- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575237177
作品紹介・あらすじ
絞殺事件と轢き逃げ事件。まったく無関係だったはずのふたつの事件が、運命の悪戯で複雑に絡みあっていく-。守るべきは、正義か組織か。警察幹部の犯罪を知った刑事の懊悩と決断。獲物を狩る狼として誇り高く生きていくのか、それとも目を閉じ耳を塞ぎ歯車として安隠な生活を送るのか。法廷ミステリーの名手が放つ、初の警察小説。
感想・レビュー・書評
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冤罪って警察がその気になれば簡単に生まれるものですね。
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ドラマ。
★5か ★4か迷った。
どうも推理・刑事ものは、点数が辛い。 -
何よりも組織を守ることを優先させる警察上層部。死人に口なしをいいことに、無実の罪を被せる警察の暗部。理不尽に立ち向かう遺族、新聞記者、そして我を通し続けた元刑事。
様々な要因が絡み合い、ドロドロの様相。ドラマを見ているようだった。 -
同じ作者の失踪から続けて読んで見ました。
失踪同様、事件の背景がデカイし泥沼すぎる。
で結局、オチは似たような感じでモヤモヤ。
正直、もうこの作者さんの話は結構です。
話広げるだけ広げて、最後は誰も逮捕・責任取らないじゃん。
ってか、そこまで書いてないし!
個人的に警察ものって、じわじわと相手を追い詰めて逮捕するするのが王道かと。
こんな終わり方じゃ、今後どうなったかの方が気になって気になってしょうがない。
むしろそっちの話の方が面白そうだ。
モヤモヤに星二つ。 -
ここまでとは考えたくないが、
組織を守るという大義名分のもと、
似たようなことが行われていると思う。
自分の会社でも法には触れないものの、
組織を守るという名の下、
同じようなことが行われている。
しかし、宮仕えの身で組織に楯突くのは、
相当の勇気と覚悟が要り、
なかなかできるものではない。
本書で最も印象的であったことは、
組織を守るためにやっているのだから、
当然といえぱ当然であるが、
最後の最後は、
組織は個人を守ってくれないということである。 -
・市民センター図書室にて借りる。
・後半いよいよ出来事と人物が出揃って盛り上がるか、ってとこでページがもう残ってない!案の定駆け足で終わった。面白くない。
・みんな死亡しておしまい、の方が刑事と元刑事の二人がドン・キホーテ宜しく県警に立ち向かいました、よりリアルなのかも知れないよ。でもリアルとかどうでもいいのよ、物語の力を味わいたいんだよ読者は。なのでこの終わり方は認められない。