パンはころころ 新装版: ロシアのものがたり

  • 冨山房
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本棚登録 : 93
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784572002327

感想・レビュー・書評

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  • 「パンはころころ」なのに、表紙絵でパンよりもキツネが目立っているのは一体…??
    と思いましたが、読み終えて納得しました。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    おじいさんがおばあさんに、パンを作ってほしいとお願いした。
    おばあさんは粉ばちやらを掃いたりして、ようやく粉をかきあつめ、まあるいパンを焼いた。

    パンはしばらくおじいさんとおばあさんのところで“おとなしく”していたのだけど、突然、そこから転がりだした。

    コロコロ、コロコロ。

    そしてパンが出会ったのは…?

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    著者のマーシャ・ブラウンさんは、あの有名な「三びきやぎのがらがらどん」をかかれた方でもありました!

    「三びきやぎのがらがらどん」は子どもの頃に読んでもらい、お話も覚えていたのですが、著者の名前は全然記憶になかったので、とてもびっくりしました。
    言われてみれば絵の線は「三びきやぎのがらがらどん」に似てるような気もしましたが、本書の絵は白、茶、緑、朱赤、オレンジの、5色で描かれており、がらがらどんの色使いと違う印象を受け、著者がおなじとは気がつきませんでした。

    あえてなのだと思いますが、文章は5・7・5調で書かれており、読み聞かせをしていると大変リズムがよく、気持ちもルンルンしてきました。
    ただ後半は繰り返しの文章が多く、読み聞かせをしていたら、小2の娘はついに「(繰り返しのところ)読まなくてもいいんじゃない?」と言い出しました(苦笑)。

    年中~小1くらいの、言葉のリズムや繰り返しをたのしめる頃には、とてもオススメな絵本です。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    「パンは おとなしく していたけれど…
    とつぜん ころころ ころがりだした。」
    (9ページ)

    この表現が、とてもツボにはまりました。
    モノであるパンが“おとなしく”しているなんて、通常有り得ません。
    しかしこの一文のおかげで、本来は静物でしかなかったパンが、突然動き出したりするような“動物”に、変わってしまうのです。

    たった一文ですが、この文なくして「パンはころころ」のお話は成り立たない!とまで思えてしまう一文でした。

    さて、「パンはころころ」なのに、なぜか表紙絵で一番目立っているのはパンではなくキツネです。
    読み始める前は!そのことに違和感を感じたのですが、読み終えてその理由がなんとなくわかりました。

    キツネとパンの間になにがあったのか??
    ぜひラストまで逃さず、読み終えてみてくださいね。

  • リズム良く考えられた構成

  • ロシアの昔話

  • マーシャ ブラウン (著), Marcia Brown (原著), 八木田 宜子 (翻訳)

    『おだんごぱん』(瀬田貞二訳と同じ話)

  • 歌の語呂合わせ。いい気になっていると、大失敗するということ

  • 7分/低学年/「おだんごぱん」と同じ話。マーシャブラウンの絵がよい。少し遠くから見た方がハッキリする絵。

  • 申し訳ありません、現在品切れ状態です。
    購入できません。20130618

    http://www.fukkan.com/

  • 2012年12月13日

    <THE BUN>
      
    装丁/辻村益朗

  • せたていじ訳のおだんごぱんと同じロシア民話を元にした絵本。

    せたていじさんの絵本も訳がよかったけど、
    この絵本は絵がすてき!
    見開きに一場面だから、理解しやすいし…パンが唄うとこがとても音の並びがきれいで耳で聞いていてとっても楽しい!!

    おはなし会が楽しみー!
    きっとこういう読み手のワクワク感が大事なんだね。

  • こどばがリズミカルで読んでいて楽しい絵本です。全体的に詩や歌のようです。パンの表情が少しいたずらっ子のようでお茶目です。

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著者プロフィール

1918年アメリカ・ニューヨーク州ロチェスター生まれ。1954年『シンデレラ―ちいさいガラスのくつのはなし』(福音館書店)、1961年『もとはねずみ…』(童話館出版)、1983年『影ぼっこ』(ほるぷ出版)で3度のコールデコット賞を受賞。他に『三びきのやぎのがらがらどん』(福音館書店)、『ちいさなメリーゴーランド』(小舎)などがある。2015年没。


「2017年 『あおいジャッカル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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