賢者のおくりもの

制作 : リスベート・ツヴェルガー  矢川 澄子 
  • 冨山房
4.26
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本棚登録 : 248
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (25ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784572002778

作品紹介・あらすじ

クリスマスのプレゼントを買うために、自分のいちばん大切な宝物を手放してしまう夫婦の愛の絵物語。心を打つ短編として名高い物語に、美しい絵がつきました。ギフトブックとしてもたいへん喜ばれています。

感想・レビュー・書評

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  • クリスマス絵本の三冊目。
    有名なオー・ヘンリーのお話に、こちらも美しい挿絵で有名なリスベート・ツヴェルガーが絵を添えたもの。縦長の装丁で、クリスマスの贈りものにまつわる話。

    ツヴェルガーの絵としては比較的初期のもので、現在のような鮮やかな色彩や大胆なデフォルメもなく、物足りなく感じられるかもしれない。
    でも眺めていると、そのクラシックな味わいがお話ととても良くマッチしている。
    優しく思慮深そうな様子の夫・ジムと、繊細で美しい妻・デラの夫婦。
    ベッドで悲しみにくれているデラの姿や、髪を切ったあとの襟足を気にするしぐさ、帰宅したジムと抱き合うドア越しの場面や、家具や小道具の描写など、淡く優しい色合いに女性らしさがあふれていてとても慎ましく上品。

    表紙になっているのは、自慢の髪をジムへの贈りもののためにカットするところ。
    換金できるものはこの髪の毛だけだったというのが、切ないところ。
    ジムはというと、こちらもやはり自慢のものは鎖の取れた懐中時計だけ。
    お互いがお互いの一番大切なものを売り、相手のために一番喜んでくれそうなものを手に入れた結果は・・

    文章はお洒落で小気味よく、最初の1行から最後の1行まで気が利いている。
    大人向けの絵本としてプレゼントにも良いかもしれない。
    相手のために贈り物を選ぶ時の、胸が弾むような嬉しさがちゃんと描いてあるところがとても好き。
    贈りもので一番幸せなのは、相手の喜ぶ顔を想像しながらあれこれ迷って選ぶ時。
    若く貧しい夫婦は、相手にとって最高のサンタクロースになったということ。
    妻のデラは、作者であるオー・ヘンリーの奥様がモデルだったというのも何だか素敵。
    賢者にはなれなくとも、誰かのサンタクロースにはなれそうな気がしてくる。

  • 古本で入手済みだが、やはり、この絵が美しいので新品が欲しくなった。

  • クリスマスにサンタクロース(母)からのプレゼント
    今思えば小学生の私には早い内容のような。。。

    もっと大きくなってから読み直して、私もいつかこの2人のようになれたら、と憧れた割に1人のままなのはなぜなのかしら??

  • Kindle版(青空文庫のもの出版社はここではない)短編ながら、なんか素敵だなって思える作品。憧れる。

  • 【読み聞かせ】2冊目の賢者のおくりもの。いもとようこさんの本に比べて、訳が高尚な感じで、5歳の娘の興味を惹きつけるのは苦労した。

  • 貧しい夫婦のジムとデラ。クリスマスのプレゼントに、お互い相手に何を贈ったのでしょう・・・。どんなに貧しくとも、心底相手を思いやって愛し合っている夫婦の心温まるすてきなお話!!ツヴェルガーの絵がその情景を見事に描き出してくれて、おすすめです。心がきゅっと締め付けられますよ。

  • おくりものは難しいなと思います。

    これまでを振り返っても、自分があげたいもの、相手が喜んでくれるだろうという自分の勝手なストーリーを描いたものを贈りがちでした。

    本当に相手が欲しいと思っているもの、相手にとってまさに素敵なものは、日頃から相手のことを素直に見ていないと見つからないものです。

    贈り物とは、物を通じて言葉では言い尽くせない自分の気持ちを相手に伝えることなんだと、気付きました。

    以前、文化人類学的の贈与論にのめり込んでいたことがありましたが、この『賢者のおくりもの』を読んで贈り物の本質を今一度見つめ直しました。

    どことなく寂寥の感が漂う絵も素敵で、ストーリーの雰囲気を盛り上げてくれます。

  • 絵は素晴らしいので一見の価値有り。翻訳は昔っぽい言い回しで少し読みづらい。

  • 絵本が決して子どものためだけにあるものではないと思い出させてくれる、ちょっと大人な一冊。
    貧しく若い男女がお互いのことを一番に考えて、犠牲を払って贈り物をし合う。
    リースベルト・ツヴェルガーの少し寂しい雰囲気、高い画力がぴったりの物語。

  • 有名なお話なのであらすじはわかっていたけど、読んだのは初めてだったかもしれない。

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