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本 ・本 (25ページ) / ISBN・EAN: 9784572002778
作品紹介・あらすじ
クリスマスのプレゼントを買うために、自分のいちばん大切な宝物を手放してしまう夫婦の愛の絵物語。心を打つ短編として名高い物語に、美しい絵がつきました。ギフトブックとしてもたいへん喜ばれています。
感想・レビュー・書評
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談話室でなおなおさんに教えていただいたクリスマス絵本です。
なおなおさん、ありがとうございます!
ストーリーはおそらく教科書などで読まれてご存じの方が多いかと思います。
私も知っていましたが細部を忘れていました。
そして翻訳者は矢川澄子さんです。
絵はリスベート・ツヴェルガーという方で淡いブルーややさしいブラウン、ペールグリーンなどを基調とした透明感のある、とても上品な絵です。
私は教科書の次は新潮文庫で読んだ記憶がありますが、文庫に絵はないので、こういった、とても優しい配色の日本のいわさきちひろさんを思わせるような絵本で読むのもいいものでした。 -
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2022/11/05
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なおなおさん、こんばんは!とても素晴らしいお話しでした。これぞ賢者の2人でした。クリスマスは妻とこうありたいものです(^^♪なおなおさん、こんばんは!とても素晴らしいお話しでした。これぞ賢者の2人でした。クリスマスは妻とこうありたいものです(^^♪2022/11/05
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クリスマス絵本の三冊目。
有名なオー・ヘンリーのお話に、こちらも美しい挿絵で有名なリスベート・ツヴェルガーが絵を添えたもの。縦長の装丁で、クリスマスの贈りものにまつわる話。
ツヴェルガーの絵としては比較的初期のもので、現在のような鮮やかな色彩や大胆なデフォルメもなく、物足りなく感じられるかもしれない。
でも眺めていると、そのクラシックな味わいがお話ととても良くマッチしている。
優しく思慮深そうな様子の夫・ジムと、繊細で美しい妻・デラの夫婦。
ベッドで悲しみにくれているデラの姿や、髪を切ったあとの襟足を気にするしぐさ、帰宅したジムと抱き合うドア越しの場面や、家具や小道具の描写など、淡く優しい色合いに女性らしさがあふれていてとても慎ましく上品。
表紙になっているのは、自慢の髪をジムへの贈りもののためにカットするところ。
換金できるものはこの髪の毛だけだったというのが、とても切ない。
ジムはというと、こちらもやはり自慢のものは鎖の取れた懐中時計だけ。
お互いがお互いの一番大切なものを売り、相手のために一番喜んでくれそうなものを手に入れた結果は・・
文章はお洒落で小気味よく、最初の1行から最後の1行まで気が利いている。
大人向けの絵本としてプレゼントにも良いかもしれない。
相手のために贈り物を選ぶ時の、胸が弾むような嬉しさがちゃんと描いてあるところがとても好き。
贈りもので一番幸せなのは、相手の喜ぶ顔を想像しながらあれこれ迷って選ぶ時。
若く貧しい夫婦は、相手にとって最高のサンタクロースになったということだ。
妻のデラは、作者であるオー・ヘンリーの奥様がモデルだったというのも何だか素敵。
賢者にはなれなくとも、誰かのサンタクロースにはなれそうな気がしてくる。
では、タイトルになっている「賢者」とは誰のこと?もう分かりますよね。-
2021/12/12
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クリスマス物語をジェンダー視点で読むと…O・ヘンリー「賢者の贈り物」 - wezzy|ウェジー
https://wezz-y.com/archives/94015
賢者のおくりもの|全ページ読める|絵本ナビ : オー・ヘンリー,リスベート・ツヴェルガー,矢川 澄子 みんなの声・通販
https://www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00.asp?no=435&spf=1
外国の絵本 冨山房
http://www.fuzambo.net/phone/gaikokunoehon.html -
クリスマスの贈り物にまつわる物語。絵も素敵なんだけど、それ以上に読ませる文章で最初から最後までとても美しかった。夫婦の互いを想い合う気持ちに心が温まる。
“だが、最後に現代のかしこい人々にひとこと言わせていただくとすれば、およそおくりものをする人々のうち、このふたりこそは、もっともかしこかったのです。なべて贈答のやりとりをする人々のうち、彼らみたいな人々こそが最高です。どこに住んでいようと、かしこさにはかわりありません。彼らこそ賢者なのです。” -
クリスマスにサンタクロース(母)からのプレゼント
今思えば小学生の私には早い内容のような。。。
もっと大きくなってから読み直して、私もいつかこの2人のようになれたら、と憧れた割に1人のままなのはなぜなのかしら?? -
生活が厳しい中でも、お互いを思いやる気持ちに感動した。私もいつまでもこういう気持ちを忘れずにいたい。
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お互い、相手の何が宝物であるかを知っていて、
その相手の宝を生かすために
自分の宝をためらいもなく手ばなしてしまえるような、
深い愛情の通いあい。
それをお互い実感できたことが、ふたりにとってのなによりの
「おくりもの」
であったことでしょう。 絵がまた繊細で、シックで素敵。
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英語の塾に出てきたので気になって読んでみたら、少し内容が違くて面白かったです。
私は、22ページの上から21〜22行目の文章が好きです。
貧しい暮らしなのに心に余裕があり、失敗してもそれをポジティブ思考にできるので私もそうなれたらなと思いました。
絵がついているので想像がしやすく、読みやすいです。
少し文章が長いと思うかもしれませんが話の世界に入りやすくすぐに読めてしまいました。
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2022/07/27
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リスベート・ツヴェルガーの作品






まことさんの本棚に「ゆうぐれ」を見かけました。
こちらも談話室で紹介...
まことさんの本棚に「ゆうぐれ」を見かけました。
こちらも談話室で紹介されたようですね。確かにクリスマス関係です。選書がうまいなと思いました。私も好きな絵本です。
この機会にシュルヴィッツさんの空の四部作(←ブク友さんが名付けてました)─「よあけ」「ゆき」「あめのひ」そして「ゆうぐれ」─いかがでしょう。
皆さんの紹介本が色々で、楽しい談話室になりましたね!
ユリ・シュルヴィッツさんの空の四部作、調べたら図書館に全部あったので、来春に借りてこようと思いまし...
ユリ・シュルヴィッツさんの空の四部作、調べたら図書館に全部あったので、来春に借りてこようと思いました。
表紙の絵をみただけで素敵そうです。
ありがとうございます!
なおなおさん、他の皆さまの紹介本で楽しい談話室になりました。
ありがとうございます!