3びきのかわいいオオカミ

制作 : ヘレン オクセンバリー  Eugene Trivizas  Helen Oxenbury  こだま ともこ 
  • 冨山房
4.20
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本棚登録 : 985
レビュー : 183
  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784572003331

感想・レビュー・書評

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  • 単なる三匹のこぶたのパロディかと思いきや、いやいや、やられました。
    かわいいオオカミの兄弟たちが一生懸命作ったお家を、悪いおおブタが壊してしまうのですが、そのやり方のひどいこと、ひどいこと。
    あまりのひどさに度肝を抜かれます。子供達はびっくり大爆笑!
    レンガでも、コンクリートでも、鉄条網や鉄骨でも壊されてしまったオオカミたちのお家。
    「きっと ぼくたち、いままでのまちがった ざいりょうで うちをつくってたんだ…」
    オオカミたちの選んだ材料とは?
    わるわるおおブタはまた壊しにやってくるのか?
    最後まで目が離せません。
    ハッピーエンドがなんともうれしいではありませんか!

  • エンターテイメントかつ社会派の最高傑作!

    3びきのこぶたならぬ、3びきのかわいいオオカミである。
    本書では、かわいいのはオオカミで、恐ろしいのはブタである。
    まずこの設定に疑問をもたず素直に読む事をお勧めする。

    本書のエンターテイメントは、具体的な描写と徹底的な破壊によって表される。
    オオカミがレンガの家を作る時は、レンガを調達し、セメントをこね、左官をする。もっと強い家を作る時は、コンクリートを調達し、レール式のバケツで2階まで引き上げ型に流し込む。もっともっと強い家を作る時は、鉄条網を調達し・・・
    オオカミは勤勉であり技術力の豊富な建築家である。それが具体的な描写によって、かっこよく且つユーモラスに見えて楽しい。

    一方、ブタは破壊王である。
    ハンマーや電気ドリルやダイナマイトを使って、オオカミの作った家をとことん破壊する。破壊王に常識は不要だ。電気ドリルをどこから調達したか、発電は?という詮索をするのは野暮というものだ。

    さぁ、ここからが本書の山場である。とことん家を壊されたオオカミはある方法を思いつき、結果とんでもない方向へと物語は展開する。

    とんでもない方向というのは、3びきのこぶたの「勧善懲悪」にはなかったテーマが、本書にはあるという意味である。ネタばらしをすると、「オオカミとブタは仲良く一緒に過ごしましたとさ」がエンディングなのである。
    これは3びきのこぶたが正しいぶたとオオカミの物語であると信じていた私にはショッキングであった。自分はどれほどひどい人間だったのかと自己嫌悪に陥ったほどだ。

    それは冗談だが、親の立場で考えた場合にどちらの物語を子供に読ませたいか、子供だった場合にどちらの物語を読みたいか、恐らく本書なのではあるまいか。ただし、オオカミが可愛い事と破壊王のブタを許容できる心が必要である。

  • 姪っ子にあげる前に読んでみたのですが・・・。
    かな~り面白かったです♪
    現代の童話って感じ・・・。
    オオカミより豚が強いんですよ。
    その豚がまぁ・・・極悪(笑)
    でもちゃんとお話の中に教訓が含まれてて
    目新しい内容ではありませんが、いいんじゃないかな。
    つっこみどころ満載なので、
    子どもと一緒に楽しく読んで下さいな。

  • 中学年から高学年の子が喜んでくれそう。
    小さな子には「3びきのこぶた」が良いけど、少し大きくなってきたら
    このパロディも理解できるだろう。
    オオカミさんたちが弱く大人しく、ぶたさんがとにかく悪い。
    その悪いことといったらもう・・
    淡い色彩の優しい挿絵が、このお話しに良く似合う。
    レンガの家は大きなハンマーで壊され、コンクリートの家は電気ドリルで
    壊され、有刺鉄線を張り巡らした鉄の家はダイナマイトで吹き飛ばされる
    暴力的なぶたさんの前では、手も足も出ないオオカミたち。
    家の作り方を変えようと、花でいっぱいの家を作ってから運命が変わる。
    この変化がとにかく笑える。
    息を吸うたびに入り込む花の香りで、ぶたさんの豚格が劇的に変わるのだ。
    さんざん苛められたのに、いっしょに住もうとぶたさんに言うオオカミの寛大さがいいね。
    展開の面白さとラストの意外な幸福感、それを表情の豊かな挿絵が盛り上げる。
    大人が読んでも楽しめるかも。

  • 3びきのこぶたのパロディで、おもしろおかしく書いてあるだけなのかと思いきや、
    いやいや、考えさせられることもあり、うーん!と唸ってしまいました。
    やさしくて、ちょっと情けないほどのかわいいおおかみと、とんでもなく悪いおおブタ。
    おおブタに壊されないような家をたてるには? 最後におおかみたちが選んだ家の材料とは?

  • 小学校高学年の読み聞かせに。ゆっくり読んで、12分程度。三匹のかわいいこぶたをベースにしたお話。最初からレンガの家を建てるも悪い大ブタはハンマーを持ち出してきます。最後に建てる家の材料とは…?

  • 3匹のかわいいおおかみが、わるい豚に次々と家を壊される。
    レンガで作った家も、コンクリートで作った家も、有刺鉄線を張り巡らした家も…。
    悪いぶたはとことん悪者…。

    でも、最後、風が吹いたら吹き飛んでしまいそうな花で家を作るおおかみたち。
    わるい豚が今までのように吹き飛ばそうとふううーと息を吸い込むと、花のいい匂いが豚の鼻を刺激して、悪い豚は今まで自分はなんんて悪い豚だったのか、と改心する。
    最初は演技をしているのではないかと思うおおかみたちだけど、豚が心からいい豚になったことを知ると、これからもいたいだけいていいからね、と。
    そして、4匹は楽しく暮らすのだった。

    3匹のこぶたの反対?!
    発想が面白い。

    演技をしているのかも、と疑うおおかみたちもちょっと人間っぽい。

  • かわいい!
    ひたすら可愛い!

    おおかみもおおブタもアグレッシブでびっくりした。
    仕掛け絵本で、小さい子どもならわくわくしちゃうね☆

  • 「3びきのこぶた」の反対版。
    だけど、「3匹のこぶた」のオオカミに比べて、こぶたたちのすることが悪い、悪い。

  • 11~12分

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