金色の獣、彼方に向かう

著者 :
  • 双葉社
3.50
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本棚登録 : 628
レビュー : 113
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575237467

感想・レビュー・書評

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  • その昔、彼らは選んだ。自由を。深山を。闇を。幽谷を-。稀代の作家が紡ぐ、古より潜む“在らざるもの”たちの物語。表題作を含む全4編を収録。

    鼬に似た妖怪?が4篇中3篇に登場する点では薄く繋がった連作短編集。デビュー以来の暗い・冷たい雰囲気は健在で、今回は森が舞台となることが多く、より神秘的な感じが強まった。冒頭の話は元寇という史実が背景だが、従来の恒川作品(全て読んでいる)は時代が曖昧だったので、新境地なのかも。今後も「最小限の言葉で豊かな幻想的イメージを伝える」恒川ワールドに期待する。
    (A)

    • g2altさん
      私の中では元寇がブームです。
      私の中では元寇がブームです。
      2012/01/11
  • ダークであっても、最後に救いがあるのが好き。
    一冊通して、実は話がつながっているという設定も好き。
    が、今回のは、救いがあったのやら、ないのやら。

    「森の神、夢に還る」が、一番、不思議感を味わえたように思う。

  • 日本に渡来した金色の鼬:窮奇と、それに関わった人たちを描く連作として読んだ。憑依、操られる人々、かまいたち、風天孔。伝承からのファンタジックな世界が広がっていく。
    ウィキペディアの鎌鼬の項なども読むとさらに面白い。

  • 中短編4作。
    情景の緻密さ、描写の美しさ。
    つかみどころのない、奇譚集といったところか。

  • 短編集ですが、
    繋がっているような気もします。

    ファンタジー小説という感じです。

    時代もまちまちで舞台もバラバラなようですが
    色々、拾っていくと共通点が見えてきます。

  • これは不思議な世界に迷いこんだような感覚を楽しむお話なのかしら。
    美しくて、きれいだったけど、よく分からない・・・。まあ、美しくて、きれいで、不思議なら、それで十分か?

  • 恒川さんの、ひっそりした闇に取り込まれていくようなホラーが好きなんだけど・・・。
    今回は、リーダビリティが強くて、本来ならば歓迎すべき新作、ということになるんでしょうが、その分、恒川色が薄まってしまい、ファンとしては痛し痒し。

    「鼬」の質感、存在感が肌に不気味さを感じさせるところはさすがだと思って読みました。でも、もっと不条理的に怖がらせてほしかったです。

  • 時に残酷で時に悲しい。

    「鼬」読める?

  • 4編を収録した短編集。「風天孔参り」を除いてはすべて金色の獣に関連する話だが、それぞれの獣は別の個体、別の存在と思われるが、すべて異形の何かという点では共通している。相変わらずよくわからない怪異を描くのが上手い。

    どれもそれぞれ安定して面白いけど、初めて?かもしれない時代ものの「異神千夜」が面白かった。

    読んでいる途中でようやく装丁がまさしく金色の獣だということに気づいた。近すぎてわからないよ(笑)。

  • [2011.12.21]

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著者プロフィール

1973年東京都生まれ。2005年、『夜市』で日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。同作で直木賞候補に。14年、『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞。著書に『雷の季節の終わりに』『秋の牢獄』『南の子供が夜いくところ』『竜が最後に帰る場所』『金色の獣、彼方へ』『南の子供が夜いくところ 』『スタープレイヤー』『ヘヴンメイカー』などがある。

「2019年 『白昼夢の森の少女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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