- Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575234992
感想・レビュー・書評
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人に勧められて読んだけど、正直いまいちだった。
たくさん賞を獲っているようだし、世間的にも認めらているようだが、
小説として、テレビに出ての劇場型捜査が斬新とは思えないし、(書き方も浅い)
ワクワクするストーリー展開や、どんでん返しも感じられなかった。
最初に出てきた事件が、あとに絡んでくると期待していたが全く絡んでいなかった。
そもそも、ミステリーをあまり読まないが、これが現代ミステリーの最高峰とか言われると、僕には合わないなと思ってしまう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私には合わなかった(>_<)
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6年前に担当した誘拐事件が、自分の判断ミスもあり最悪な結末に終わってしまった。
そのことをなじるマスコミに対し逆ギレして、足柄署に左遷された主人公巻島史彦。
今度は足柄署で連続幼児誘拐殺人事件の担当になり、犯人「バッドマン」と対決する。
普通のニュース番組に出演し、そこで事件の情報公開や「バッドマン」とのやり取りをおこなう、テレビ捜査という斬新な手法。
その報道に対する、ライバル関係にある別局ニュース番組の対抗措置。
事件解決が遅れるにつれ、最初は乗り気だったマスコミや視聴者も手の平を返す。
おなじみ警察上層部の陰謀も見え隠れ。
加えて、死んだはずの6年前の事件の犯人「わし」からも脅迫状が届く…。
中盤の盛りだくさんな展開に「さすが名作だ!」と完全にハマる。
朝4時ぐらいまでかけて一気に後半も読んだ。
でも・・・
後半は異常なまでの尻すぼみ。
あれだけ引いてあった伏線も全然生きないし、
事件自体も全然納得いかない形で終わった。
『半落ち』の横山秀夫・『亡国のイージス』福井晴敏・伊坂幸太郎らが絶賛したらしいが、
自分としてはあまりにがっかりが大きくて評価は最低。
がっかりというより、中盤がすごかった分もったいないというのが適切かも。
余談だが、映画では主人公巻島を豊川悦司がやったらしい。
人選絶妙! -
「劇場型捜査」この言葉に何故かえらいあ期待をかけてしまったので、何か拍子抜けしたし、単調な感じが否めなかったかなと。