残り火

著者 :
  • 双葉社
3.16
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本棚登録 : 66
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575237931

作品紹介・あらすじ

圧倒的に不利な裁判に臨んだ水木邦夫弁護士は、連続殺人事件の被告・相浦純也が頑なに口を閉ざす、ある「秘密」に気づいていた。その「秘密」が水木の予想どおりならば、相浦の無実は証明されるのだが…。迫真の法廷シーン。そして、驚愕の結末。これぞ法廷ミステリーの傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 法廷ミステリー。連続殺人事件の被告、冤罪事件後に自殺した息子と被告を重ね助けたいと願う依頼人と弁護士。オチを予測せずに読み進めていたのでラストに驚愕。最近小説ばかり読んでて読書で頭使ってないな。

  • 最近よくある事件を色々絡ませたおはなしでしたね。

  • 伊東四朗主演のテレビドラマを鑑賞。主演の伊東さんをはじめ、山中崇さん、渡辺いっけいさんも好演。山中崇さんの法廷シーンは心に残りました。
    ストーリーも論理的破綻をさせず、視聴者に最後まで結末を予想させない良い構成でした。

  • 2015.08.27
    冤罪によって息子を亡くし、妻と別れた男が母親に親切にしてくれた息子と同世代の男性の冤罪を息子の冤罪を取り払ってくれた弁護士とともに晴らしていく。結末はなんと•••。久しぶりの小杉健治の本、面白かった!

  • 衝撃的!うむなるほどそうきたかと。にしても既視感が。ドラマ化されたかな?けどきっとドラマだと最後にここまでの打撃は無かったはずだし、残り火は結局彼のことではなかったんだ!ってジワジワくるのは文媒体だからだな。

  • 【残り火】 小杉健治さん

    痴漢の冤罪により職も恋人も失い、絶望のあまり自ら命を絶った孝之。孝之の父・孝久は息子の死後、妻とも別れ、老いた母と二人っきりの生活を営んでいた。彼は残りの人生を母の介護と、息子の人生を手記にまとめる作業ため早期退職を決めた。
    彼が相浦純也と始めて会ったのは、母が買い物途中に怪我をし、純也が母を背負い自宅まで連れてきてくれた時であった。その純也が連続通り魔殺人事件の犯人として逮捕された。
    状況証拠は極めて純也に不利だが、純也の無罪を信じて疑わない孝久は、息子の孝之の痴漢冤罪の無罪を勝ち取ってくれた水木弁護士に純也の弁護を依頼することを考える。水木弁護士の事務所を訪れた孝久は水木弁護士が妻に先立たれ、失意のあまり法曹界から退いている事実を知る。しかし、純也の無罪を晴らせるのは水木意外には居ないと考える孝久は何度も水木弁護士の自宅を訪ね、ついに水木弁護士に過去のつらい出来事から現在の冤罪問題へと目を向けさせるコトに成功する。水木は純也と接見し、純也の無罪を確信するが、自らを弁護する水木にさえも打ち明けられない秘密が純也にはありそのコトが純也を弁護する上で大きな障害となっていた。



    久しぶりの小杉さん。最後で大どんでん返し。。
    特に「泣ける」という物語ではありませんでしたが、面白い物語でした。
    また、「父からの手紙」のような感動できる作品を読んでみたいなぁ。。

  • タイトル「残り火」は水木邦夫弁護士の再起を表して意味深い。真犯人は意外な人物であるが、それより連続殺人事件の被告人が口を閉ざして隠す秘密の方が驚きである。

  •  ラストは、別のアイデアは無かったか?
     

  • 冤罪による苦痛から息子を自殺で亡くしてしまった男と
    最愛の妻を病気で亡くしてしまって厭世している弁護士が
    ある青年の冤罪事件を扱うことにより法廷で再生してゆくストーリー。

    新聞記事を読み続けるように淡々とストーリは進み
    なおかつ、新たな疑問を孕み始める。

    根底にある連続通り魔事件がどうからんでくるのか、
    読者は最後になって息をのむ展開に驚かされることでしょう。

    法廷劇としては物足りない部分もありますし、
    人物の視点が代わるという読みにくさもありましたが、
    ミステリーとしては納得のいく内容でした。

  • 自分の息子と境遇が似てるからといって、そこまでする!?!!っていうのが、ずーっと付きまとっていたが、ラストを読んで、そうか なるほどと思ったが、共感は全くできず。

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著者プロフィール

小杉 健治(こすぎ けんじ)
1947年、東京生まれ。東京都立葛飾野高等学校、コンピュータ専門学校卒業を経て、プログラマーとして18年間勤務。1983年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞、1987年『絆』で日本推理作家協会賞、1990年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。
社会派推理小説や、時代小説で活躍。著書に矢尋・知坂刑事シリーズ、「風烈廻り与力・青柳剣一郎」シリーズ、「三人佐平次捕物帳」シリーズ、「栄次郎江戸暦」シリーズ他、『父からの手紙』『残り火』『曳かれ者』などがある。
1993~1994年、日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門の選考委員を務めていた。

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