銀の皿に金の林檎を

著者 : 大道珠貴

• 双葉社 (2003年5月1日発売)

作品紹介・あらすじ

夏海、16歳…21歳…26歳…31歳…女子高生から銀座のホステスへ。

感想・レビュー・書評

[tuki1304さんの感想 · 2015年1月15日]

(2015/1/15読了)
これも前作同様、内容も知らずに図書館の書架から借りた本。惹かれたのはタイトルと目次です。
同一人物の４つの年の頃の話です。
祖母も母も18で出産、水商売の家系という複雑な環境の夏海。誰も愛さず、愛される事も望まない、飄々と生きているようにみえるけど、実際は寂しがり屋でひとりの人を思い続け(祖母のひもとなる)、実に逞しく生きている。
ハッピーになるような話ではなく、気だるささえ感じられるのだけど、じわじわと腹の底から何かが湧いてくるような不思議な話でした。
やっぱり大道さんって不思議。

(内容)
夏海、１６歳…２１歳…２６歳…３１歳…女子高生から銀座のホステスへ。

[bucherwurmさんの感想 · 2009年1月10日]

2009.1
ひとりの女の16歳〜31歳まで。
どうにも痛いところをついてくるというか。
たまに襲ってくる空虚とか不安は、環境関係なくて、
ぬくぬく生活してる自分でも、なんとなくわかる気がする。

[もえさんの感想 · 2008年4月5日]

淡々としているなあと思いました。

[かとさんの感想 · 2008年1月3日]

タイトルはゲーテのお言葉だそうです。
一人の女性の１６歳女子高生、２１歳ホステス・・・と５年毎の話なんだけどちゅうぶらりんな心と、ぼんやりとした家族のつながりみたいなものを
書いているのかなあ。

[mmmさんの感想 · 2007年1月29日]

表紙が土屋アンナだったから気になって読んでみました。
主人公には共感できず。
でもサクサク読めました。

[ゆきさんの感想 · 2006年7月31日]

銀座のｸﾗﾌﾞにスカウトされた女子高生、夏海の半生を描いた作品。あたしには、こういう内容は合わなかった･･･。ちなみに、表紙はアンナちゃん。

[ちえさんの感想 · 2006年2月6日]

2006.02.　夏海のモノローグだけで駆け抜ける17歳から31歳。すごく読みやすい。夏海は全然可愛くないんだけれど、自分に正直に生きていて、自分のことをふと振り返ってしまう。

[kumiさんの感想 · 2005年11月28日]

16〜31才まで。
活力のあるナマケモノの高校生の女の子の半生。
こんなに曲がってるように見えても、自分に正直に強く生きる主人公がイイね。

[chocoさんの感想 · 2005年3月27日]

ん〜どうでしょうか。微妙。

[DollyGirlさんの感想 · 2005年2月4日]

送料込み　300円
状態◎
カバー・帯有り

著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」