夫の彼女

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 345
レビュー : 83
  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575237245

作品紹介・あらすじ

夫(42)の浮気を疑った妻(39)が、相手の女性(20)に会いに行く。言い争っていると、突然現れた老婆が、物事は相手の立場になって考えることが大切、と言い、ふたりを入れ替えてしまう。確かに相手の立場にはなったけれど、この先、どうやって生きていけばいいの!?書き下ろし長編if小説。

感想・レビュー・書評

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  • 嫁入り前になんて本を読んでいるのかと叱責されたが、最終的にはハッピーエンドで気持もほんわか。信じていた夫の浮気を知り、愛人のところへ乗り込んだはいいが、なぜだか身体が入れ替わってしまうふたり。愛人と本妻、ライバルというしこりがなくなれば同じ男を愛した者同士打ち解けて・・・という展開ではありません。

    相手の話をちゃんと聞くこと、相手の立場を考えて思いやること、それぞれの良さを活かすこと。予想外に素敵なお話でした。

  • 話はとっても単純だし深くもないけど面白くて一気読み。
    主婦向きであって、男性向きではない。
    というより、あまり夫という立場の人には読ませたくない(^_^;)。
    主婦の弱味を都合の良いように解釈されて浮気されても困るから。
    でも主人公の親友の辛辣なアドバイスは的を射ている。

    実は一旦、同じ題名の違う作家さんの作品を間違えて図書館に予約してしまった。
    そんなこともあるのかと、ちょっとビックリ。
    明日からのテレビドラマは本書の方。

    (後日追記:ドラマではだいぶ違う話に変わっていて残念。ドラマより原作の方がずっと面白い)

  • 夫の浮気を疑う主婦菱子と、その浮気相手星見の身体が、一人のおばあさんの魔法?で入れ替わってしまう。
    それぞれの暮らしを、入れ替わった身体のまま送らねばならなくなった二人の姿を、コメディタッチに描いた物語。

    タイトルから想像していたストーリーとは違っていましたが、面白く読めました。

    前半で、星見の件は誤解だろうなとほぼ分かる。
    その後は、お互いが違う立場で過ごすことで、本当の幸せを見つけていく話に進んでいきます。
    無事に元の身体に戻れた時に、それぞれが最善の暮らしを送れるようになり、ほっこり。

    垣谷さんの本は、軽く読めて、気分転換にぴったりでした。

  • この小説を原作にしたドラマが放映された時、知ってはいたのだけれど見ないまま。
    主婦と「夫の彼女」の心が入れ替わってしまう、という設定は面白そうだったので、気になっていた。
    ドロドロした話かと思いきや、予想外にさらさら。
    「夫の彼女」のキャラクターが面白くていい。
    ご都合主義や甘い部分もあったけれど、読後感も良かった。

  • 201349.図書館でこのタイトルを見て「なんだとー!」ってな気分で借りてきました。そんなタイトルなのに中身はあたたかい。最後はほろりときてしまいました。立場が入れ替わって初めてわかることってあるよなー。としみじみ思いました。思いやりって大切。そう思わせてくれる本でした。

  • タイトルからドロドロした展開を覚悟していたけど、良い意味で裏切られたかな。
    何でも「仕方がない」で済ませがちの大人には星見の言葉が耳に痛かったり…
    もうすぐ40歳になる主婦が、離婚して仕事をしながら子どもを育てるなんて無理だから、離婚はしない方が良いとか…
    明日は我が身?!なだけに、ハッピーエンドで終わって救われた♪

  • タイトルから、ドロドロとした不倫ものと思いきや、妻と愛人(?)の心が入れ替わってしまうという、もうあまり珍しくない設定。全然ドロドロもなくて、どっちかっていうと読了感はほんわかあったかくもなる。

    「隣の芝生は青く見える」の典型で、入れ替わる事でその立場に立って、でもうまく立ち回ってそれまで本人たちが知ることさえなかった問題までうまく解決してて、ちょっとすべてにおいて上手くいきすぎでは?なんてうがった見方すらしてしまった。

    でも、その後の関係性も含めてこういうハッピーエンドは読んでてほんわかしたそのままの気持ちで本を閉じられていい。


    【夫の浮気を疑った妻が、彼の部下である相手の女性に会いに行く。言い争っていると、突然現れた老婆が「物事は相手の立場になって考えることが大切。つまらない喧嘩ばかりしていると、本当の敵を見失う」と言い、ふたりにとんでもないことをする。そのおかげで、確かに相手の立場はわかったけど、これから先、どうやって生きていけばいいの!? 想像もつかない展開と、ラストは思わず納得!の書き下ろし長編小説。 】

  • タイトルから連想するようなドロドロ系ではなく、軽く読めるコメディタッチのお話。
    妻と愛人(?)がひょんなことから体が入れ替わってしまい、お互いに、それまで知らなかった世界を知り、いろんなことに改めて気付かされる。
    最後までテンポよく読めた。

  • もっとアンニュイな雰囲気を想像してたんだけど,全然違っていて,奥さんと夫の部下の女の身体が入れ替わるという,奇想天外な話だった。
    ちょっとありきたりな感じ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ちょっとありきたりな感じ」
      奥さんの心境を考えると、凄く複雑な心境になります。。。
      「ちょっとありきたりな感じ」
      奥さんの心境を考えると、凄く複雑な心境になります。。。
      2012/10/09
  • *夫(42)の浮気を疑った妻(39)が、相手の女性(20)に会いに行く。言い争っていると、突然現れた老婆が、物事は相手の立場になって考えることが大切、と言い、ふたりを入れ替えてしまう。確かに相手の立場にはなったけれど、この先、どうやって生きていけばいいの!?書き下ろし長編if小説*

    単純に面白かったです。題名とは裏腹な、からっとした明るさと快活さに満ちています。正直、筋も展開もかなり粗削りなので、あまり細かいことは気にせず、素直に単純にさくさく読んで楽しむのがお勧め。

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プロフィール

垣谷 美雨(かきや みう)
1959年生まれの小説家。兵庫県豊岡市出身、明治大学文学部文学科(フランス文学専攻)卒業
ソフトウェア会社勤務を経て、2005年『竜巻ガール』で小説推理新人賞を受賞し、デビュー。代表作としてテレビドラマ化された『リセット』『夫のカノジョ』の他に、『ニュータウンは黄昏れて』『あなたの人生、片づけます』『子育てはもう卒業します』『避難所』『農ガール、農ライフ』『あなたのゼイ肉、落とします』『嫁をやめる日』『後悔病棟』『女たちの避難所』など著作多数。
『結婚相手は抽選で』が2018年10月に野村周平主演でドラマ化される。

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