- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575236507
作品紹介・あらすじ
人間になりたかった、ちっぽけで孤独な探偵ウサギ、ジョニー・ラビットのワンダーランド。
感想・レビュー・書評
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「このミス2010」の13位作品。
人間になりたかった、孤独な探偵ウサギ、ジョニー・ザ・ラビット。
しかもマフィア(の元ペット)。
表紙もなんかいい雰囲気。
と思って購入したのだが、ちょっとついていけなかったかな……詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
良いカバーだぜ。ハードボイルドだぜ!
まあ、兎だけどな。儚ない。
最後のほうのラッキーボーイと噛み合わないような、妙に噛み合うような会話面白いなあ。
ジョニーの探偵物語もっと読みたいけど、兎だからな。そんなにブイブイ言わしてな。5冊くらい読みたな。兎だからな。
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タイトルどおり、ジョニーという名のウサギが主人公。
昔マフィアに飼われていたウサギで、今は探偵。
でもお話は擬人化されたウサギたちが登場人物てことでなく、人間もちゃんと人間として登場します。
ウサギたちは、ちゃんとウサギの生態のまま登場します。
ハードボイルドだけれど。
そして切ない。
こういう気障な調子で書かれたハードボイルド、好きです。 -
人間の愛と死を、人間になりたかった兎が追い求める。
苦悩するジョニーに共感してしまう。
しなやかな兎の筋肉、走りに走る姿もかっこい。
それにやっぱり兎だから可愛いな。
博士ラビットがツボにはまった。
笑いながら、ハラハラしながら、何度も胸が締めつけられた。
思いがけず素晴らしい作品。 -
11/10 読了。
再読。ここに出てくるラッキーボーイ・ボビーとか「ワイルドサイドを歩け」のイジーとか、カワイソかわいいチンピラの書き方がたまらない。 -
助けを求め、どこか通じ合っているように語りかけ続け、彼のことを己のように誇らしく思いながら、それでも男ならけじめをつけなきゃならないと、それさえきっと、ジョニーとボビーは同じ想いを抱いていただろうに。
だからこそ、ジョニーは止まらず、決して相容れない道をいく二人(一人と一匹)のこの最期だったのかと思うと、涙が止まらなかった。
「またいっしょに」その願いがどうか、叶うことを。 -
人間になりたくて、愛を探すウサギの話、かな?彼はその答えを既に持っているのだけど、「こんがらかった」んですねえ。
ウサギちゃんの話がこんなに男前で深いとは。生半可な姿勢だと置いていかれます。 -
うーむ。