選挙トトカルチョ

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 23
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575236002

作品紹介・あらすじ

「親子喧嘩の果てに、父親が「死んでやる」と言い残して家出した」という記事が新聞の社会面に載った。何の後ろ盾もない男が県議会選挙でトップ当選。その議員の応援演説をしていたのが「死んでやる事件」の父親であった。一見、全く関係のない二つの事柄。だが、ある女性新聞記者だけが驚くべき関連性を指摘する(「選挙トトカルチョ」)。作家生活半世紀。円熟味溢れる短編六作を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 短編集。
    『昔の嘘』、『ペンギン体験』、『選挙トトカルチョ』、『烏兎怱怱』、『爪占い』、『蝶の写真』の6編。
    中でも後半3つ『烏兎怱怱』、『爪占い』、『蝶の写真』が好み。
    爪占いの話なんて聞いたら完全に信じるわ、あたし。
    いやー、うまい話やできすぎた話には裏があるということ。

  • うう〜ん?どうしたことか、全然感想らしい感想が浮かんでこない。私と相性があまり良くなかったのかも・・・今回は「読んだ」という記録を残すためにレビューを書きました。

  • タイトルに惹かれて借りてみたもののうーむ…文体があまり好みでなかった…。流し読みで読了。短編集なのでさらっと読める。ラストがそれぞれ「んん?!」ってなる。2012/237

  • これはまだ読んでない。

  • 読んでるときは面白かったけど印象に残らなかった。

  • 種あかしは地味だけど
    読み終わってみると何処かぞくっとする。
    いい意味で薄ら寒く気持ち悪い感じ。

  • いつもだけれど佐野先生の本は新聞の三面記事みたい

  • なんとも皮肉な印象の短編ミステリー集だ。あえてナンセンスさを狙っているのか、なんとなく白けて尻切れトンボに終わる短編が多い。この著者の作品は他に読んだことがないので比較もできずわからないのだけれど、作風が古臭く感じられて単純に好みじゃない。

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著者プロフィール

佐野洋(さの・よう):1928-2013 推理作家。昭和3年5月22日生まれ。昭和28年読売新聞社入社。33年「銅婚式」が「週刊朝日」と「宝石」共催の懸賞小説に入選。翌年「一本の鉛」を発表し,作家専業となる。40年「華麗なる醜聞」で日本推理作家協会賞。48年-54年日本推理作家協会理事長。「透明受胎」「轢(ひ)き逃げ」など,斬新な着想による本格推理に定評があり,平成10年第1回日本ミステリー文学大賞。21年菊池寛賞。著作はほかに「葬送曲」「推理日記」シリーズなど。平成25年4月27日死去。84歳。東京出身。東大卒。本名は丸山一郎。

「2023年 『見習い天使 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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