ヴァイオリニストの息子

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 11
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575234381

作品紹介・あらすじ

アメリカに初の黒人大統領が誕生した!この事実は世界各国の政治に多大な影響を与えたが、それは世界政治だけでなくいわば末端に生きる二人の男の人生をも大きく変えることとなった。一人はアメリカ合衆国財務省シークレット・サービス大統領警護課長・ジャック・ロジャース、もう一人は警視庁警備部所属・野口英輔であった…。

感想・レビュー・書評

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  • アメリカ初の黒人大統領を警護するシークレットサービス、彼を狙う暗殺者グループ、そして大統領の来日を迎える日本の警察官たちそれぞれの視点から、少しずつ少しずつ物語が語られていきます。
    登場する人々はみな、どこかに傷を負っていて、物語が進む中で彼らの過去もまた明らかにされていき、その生き様が見えてくる…その、なかなかに小憎たらしい物語運びに一気に惹きこまれてしまいました。
    本当に誰もがみんなタフで魅力的なのです。

  • 美しいヴァイオリニストは、その指先で引き金を引く。

    個人的にものっそいイチオシの一冊です。
    見たものを魅了する美貌を持つ少年。彼の謎めいた雰囲気に飲み込まれていく周囲の人々の愛憎や過去が錯綜するミステリ小説。

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著者プロフィール

1939年、東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、東宝に勤務、東宝映画取締役を経る。
75年『愛と憎しみの宴』で文壇デビュー。以後、アクション、ハードボイルド小説などで活躍。累計111万部を突破したベストセラー「闇の警視」シリーズ(祥伝社文庫)はじめ、リアリティに溢れるエンターテインメント作品の執筆を続ける。『兇暴爺』(祥伝社文庫)など、著作多数。

「2020年 『ピグマリオンの涙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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