日本のセックス

著者 :
  • 双葉社
3.61
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本棚登録 : 272
レビュー : 44
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575236927

感想・レビュー・書評

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  • まず本屋で手に取り、レジでお金を払う所から羞恥プレイが始まる。男性定員に「お願いします」と差し出した時は恥ずかしかった。家族と同居してる人は、家でも羞恥プレイを強要されるかもしれない。父親に「四十八手か?」とニヤニヤしながら言われた時は恥ずかしかった。

    本書を開いて前半はエロ。ドエロ。恐らく変態的行為と思われるエロしかない。官能小説を読んだことのない私としては、正直しんどかった。生々しい。(けれど、これ以降もし手にした本にエロ展開が描かれていたとしても、多少耐性が付いたのではないかと思う。)
    途中エロではなくグロを挟んで、後半法廷ものにシフトチェンジ。ホッとする。エロの中に紛れ込んでた伏線を拾いながら問題提起もしつつ終結。ホッとする。しかし、しっくりというか、頭に「?」が残る。多分著者と年代が違うので、散りばめられたサブカルチャー(特に音楽面)が今一理解出来ず終わってしまった所為だと思う。

  • わけの分からない不安定さとスピード感

  • 昼休み本屋で文庫本が平積みになっていた。題名に惹かれて手にとった。筆者は「さらば雑司ケ谷」の著者,この本は読んだことないが,ラジオの書評で評判を聞いていた。冒頭を立ち読みすると判決の言い渡し場面だった。

    最初の1/4ぐらい導入部なのであるが,官能小説みたいな内容で,電車ではちょっと読みづらかった。登場人物が一通り揃った後に,話しは動き出し,裁判の判決が下る冒頭のシーンに来る。ここで,話しが終わりと思いきや,その後も話しは続き,さらに話しが展開してエンディング。最後まで読んでみて,なぜタイトルが「日本のセックス」なのかが,分かった気がした。

    読み終わった後は,なんとも後味が悪かった。分かり合えていると思っている夫婦でも,互いに100%分かり合えること出来ない。しかも,そのことを死別した後に知ることもあるとは。確かに,知り合うまでのことは知らないし,結婚しても,24時間一緒にいる訳ではないだから,当たり前と言えそうなのですが。

    自分は妻と分かり合えていることを信じられているまま,死んでゆきたいなぁ。

  • 偶然であるがこの著者の小説を3作続けて読むこととなった。話はかなりマニアックなエロから始まる。どんどんエログロの内容はエスカレートしてくるが、ふと気づくと面白いミステリ小説に変貌している。事件は二転三転してもまだまだ転がり休むところが無い。結末もスッキリ爽やか?だ。三島由紀夫の豊穣の海のラストに通ずるものさえある。随所に散りばめられている主人公の社会観・国家観も秀逸で首肯することばかりだ。読書好きの知り合いたちに薦めたいのは山々だが、これを読ませて顰蹙を買わないか心配である。薦めることが出来るのは一人か二人だ。でも一人は女性だから無理か・・・次は「さらば祖師谷」を読むことになるだろう。図らずも最新作から順番に遡る事となる。楽しみだ。

  • 生きる者に明日は来る。

  • 本仲間が貸してくれた本。
    「たぶんキライだと思うけど面白いから読んでみ?」って。

    ずいぶんすごいタイトルだなあ…と思いつつ。
    あとがきにサッと目を通したところそこまで酷い本でもなさそうな感じ。

    じゃあ読んでみるか…と、読み始めたら。

    これがもう。。エログロで。
    本当にもうエログロで。

    途中で「もうやめようかな」と何度も挫けそうになりました。
    後半に入るまで作者に対しては嫌悪感しかありませんでした。

    でもこの本の一番の面白さは後半部分にあったのですね。

    途中でやめたら、ただのエログロ本でしかなかったから。
    最後のあの部分までちゃんと読みることができて本当に良かった。

    エログロの部分は、自分の耐性に合わせて飛ばし読みするのが良いかと思います。
    たまに伏線がはられているので、バッサリと省略して読めないのがツライところだけど。

    1頁を数秒でザッと…程度のナナメ読みでも、十分 ひろえる伏線かと思います。
    (エロとグロの間に散りばめられている人間関係さえ拾えていれば大丈夫)


    ラストパートの物語の展開はホントウに秀逸。
    あんなにも嫌悪感を抱いていた物語だとは思えないほどの読後感!

    すごい本でした。

  • 第1回(2011年度)受賞作 国内編 第6位

  • 思ったより読了するのに時間がかかった。いっきに読み終えるものと思っていたが、他の作品と通低音は同じなのだが内容のエゲつない濃さに何回か立ち止まらざるを得なかった。これが2作目と思うとこの著者はこの調子で大丈夫なのか。ところで半分以上は題名のとおりエロとグロです。お気を付けください。

  • エログロ耐性は強い方だが、前半の延々と続くエロ描写はさすがにしんどかった。
    物語に入り込むことは出来なかったので、後半は主人公が堕ちていく様も強く生きるのも、何の感慨もなく淡々と読んだ。

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著者プロフィール

樋口毅宏 (ひぐち・たけひろ)
1971年東京都豊島区雑司ヶ谷生まれ。出版社勤務ののち、2009年『さらば雑司ヶ谷』で作家デビュー。2011年『民宿雪国』で第24回山本周五郎賞候補および第2回山田風太郎賞候補、2012年『テロルのすべて』で第14回大藪春彦賞候補に。ほかの著書に『日本のセックス』『二十五の瞳』『甘い復讐』『ドルフィン・ソングを救え!』『アクシデント・レポート』などがある。

「2019年 『東京パパ友ラブストーリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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