犯人に告ぐ

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 2358
感想 : 419
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  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575234992

感想・レビュー・書評

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  • 人に勧められて読んだけど、正直いまいちだった。

    たくさん賞を獲っているようだし、世間的にも認めらているようだが、

    小説として、テレビに出ての劇場型捜査が斬新とは思えないし、(書き方も浅い)

    ワクワクするストーリー展開や、どんでん返しも感じられなかった。

    最初に出てきた事件が、あとに絡んでくると期待していたが全く絡んでいなかった。

    そもそも、ミステリーをあまり読まないが、これが現代ミステリーの最高峰とか言われると、僕には合わないなと思ってしまう。

  • 私には合わなかった(>_<)

  • 6年前に担当した誘拐事件が、自分の判断ミスもあり最悪な結末に終わってしまった。
    そのことをなじるマスコミに対し逆ギレして、足柄署に左遷された主人公巻島史彦。
    今度は足柄署で連続幼児誘拐殺人事件の担当になり、犯人「バッドマン」と対決する。

    普通のニュース番組に出演し、そこで事件の情報公開や「バッドマン」とのやり取りをおこなう、テレビ捜査という斬新な手法。
    その報道に対する、ライバル関係にある別局ニュース番組の対抗措置。
    事件解決が遅れるにつれ、最初は乗り気だったマスコミや視聴者も手の平を返す。
    おなじみ警察上層部の陰謀も見え隠れ。
    加えて、死んだはずの6年前の事件の犯人「わし」からも脅迫状が届く…。

    中盤の盛りだくさんな展開に「さすが名作だ!」と完全にハマる。

    朝4時ぐらいまでかけて一気に後半も読んだ。



    でも・・・



    後半は異常なまでの尻すぼみ。
    あれだけ引いてあった伏線も全然生きないし、
    事件自体も全然納得いかない形で終わった。

    『半落ち』の横山秀夫・『亡国のイージス』福井晴敏・伊坂幸太郎らが絶賛したらしいが、
    自分としてはあまりにがっかりが大きくて評価は最低。
    がっかりというより、中盤がすごかった分もったいないというのが適切かも。

    余談だが、映画では主人公巻島を豊川悦司がやったらしい。
    人選絶妙!

  • 「劇場型捜査」この言葉に何故かえらいあ期待をかけてしまったので、何か拍子抜けしたし、単調な感じが否めなかったかなと。

著者プロフィール

1968年愛知県生まれ。専修大学文学部卒。2000年、第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で小説家デビュー。04年に刊行した『犯人に告ぐ』で第7回大藪春彦賞を受賞。他の作品に、『火の粉』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』『殺気!』『つばさものがたり』『銀色の絆』『途中の一歩』『仮面同窓会』『検察側の罪人』『引き抜き屋1 鹿子小穂の冒険』『引き抜き屋2 鹿子小穂の帰還』『犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼』『犯人に告ぐ3 紅の影』『望み』などがある。

「2021年 『霧をはらう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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