- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575235326
作品紹介・あらすじ
綾鹿警察署・五龍神田刑事が、次々と起こる事件の謎に挑む!事件解決のヒントは、正体不明のホームレス十徳治郎が握る。あまりにも意外で皮肉な12人の真犯人とは!?そして、最後に残る物語最大の謎とは!?ライト感覚の本格ミステリー。
感想・レビュー・書評
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主人公の刑事が公園のホームレスの協力で情報を得て犯人を推理するが、それがいつも的外れで‥というコミカルな連作短編集。キャラも立っていてさらっと読めるが、逆説というのはいまいち。この著者は幅が広い。
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連作短編集。
タイトルでテーマや犯罪の種類などが決まっていて、他にもいろんな縛りがあるのに、バラエティ豊かなミステリが書けるものだ。
文庫では『逆説的』と改題されて、『〜的』のシリーズに組み込まれた。 -
2019.8.10 読了
連作短編。
殺人課の刑事 五龍神田(ごりゅうかんだ)
数々の事件が起こり、捜査の度に
ホームレスの たっちゃんのところに行く。
たっちゃんは この辺りの情報通で
たっちゃんのおかげで
事件のカギが見えてくることもしばしば。
最近 公園に住みついた じっとくという
ホームレスにも 犯人の手がかりを教えてもらったり。
けど、五龍神田は おっちょこちょいで
手がかりを 最後まで聞かず、
「ありがとよ!」と駆け出して
上司に 自分の推理を告げるも
いつも 少しズレていて、
真犯人は別の上司に突き止められる。。。
というパターン。
以外と面白くて、一つ一つの短編も
すぐに読めるので かなり読みやすかったです!
ラストは若干 スッキリしなかったけど。。。
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自分には、いろいろと「合わない」感じ。
何度か終わりにしようと思いながらも読み切りましたが^^;
読んだことないけど、タイトル的にもチェスタトンへのオマージュなのかな? -
サンタクロースの話がよかった!
やったね、おめでとう!みたいな(笑) -
事件が起きます。刑事(主人公)が五里霧中。謎のホームレスがヒントになるようなことを示唆します。「よし!謎はすべて解けた!!」
↓
間違い。
という感じの連作短編。
そんなに厚くもない本に13編、ということで要するに一本はかなり短めです。
お気楽な感じで読み進め・・・・てたんですが、後半はちょっと色合いが違ってくることに。
お気楽な感じで進めていたのにちょっと・・・個人的には最後までお笑い的な感じで行って欲しかった。途中から作風が違ってきているようで読んでいる方としてはちょっと面食らいました。。。。
おもしろいか?!と聞かれると・・・まあぼちぼち? -
うーん、主人公の刑事が万事解決かと思いきや、毎度いいところを持ってかれる…なんとなく残念感漂いました。
ヒーローを夢見てたらダメですね。
じっとくが好きだったのになぁ。ラストは切ないです。。たっちゃん! -
綾鹿市を舞台にした連作短編。綾鹿署の五龍神田刑事が主人公です。
おなじみの谷村警部補と南刑事は今回は脇役でした。
ホームレスのまとめ役・たっちゃんと新入りのじっとくに助けられ、解決の一歩手前までいくものの、いつも的外れな推理を展開する五龍神田刑事。
しかし最期の事件でたっちゃんが殺害され死体が行方不明に!?
330ページほどのハードカバーですが、短編が13も入っているのでさくさくと読みました。
赤川次郎さん風のライトなユーモアミステリーといった感じで、どれもあまり印象には残りませんでした。
やっぱり『中空』『非在』のような長編が読みたいです。
残る一冊はトビさんが出てくる長編のようなので期待しています。