- Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
- / ISBN・EAN: 9784572002440
作品紹介・あらすじ
聞きたいことがあるのに、お母さんは赤ちゃんにかかりきりで相手をしてくれません。そこでマーチンは「遠いところ」へ行ってしまおうと決心します。ところが、猫やスズメや馬と一緒に出かけた「遠いところ」では…。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
モーリス・センダック作。原題はVERY FAR WAY。
赤ちゃんにかかりきりのお母さんがかまってくれないので、マーチンは、「ぼくがきくことにちゃんとだれかがこたえてくれる、とおいところ」へ行っちゃおうと家を出ていくことにする。
変装までして。
マーチンは途中で年寄りの馬とすずめが話しているところにでくわす。
マーチンが遠いところとはどこか尋ねると、馬もすずめも「遠いところ」を想って泣き始める。
おまけにマーチンも遠いところに行きたくて泣き始める(笑)
そこへ、猫がやってきて、自分は遠いところを知っていると言う。なんとそこは、近所にある地下室だった。
マーチンと馬とすずめと猫はその地下室に入って(馬は首だけ)話しをし始めたものの……
この本はしようと思えばいろんな解釈ができると思う。
でも読後、そんな解釈はしたくないと思えるほどにキュートで良いお話だった。
子ども向けに書かれた本なのに、誰も基本的には分かり合えないのだ(わからないことはわからない)ということが描かれていてすごく気に入った。 -
笑う!かわいい!半日も もたなかった幼い人の家出。
-
「ぼくは でていく。 ぼくが きくことに ちゃんと だれかが こたえてくれる、とおい ところへ いっちゃうから。」
さ、わたしもトランクににもつをつめてみようかしら。カウボーイのふくをきて、ひげをつけて。 -
どうなるのか、次のページへ自然と進みたくなる。
-
今いるところが嫌になった子どもと、仲間たち。「とおいところ」に行きたくなります。
でも、「とおいところ」って、どんなところだろう。
きっと多くの人が感じたことのある気持ちと、その答え。 -
とおいどこかにいこうとした先で出逢ったなかまはなぜかみんなかなしそう みんなのいきたいところってどこ?
-
探し歩いて戻った場所は
-
Goodな本でした。モ―リス・センダックのマンガとも絵画とも違う絵本に丁度よい絵でした。物語は男の子マ―チンがおかあさんに相手してもらえなくて、とおいところへいきたいな、と出かけるトコロからはじまります〜〜最後には走って帰っていきますが。