少女イス 地下の国へ

  • 冨山房
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本棚登録 : 46
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784572004734

作品紹介・あらすじ

ロンドンの街から、ひとり、またひとりと子どもたちが消えていく…ハンメルンの笛吹伝説のように、ロンドンの街から、毎月のように大勢の子どもたちがすがたを消していく。なんとリチャード王の息子までもが行方不明に。子どもたちの行方を追って、ダイドーの妹であるイスは、ひとり「黄金王」の支配する『北の国』へと向かったのだが…。小学校高学年からおとなまで。

感想・レビュー・書評

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  • ロンドンから子供が消える。謎を解くために少女イスが大活躍する冒険活劇。勧善懲悪で痛快です。ゲド戦記外伝に似たモチーフのお話があったけど、作者によって全然受ける印象が違うもんだね。当たり前だけど。

    あとアルコール中毒の描写だけがリアルで恐かった。作者になにかトラウマがあるのかってくらいの。

  • イスって女の子の名前。
    地下の国から子供たちを救う。

  • シリーズの中で一番読みやすかったように思う。
    イスがパワフルで、話がどんどん進んで行くので厚みの割にとても早く読めた。
    ディケンズの世界に通じる児童文学。

  • 「ダイドーの冒険」シリーズですが、主人公は異母妹のイス。とはいえその活躍ぶりはダイドーそっくりです。ちょっと不思議な展開といい、どんどん進むストーリーに引き込まれて厚い本なのにあっという間に読んでしまいます。老人や子ども、障がい者、そういった力のない人々が真実のために踏みとどまり、出来ることをこつこつ続ける姿に感銘を受けます。ユーモアやちょっとした知的な楽しみが食べ物もなく、厳しい労働に明け暮れる生活の中で、人間らしさを保つ大事な力となることが描かれています。恐怖で人を縛ることが長続きしないことを祈ります。

  • ダイドーの冒険シリーズに登場する少女イスが主人公。ロンドンから多くの子どもたちが消えている? イスは、行方不明のいとこアランと王子デイヴィーを探すため、北の国に向かう。イスがそこで見たものは、驚くべき地下都市と、死ぬまで働かされている子どもたちの姿だった。イスは彼らを救うことができるのか?

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