- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575237382
作品紹介・あらすじ
7年前に行方不明になった少女の遺留品が発見され、県警捜査一課の都筑は捜査を再開。数日後、情報をもたらした探偵・梅崎が死体で発見され…。
感想・レビュー・書評
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読了日2012/06
ハードボイルド系の警察小説は、あまり好きじゃないけど
これは、かなりおもしろかった!
ラストはここに落ち着くのかと思ってるともうひと展開、っていうのが何度もあり、
息つく暇がないってこういうことだな。
とにかく、傑作。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
性格が破綻しきっていて、読んでいるこっちが
つらくなるような主人公ですが
どんどん物語に引き込まれます。
終盤、「お願い助かって!!」と手に力が入ってしまう程
集中していました。
人はすぐには変われないけど、ささいなきっかけと
ほんの少しの勇気で昨日とは違う明日を迎えられそうな・・
そんな気持ちにさせてくれました。
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都筑は七年前の幼女失踪事件を追っていたが、情報を持つと思われる男が変死して・・・
別件の絡ませ方とか、もうちょっとスッキリしててもいいかなぁ。
都筑の悪ぶってるけれど、実は優しいキャラはリアルで共感できる。 -
7年前に行方不明になった少女の遺留品が発見され、その情報をもたらした探偵の死体が発見された。アウトロー刑事が主人公のハードボイルドミステリ。少女の謎と人間関係の思惑など暴かれていく。少し登場人物が多かったけど苦にならずに読めた。面白かった。
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まさかの展開がえぐい
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最高に面白かった。やさぐれた、でも腕は確かな刑事が主人公。謎解きの面白さ、細やかな心理描写、意外性のある展開。この本とよい時間を過ごすことができた。
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総括として私は面白かったです。
各事象の点の増やし方と繋げ方がじんわりとしてて、読み始めから既に繋がっているのが見えるか、某PPAPのように荒業で繋がっていくか(時にはそれも面白い)のような作品を読むことが増えてきたので、丁寧に感じました。
個人的に、一つのセリフが最後まで尾を引くのが良く感じました。
ところで「心に雹が降りしきる」ではなく「心に雹の降りしきる」と、主格に古語でよく見る「の」を使っていることがずっと気になって、それもあって心の雹をよく感じました。 -
一人の少女の失踪から、次々と派生していく事件。正直、4章まで読み進めるのに時間がかかりましたが、5 章からようやく読むスピードが上がった。 主人公の無茶さと、女性の描写に、冷めてしまう部分がありましたが、ラストはうまくまとまっていました。
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結構悲惨な話で救いが無いんだけども、希望が垣間見える終わり方に好感持った。主人公がクソ野郎なんだけどそこも味があってよかった。