- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575236439
作品紹介・あらすじ
ニート、フリーター、サラリーマン、コンビニ経営者、学者。大学時代に気楽につるんでいた仲間は十年を経て、社会での立場を異にしていた。-同窓会を前に再会し、昔のように陽気にはしゃぐ五人。だがノリでやったサッカーくじの予想が的中したことにより、男たちは日常に穿たれた迷宮へとさまよいこんでゆく。
感想・レビュー・書評
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どんどん広がって
少しづつ狭くなって
へえ~~詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
同窓会で十数年ぶりに再会した5人がある不思議な出来事をきっかけに謎を解いていく先には・・・
とても面白く読めた。 -
マヤ文明の話が複雑に絡まった所からも面白く読めました。主な登場人物の性格描写も身近にいそうで面白くて、自分自身は誰に似てるかなとつい考えてしまいました。
途中にやるせない気持ちになり、結末を恐れてしまいましたが、そんな心配無用だった。この結末はとても前向きで良かったです。
本の題名や各章のタイトルが変わってて、不思議に思ったけれど『ヤシュ・クック・モ』はマヤの王様の名前だったんだなぁ。 -
最初は苦痛だったが結構面白い話だったかも。
同窓会で買ったTOTOから話が広がっていく。ヤシュ・クック・モがどこまで話と溶け込んでいるかは微妙だが。 -
2011/04/27 読了
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五人の同窓生が登場。
サスペンス、推理仕立てだが、実は人間ドラマ。
感動はなかったが、社会問題を軽いタッチで描き、説教ではなく描くというだけのスタンスが良い。
負い目や引け目、自尊心、思いやりなど友人間の気持ちを上手く描いている。 -
現像された写真には見知らぬ女性の日光旅行の写真
どこかで入れ違ってしまった使い捨てカメラを探すために
写真の女性を探すことになった主人公
てがかりは、笑うヤシュ・クック・モ
限られた手がかりの中で、妄想に近い推理がよくあたること
うん、でも、面白かった! -
日常の出来事なのだけれど、何故かそれを非日常に感じてしまうような物語。たくさんの要素があるのに決してややこしくならず、とても読みやすく仕上がっています。
サッカーくじと使い捨てカメラの犯人(で、いいのかな?)の言うことは、主人公と同じく、私にも理解し難いものでしたが、まぁそういうこともあるのかな、と納得しておきます。友人たちが疑心暗鬼に陥っていく様子は読んでいて気持ちの良いものではなかったけれど、そこがなかなかリアルだったと思います。ラストの少しほろ苦い感じも好き。