな絵本です。

    子どもを膝に読んでいると、なぜか涙が・・・可愛い子どもでも育児となると大変でした。

    想い出の一冊です。

  • 子どもが大好きな本。やんちゃな少年がお母さんに怒られて、ふてくされて勝手にかいじゅうたちの島に行くお話。かいじゅうたちに言うことを聞かせてかいじゅうおどりをさせるシーンとか、とても可愛く、子どもも心がわくわくすると思います。
    でも、やっぱりお母さんが恋しいんだよね。
    母が読んでも、子どもにとっても最後はほっこりと安心できる、必読必携の一冊です。

  • たべちゃいたいほどすきなんだ

    なんて言うかいじゅうの言葉は文字通りに読めば怖いんだろうけど、
    ある意味究極の愛情なんじゃないかと思う。

    ひと夜の夢みたいなお話。

  • 先日の絵本展で思いもかけず大好きなセンダックの絵に遭遇。
    それが「かいじゅうたちのいるところ」の原画でした。
    あぁ本当に線と色の細やかな使い方が絶妙です。
    怖いはずのかいじゅうたちがこんなに威力的だなんて!
    森に夜空に踊るかいじゅうたち。
    一緒に月の灯りでダンスしたい。

    たべちゃいたいほど おまえが すきなんだ
    たべてやるから いかないで

    かいじゅうのぬいぐるみをきていたずらをするマックスにおかあさんが
    「この かいじゅう!」 
    夕飯ぬきよ!と部屋に閉じこめられたマックス。
    いつのまにか部屋に木が生えはじめてどんどん伸びて大きな森に!
    マックスの長くて短い素敵な冒険でした。

    センダックの本は本当に好みのツボにすぽっと入ってきます。
    はずれがないです~。
    なんと映画化とか!チェックしなくちゃ。

    お気に入り度:★★★★★
    (2009年9月24日読了)

  • マックスはおおかみになりかいじゅうになった。かいじゅうたちのいるところはマックスの想像全開の世界。子どもは想像でこんなところまで行けるんだ。マックスのこうだったらいいなが詰まった世界。かいじゅうたちと踊って遊んで王様になって。でもいつだって帰ってこられる場所がある。安心してどんどん世界に飛び出せばいい。

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著者プロフィール

1928年アメリカ ニューヨーク生まれ。絵本作家。
アート・スチューデンツ・リーグに学ぶ。『かいじゅうたちのいるところ』(冨山房)でコールデコット賞を受賞、その他『まよなかのだいどころ』『まどのそとのそのまたむこう』(冨山房)、『ロージーちゃんのひみつ』(偕成社)、『そんなときなんていう?』(岩波書店刊)、『くつがあったらなにをする?』(福音館書店刊)、『ミリー』(ほるぷ出版)他多数の作品がある。国際アンデルセン賞、ローラ・インガルス・ワイルダー賞、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞などを受賞。

「2020年 『かいじゅうたちのいるところ WHERE THE WILD THINGS ARE』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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