- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784572003331
作品紹介・あらすじ
「3びきのこぶた」をすてきにひねった愉快なお話。あちこちで話題になり、幼稚園や小学校でもこどもたちが劇にして楽しんでいます。犯罪学者と人気画家のコンビニよる、極上の絵本です。
感想・レビュー・書評
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ブタ、、すごいいじわるな印象。笑
でも最後まで読むと、この本の印象ががらりと変わり、幸せとはを考えさせられた。
物だけだと、強いいもの、頑丈なものほど身を守る手段にはもってこいだが。心の世界においては、強さに強さで勝とうと(身を守ろうと)してもより相手が強くなって拗れていくものなんだよな…と感じた。
固まった心をほぐすためには、
美しさ、やさしさが大切。
ラストがとても印象に残る、素敵な絵本でした◎詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『3匹のこぶた』に出てくる悪者はおおかみでしたが、こちらでは、3匹の子どものおおかみにとっての悪者は大ブタでした。
パロディーといえば、パロディーかもしれませんが、とにかくここに出てくる大ブタの破壊力は半端なく、且つ豪快(笑)
そして、『3匹のこぶた』と明らかに違うのは、ラスト。ちょっと微笑ましいですね。
ストーリーも『3匹のこぶた』になぞらえているのに、とっても面白い。子どもは大喜びです。
また、こんなに豪快なのに、ちょっとメルヘンっぽい絵もまた、ギャップがあって素敵です。 -
3歳7ヶ月息子
かなり面白い!
文章長めだが、とにかく面白いので集中してみていた。
3匹のこぶた、を知っていることが前提。
オオカミがブタから逃げる。ブタがオオカミの家を壊して行く話。レンガもコンクリートも有刺鉄線の家も簡単に壊します、このブタ。 -
大好きな一冊。
低学年の昔話のブックトークで紹介したり、高学年の読み物の中に混ぜて紹介したり。
いつもは悪者にされがちなオオカミですが、ここではかわいい三兄弟です。
そしてそれはそれは悪いブタも出てきて、そのあまりの悪さが子どもたちを笑わせます。
これは、元の話の「三びきのこぶた」をきちんと知っている方がより楽しめるので、「三びきのこぶた」もちゃんと用意して紹介するのがおすすめ。
「ふうふうのふー」など、原作の表現が存分に生かされたパロディになっています。
そして、最後はどうなってしまうのー?といったところで、続きは自分で見てみてね!がおすすめです。ブックトークの後にすぐに続きを見に来た子供たちが、「えー!こんな結末ー!?」と驚くのも見もの。
オオカミも可愛いけれど、結末もほっこりしていてよいのです。
そしてやっぱり、原作あればこそ!なので、「三びきのこぶた」は大事です。 -
「ところがこのブタ、わるいのなんのってもうとんでもないわるブタだったんです。」
この一文と挿絵が可笑しくて可笑しくて。
ブタ悪すぎる。
遊んでるオオカミかわいい。 -
12分
低学年だと「三匹のこぶた」のかわいいこぶたさんのイメージを崩すのはどうかな〜と思い中学年まであたためていた絵本です。オオカミ=悪者の定着したイメージを覆し、かわいいオオカミと悪い大ぶたのお話。少し現実的な写実に驚きの声や笑い声もあり楽しんでもらえたと思います。面白い本ですが後からいろいろ考えさせられる内容です。余談ですが「あらしの夜に」もオオカミ側の本ですね。 -
最後に仲良くなれてよかった。花のにおいをかいで、いい人になれるってことは、本当はそんなにわるい人じゃなかったのかも(小2)
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あらあら 立場逆、、、
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子供の頃に親に読み聞かせてもらって大好きになった絵本。
単純な逆転ではなく、最後は優しい気持ちになります。
ストーリーは面白く、最後はみんなハッピーで絵も優しい。
声色を変えて何度も読み聞かせてくれた母を思い出す、大切な絵本。 -
3歳10ヶ月。子供にとって初パロディ。こいう楽しみ方もできると知ってくれれば良いな。
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絵本だけれど、人が愛し愛され生きていくために大切なことをこれ以上ないくらいわかりやすく伝えてくれています。
ヘレン・オクセンバリーの温かく優しい絵を眺めるだけでも、テンポのよいストーリーを追うだけでも楽しめますが、選択理論心理学やアドラー哲学を知っている人なら、テキストにしたいほどわかりやすい、人との効果的な関わり方のヒントが紹介されています。
アフガニスタンで亡くなった中村哲さんがなさろうとしていたのも、この絵本の最後のおうちづくりだったと思うと、奪うこと、争うことでは幸せにはなれない、と改めて思います。 -
すごいよ。
ダイナマイト使ってまで家壊したいんかいブタよ…どんだけ性格悪いんだ(執念って怖いね)
笑い転げながら読んだ。
3びきのオオカミが可愛い♥ -
中学年から高学年の子が喜んでくれそう。
小さな子には「3びきのこぶた」が良いけど、少し大きくなってきたら
このパロディも理解できるだろう。
オオカミさんたちが弱く大人しく、ぶたさんがとにかく悪い。
その悪いことといったらもう・・
淡い色彩の優しい挿絵が、このお話しに良く似合う。
レンガの家は大きなハンマーで壊され、コンクリートの家は電気ドリルで
壊され、有刺鉄線を張り巡らした鉄の家はダイナマイトで吹き飛ばされる
暴力的なぶたさんの前では、手も足も出ないオオカミたち。
家の作り方を変えようと、花でいっぱいの家を作ってから運命が変わる。
この変化がとにかく笑える。
息を吸うたびに入り込む花の香りで、ぶたさんの豚格が劇的に変わるのだ。
さんざん苛められたのに、いっしょに住もうとぶたさんに言うオオカミの寛大さがいいね。
展開の面白さとラストの意外な幸福感、それを表情の豊かな挿絵が盛り上げる。
大人が読んでも楽しめるかも。 -
読み聞かせ鉄板。
わたしは3年生に。
まず最初に、
「今日の絵本は、3匹の…、なんでしょう!」
と声かけすると、大人しいクラスでも1人2人は「こぶた」と言ってくれる。
元気なクラスなら、クラスのあちこちから「こぶた!」「こぶた!」
とても元気なクラスなら、たまに「こやぎ!」って言う子もいて、「それは7匹のでしょ!」とツッコミも入れられる。
おもむろに「3匹のかわいいオオカミです!」と絵本を出すと、ほんとうに興味津々に見てくれる。
悪い大ブタは思いっきり悪く、顔も悪い顔して演じるとおもしろい。
最後に、北風と太陽のお話と似てるよね、って話して、みんなもなにかうまくいかないことがあったら、やり方を変えてみるとうまくいくことがあるかもしれないよ、って締めくくる。 -
単なる立場逆転の話ではなく、思考の転換から、相手に良心が芽生えるストーリーが良い。何度読んでも飽きない本。
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3匹のこぶたの、おおかみと豚の立場が逆転したお話です。だんだんおうちのグレードが上がっていって、ブタをギャフンといわせるのかな?と思って読んでいたら、まさかの終わりかたでした。子供たちと一緒に楽しく読めました。
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悪いブタが衝撃!
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「三びきのこぶた」の反対のお話です!
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ぶた、こわい。
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息子が小学生の頃に、ブログの読友さんから教えてもらって読んだ本を思い出して借りてきました。
単純に、ただ単純に面白い(笑)
こういう本もたまには、息抜きにいいよね。 -
病院にあり読めた!
なんて悪い豚!!笑
ドリルで家壊すとかかなりの悪。
だけどこれが絵本のいいとこで最後はなごやか。
いやーこの絵本欲しいー! -
3匹の可愛いオオカミが作った、
レンガのお家も、
コンクリートのお家も、
鉄板の家も、
本気で壊しにやってくる相当悪い大きいブタ。
ハンマーもドリルも、ダイナマイトまで持ち出す始末。
悪いブタが心を入れ替えるきっかけが、
「そうきますかぁ」という感じ。
あー、面白かった。