賢者のおくりもの

制作 : リスベート・ツヴェルガー  矢川 澄子 
  • 冨山房
4.26
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本棚登録 : 250
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (25ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784572002778

作品紹介・あらすじ

クリスマスのプレゼントを買うために、自分のいちばん大切な宝物を手放してしまう夫婦の愛の絵物語。心を打つ短編として名高い物語に、美しい絵がつきました。ギフトブックとしてもたいへん喜ばれています。

感想・レビュー・書評

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  • クリスマス絵本の三冊目。
    有名なオー・ヘンリーのお話に、こちらも美しい挿絵で有名なリスベート・ツヴェルガーが絵を添えたもの。縦長の装丁で、クリスマスの贈りものにまつわる話。

    ツヴェルガーの絵としては比較的初期のもので、現在のような鮮やかな色彩や大胆なデフォルメもなく、物足りなく感じられるかもしれない。
    でも眺めていると、そのクラシックな味わいがお話ととても良くマッチしている。
    優しく思慮深そうな様子の夫・ジムと、繊細で美しい妻・デラの夫婦。
    ベッドで悲しみにくれているデラの姿や、髪を切ったあとの襟足を気にするしぐさ、帰宅したジムと抱き合うドア越しの場面や、家具や小道具の描写など、淡く優しい色合いに女性らしさがあふれていてとても慎ましく上品。

    表紙になっているのは、自慢の髪をジムへの贈りもののためにカットするところ。
    換金できるものはこの髪の毛だけだったというのが、切ないところ。
    ジムはというと、こちらもやはり自慢のものは鎖の取れた懐中時計だけ。
    お互いがお互いの一番大切なものを売り、相手のために一番喜んでくれそうなものを手に入れた結果は・・

    文章はお洒落で小気味よく、最初の1行から最後の1行まで気が利いている。
    大人向けの絵本としてプレゼントにも良いかもしれない。
    相手のために贈り物を選ぶ時の、胸が弾むような嬉しさがちゃんと描いてあるところがとても好き。
    贈りもので一番幸せなのは、相手の喜ぶ顔を想像しながらあれこれ迷って選ぶ時。
    若く貧しい夫婦は、相手にとって最高のサンタクロースになったということ。
    妻のデラは、作者であるオー・ヘンリーの奥様がモデルだったというのも何だか素敵。
    賢者にはなれなくとも、誰かのサンタクロースにはなれそうな気がしてくる。

  • 古本で入手済みだが、やはり、この絵が美しいので新品が欲しくなった。

  • クリスマスにサンタクロース(母)からのプレゼント
    今思えば小学生の私には早い内容のような。。。

    もっと大きくなってから読み直して、私もいつかこの2人のようになれたら、と憧れた割に1人のままなのはなぜなのかしら??

  • Kindle版(青空文庫のもの出版社はここではない)短編ながら、なんか素敵だなって思える作品。憧れる。

  • 【読み聞かせ】2冊目の賢者のおくりもの。いもとようこさんの本に比べて、訳が高尚な感じで、5歳の娘の興味を惹きつけるのは苦労した。

  • 貧しい夫婦のジムとデラ。クリスマスのプレゼントに、お互い相手に何を贈ったのでしょう・・・。どんなに貧しくとも、心底相手を思いやって愛し合っている夫婦の心温まるすてきなお話!!ツヴェルガーの絵がその情景を見事に描き出してくれて、おすすめです。心がきゅっと締め付けられますよ。

  • おくりものは難しいなと思います。

    これまでを振り返っても、自分があげたいもの、相手が喜んでくれるだろうという自分の勝手なストーリーを描いたものを贈りがちでした。

    本当に相手が欲しいと思っているもの、相手にとってまさに素敵なものは、日頃から相手のことを素直に見ていないと見つからないものです。

    贈り物とは、物を通じて言葉では言い尽くせない自分の気持ちを相手に伝えることなんだと、気付きました。

    以前、文化人類学的の贈与論にのめり込んでいたことがありましたが、この『賢者のおくりもの』を読んで贈り物の本質を今一度見つめ直しました。

    どことなく寂寥の感が漂う絵も素敵で、ストーリーの雰囲気を盛り上げてくれます。

  • 絵は素晴らしいので一見の価値有り。翻訳は昔っぽい言い回しで少し読みづらい。

  • 絵本が決して子どものためだけにあるものではないと思い出させてくれる、ちょっと大人な一冊。
    貧しく若い男女がお互いのことを一番に考えて、犠牲を払って贈り物をし合う。
    リースベルト・ツヴェルガーの少し寂しい雰囲気、高い画力がぴったりの物語。

  • 有名なお話なのであらすじはわかっていたけど、読んだのは初めてだったかもしれない。

  • いわずとしれた名作

  • 子供には難しいかもです。でも、大好きな話です。本当にいい話です。だから、子どもにもう少しわかりやすい文章に意訳した版があってもいいかも。

  • クリスマスに読みたくなる。高学年いや、大人向けかな。

  • 大切な人の為には自己犠牲も厭わないという人を、
    ‘賢者’と表現することには少々違和感を覚える。
    ではどう表現すればいいかと考えると、良い日本語訳は浮かんでこない。

    それを単純に言葉の壁と言ってしまえるのかわからないけど、
    同作品の訳者を変えて何冊か読んでみたら
    やはり訳し方で読了感はかなり変わったものになった。

    個人的にはこの作品よりも、作者の経歴に興味がわいてしまった。

  • 貧乏だけど愛し合っているジムとデラの有名なお話。
    絵がとてもきれいでした。

  • 冬になると読みたくなる絵本。お互いのことを思いやるという、この話が好きです。

  • 某漫画に出てきたのを図書館でふと思い出して・・・。(笑

    あらすじは知ってましたが、

    ちゃんと読んだ事がなかったので改めて読んでみました。

    お互いがお互いを思いやってすれ違うのが

    何とも言えないです。

    何年かして読むと考え方がかわって、

    また違った感想になりそうです。

  • シャディのTVCMでこのお話が使われていました。
    スベート・ツヴェルガーの挿絵がとてもきれいで
    心温まる大人のための絵本だと思います。

  • 言わずと知れた普及の名作ですが、買うなら、リスベート・ツヴェルガーの絵が素晴らしい、この絵本がおすすめです。
    優しくて儚げな画風が、若い夫婦の壊れそうな幸せによく合って、物語をさらに奥深い世界に導きます。

  • 人を想う事、思い遣る事とは、こういう事だと心から思いました。なんど読んでも優しい気持ちになります。

  • リスベート・ツヴェルガーの挿絵が素敵で購入しました。内容も勿論素敵なお話ですが絵がこの本んの世界を広げているような気がします。

  • 貧しくてもお互いを思いやる気持ちの尊さを教えてくれるすてきな絵本

  • お互い、相手の何が宝物であるかを知っていて、
    その相手の宝を生かすために
    自分の宝をためらいもなく手ばなしてしまえるような、
    深い愛情の通いあい。
    それをお互い実感できたことが、ふたりにとってのなによりの
    「おくりもの」
    であったことでしょう。 絵がまた繊細で、シックで素敵。

  • なるほど、と思った。経済的に貧窮しているのに、それでも愛する人にプレゼントを贈りたいという気持ちが美しいと思った。自分の一番大切にしているものを失ってまで相手へのプレゼントにしてしまう。私にはできそうにないので、びっくりした。

  • 神保町にある有名な絵本屋さんで何気なく手にとって読んでみた1冊。素晴らしい内容だった。読んだ後に著者を見てみると、なんと O・ヘンリーの著作であってびっくりしたのを覚えている。O・ヘンリって絵本も出してるんだー。子供だけじゃない、大人にも読んで欲しい1冊です。

  • リスベート・ツヴェルガーの挿絵が本当に綺麗です。繊細な線と色使いにほれぼれします。

  • お金のない夫婦が自分の大切なモノを売って相手のクリスマスプレゼントを買うあのお話。とても心温まる一作。

  • ツヴェルガーは大好きな絵描きの1人です。繊細で緻密な絵。この絵本は原画の再現性が高いので好き。

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