保身

著者 :
  • 双葉社
3.29
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本棚登録 : 81
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575237177

作品紹介・あらすじ

絞殺事件と轢き逃げ事件。まったく無関係だったはずのふたつの事件が、運命の悪戯で複雑に絡みあっていく-。守るべきは、正義か組織か。警察幹部の犯罪を知った刑事の懊悩と決断。獲物を狩る狼として誇り高く生きていくのか、それとも目を閉じ耳を塞ぎ歯車として安隠な生活を送るのか。法廷ミステリーの名手が放つ、初の警察小説。

感想・レビュー・書評

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  • 冤罪って警察がその気になれば簡単に生まれるものですね。

  • 組織を守ろうとする警察。
    飲酒運転、殺人、自殺。誰も幸福にはならない。
    現実はこうではないことを祈る。

  • 隠蔽ものは好きなんだけどこれは流石にやりすぎでしょ。隠蔽のために警察が人殺すとか。で最後が告白書ってのも少し残念

  • ドラマ。
    ★5か ★4か迷った。
    どうも推理・刑事ものは、点数が辛い。

  • 何よりも組織を守ることを優先させる警察上層部。死人に口なしをいいことに、無実の罪を被せる警察の暗部。理不尽に立ち向かう遺族、新聞記者、そして我を通し続けた元刑事。
    様々な要因が絡み合い、ドロドロの様相。ドラマを見ているようだった。

  • 同じ作者の失踪から続けて読んで見ました。
    失踪同様、事件の背景がデカイし泥沼すぎる。
    で結局、オチは似たような感じでモヤモヤ。
    正直、もうこの作者さんの話は結構です。
    話広げるだけ広げて、最後は誰も逮捕・責任取らないじゃん。
    ってか、そこまで書いてないし!

    個人的に警察ものって、じわじわと相手を追い詰めて逮捕するするのが王道かと。
    こんな終わり方じゃ、今後どうなったかの方が気になって気になってしょうがない。
    むしろそっちの話の方が面白そうだ。
    モヤモヤに星二つ。

  • ここまでとは考えたくないが、
    組織を守るという大義名分のもと、
    似たようなことが行われていると思う。
    自分の会社でも法には触れないものの、
    組織を守るという名の下、
    同じようなことが行われている。

    しかし、宮仕えの身で組織に楯突くのは、
    相当の勇気と覚悟が要り、
    なかなかできるものではない。

    本書で最も印象的であったことは、
    組織を守るためにやっているのだから、
    当然といえぱ当然であるが、
    最後の最後は、
    組織は個人を守ってくれないということである。

  • 内容紹介
    殺人犯が現場から逃走するときに目撃したのは、県警幹部が犯した轢き逃げだった。県警側は幹部を庇い、殺人事件の捜査すらも、捻じ曲げようと画策する。その事実を知った殺人事件の担当刑事が苦悩の末に出した結論は!? 守るべきは正義か、組織か!?

    内容(「BOOK」データベースより)
    絞殺事件と轢き逃げ事件。まったく無関係だったはずのふたつの事件が、運命の悪戯で複雑に絡みあっていく―。守るべきは、正義か組織か。警察幹部の犯罪を知った刑事の懊悩と決断。獲物を狩る狼として誇り高く生きていくのか、それとも目を閉じ耳を塞ぎ歯車として安隠な生活を送るのか。法廷ミステリーの名手が放つ、初の警察小説。

  • 刑期を終えて出獄した男が、旅行鞄を持ってマンションを出る女性を見かけて2~3日の宿と決めて忍び込む。
    思ったより早く帰宅した女性に驚き、殺してしまう第一の事件。
    警察幹部が職場の歓送会に出席。酔ったところに懇意の女性から電話があり酒酔い運転、死亡事故を引き起こす。第一の事件の犯人がこれを目撃した事で、現場から逃げた幹部を守るために行われる犯人との取引。
    帯には「警察幹部の犯罪を知った刑事の懊悩と決断」とあるが、その部分の描写は弱い。

  • ・市民センター図書室にて借りる。
    ・後半いよいよ出来事と人物が出揃って盛り上がるか、ってとこでページがもう残ってない!案の定駆け足で終わった。面白くない。
    ・みんな死亡しておしまい、の方が刑事と元刑事の二人がドン・キホーテ宜しく県警に立ち向かいました、よりリアルなのかも知れないよ。でもリアルとかどうでもいいのよ、物語の力を味わいたいんだよ読者は。なのでこの終わり方は認められない。

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著者プロフィール

小杉 健治(こすぎ けんじ)
1947年、東京生まれ。東京都立葛飾野高等学校、コンピュータ専門学校卒業を経て、プログラマーとして18年間勤務。1983年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞、1987年『絆』で日本推理作家協会賞、1990年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。
社会派推理小説や、時代小説で活躍。著書に矢尋・知坂刑事シリーズ、「風烈廻り与力・青柳剣一郎」シリーズ、「三人佐平次捕物帳」シリーズ、「栄次郎江戸暦」シリーズ他、『父からの手紙』『残り火』『曳かれ者』などがある。
1993~1994年、日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門の選考委員を務めていた。

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