3びきのかわいいオオカミ

制作 : ヘレン オクセンバリー  Eugene Trivizas  Helen Oxenbury  こだま ともこ 
  • 冨山房
4.20
  • (156)
  • (124)
  • (71)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 983
レビュー : 183
  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784572003331

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 三匹の子豚……ではなく出てくるのは三匹の可愛い狼と,そして悪い豚!
    逆転してるやん?

    お母さんに「そろそろ独り立ち(三匹だけど)しなさい」と言われた三匹は,1番目の子が藁で家を造るかと思いきや,三匹で最初から煉瓦で家を造る,が豚もさるものどこからかハンマーを持ち出し破壊の限りを尽くす.

    2番目の子が木で家を造るかと思いきや,三匹でコンクリートの家を造る,豚もさるものどこからかドリルを持ち出し破壊の限りを尽くす.

    3番目の子が煉瓦で家を造るのではもちろんなく,三匹で鉄骨や鉄板,鉄条網を用いて頑強な家を造るも,豚もさるものどこからかダイナマイトを持ち出し破壊の限りを尽くし,狼達は這々の体で逃げ出す.

    三匹は思いました,「これはアレじゃね? そもそもが間違ってんだよ,多分.ここは発想の転換だよ」と綺麗なお花で家を建てました.そうしてまたまた悪い豚がやって来て,ふうーっとぷうーっと吹くために息を吸い込んだ瞬間……

    豚「うわぁこれはなんてきもちがいいんだ,すんごくあまいかおりで,なんだかこころがやさしくなってきたなぁぁうひゃひゃひゃひゃうえへへへ……」
    狼『うわぁ,やべぇ,この花なんかやべぇ花だったんだぁ!?』
    と,そんなお話です.

    まんま『三匹のこぶた』をそのまま逆にしたお話でした,おおまかには.
    しかし,カンガルーにビーバーにサイにフラミンゴよ……「少し分けてくれませんか?」ときかれて「いいよ」といいながら,何故家を建てられるほどの量をあげるか!? そして,狼よ「すこし」では家は建たんだろう!?

    ツッコミは無しで.

  • 「3びきの子ぶた」のパロディ・オオカミバージョン。
    途中まで容赦なく家をぶち壊すブタが怖い。
    過剰に守れば守るほど、より強固に破壊されるという過剰防衛に対する皮肉にも満ちている。
    「3匹の子ぶた」をよく理解している年齢以上の子供が読むことをおすすめします。

  • 花の香りで愛に気付くストーリーが素敵です。

  • 「三匹のこぶた」の話しを思い出させる

  • 「3びきのこぶた」のパロディー絵本なのですが、元の絵本をあまり知らない娘には「?」のようでした。もちろん「3びきのこぶた」の話を知らなくても楽しめます。

  • 不明白。为什么不善大猪要入小狼的家中?不过,我想不错。

  • 立場逆転な豚と狼

  • 北風と太陽を思い出すなぁ。かわいらしいお話でした。

  • 3匹のかわいいおおかみが、わるい豚に次々と家を壊される。
    レンガで作った家も、コンクリートで作った家も、有刺鉄線を張り巡らした家も…。
    悪いぶたはとことん悪者…。

    でも、最後、風が吹いたら吹き飛んでしまいそうな花で家を作るおおかみたち。
    わるい豚が今までのように吹き飛ばそうとふううーと息を吸い込むと、花のいい匂いが豚の鼻を刺激して、悪い豚は今まで自分はなんんて悪い豚だったのか、と改心する。
    最初は演技をしているのではないかと思うおおかみたちだけど、豚が心からいい豚になったことを知ると、これからもいたいだけいていいからね、と。
    そして、4匹は楽しく暮らすのだった。

    3匹のこぶたの反対?!
    発想が面白い。

    演技をしているのかも、と疑うおおかみたちもちょっと人間っぽい。

  • もちろん、言わずと知れた『三匹のこぶた』のパロディ。
    いつも悪者にされているオオカミが可哀想だとばかり、
    ファンが作った物語、と言う感じ。笑

    風刺とか、パロディとかを理解できる年齢でないと、
    逆に頭が混乱するのであまり小さい子どもにはお勧めしない。
    これは『三匹のこぶた』を見て育った大人に対しての絵本、
    と思った方がいいだろうね。

    最初のページのおかあさんオオカミが、
    『そろそろ子育ても卒業。
     私も自分の人生を楽しみたいわ~』
    と言うようなアラフォーの現代女性の風刺画の様で笑えた。

    最後に慌ててまとめたような感のあるストーリーはなんだかな~。
    ティーポットを抱えて窮地を脱出するオオカミたち、
    可愛くて気弱そうな表情と、
    対する憎々しげな顔つきのおおブタとの対比が面白い。

    絵は丁寧にしっかりと描かれていて好感が持てた。


    ※ ユージーン・トリビザス(Eugene Trivizas)
    1946年ギリシャ生まれ。ロンドン在住。作家、犯罪学者。
    1969年アテネ大学で法学士取得後、
    1974年ロンドン大学で法学修士を取得。
    イギリスやギリシャの大学で犯罪学を教える傍ら、
    作家、詩人、脚本家としても活躍中。


    ※ ヘレン・オクセンバリー(Helen Oxenbury)
    1938年イギリス生まれ。
    1964年、世界的に著名な絵本作家:ジョン・バーニンガムと結婚。
    夫の影響で、挿絵や絵本の仕事を始める。
    1999年『ALICE’S ADVENTURES IN WONDERLAND』で、
    ケイト・グリーナウェイ賞を受賞。
    三人の子どもがいる。


    ※ こだま ともこ(小玉 知子)
    1942年、東京生まれ。
    早稲田大学文学部英文科卒業後、出版社勤務を経て、
    児童文学の創作と翻訳の仕事を始める。
    白百合女子大学児童文化学科講師。

    ● ケイト・グリーナウェイ賞受賞作品
    ○ 市立図書館所蔵

3びきのかわいいオオカミのその他の作品

3びきのかわいいオオカミ (大型しかけえほん) 大型本 3びきのかわいいオオカミ (大型しかけえほん) ユージーン・トリビザス

ユージーン・トリビザスの作品

ツイートする