螢草

著者 :
  • 双葉社
3.95
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本棚登録 : 304
レビュー : 58
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575237986

作品紹介・あらすじ

菜々は武家の娘から女中に身を落としても、いつも元気よく朗らかで、心に一点の曇りもない。前を向いてゆく。切腹した父の無念を晴らすという悲願を、その十六歳の小さき胸に抱えながら。個性豊かな登場人物たちが、じんわりとした温かみを醸成する、極上の葉室エンターテインメント。

感想・レビュー・書評

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  •  あまりの面白さで一気に読み進めてしまいました。人を思うことの美しさと、それによって得る強さを感じ、菜々(主人公)が懸命に生きる姿を見て心が震えました。登場人物も皆個性的で楽しく、心地よいおかしみが溢れています。帯の売り文句にもある通り、『日本晴れの読み心地!』です。時代小説に縁のない方にも、ぜひおすすめしたい作品です。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「時代小説に縁のない方にも」
      あまり読まないの方なのですが気になります(タイトルと、帯の文句良いですね!)。。。
      これは長編みたいですが、葉...
      「時代小説に縁のない方にも」
      あまり読まないの方なのですが気になります(タイトルと、帯の文句良いですね!)。。。
      これは長編みたいですが、葉室麟って文庫化された短編集ありますか?
      2013/01/18
    • 佐田美咲さん
       nyancomaruさん、コメントありがとうございます。コメントに対する返信の仕方が分からないのでここに書きます。返信ってできるのでしょう...
       nyancomaruさん、コメントありがとうございます。コメントに対する返信の仕方が分からないのでここに書きます。返信ってできるのでしょうか?
       「乾山晩愁」という作品が、角川文庫から出版されています。私はまだ読んだことがないのでどんな内容かは分かりませんが……。短編5篇が収録されているそうです。
       葉室麟さんはとても面白いのでおすすめです。ぜひ読んでみてくださいね。
      2013/01/18
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「「乾山晩愁」という作品が」
      有難うございます!調べてみます。。。
      「「乾山晩愁」という作品が」
      有難うございます!調べてみます。。。
      2013/01/18
  • こういうお話は好き。
    時代小説としてはライトだけれど、とても読みやすいし、読後感が清々しい。
    菜々が旦那様(市之進)や奥方様(佐知)、正助坊ちゃま、おとよお嬢様に一途に仕えるひたむきさ、守ろうとする強さが胸を打つ。
    菜々を助けてくれた温かい人たちの存在も忘れてはならない。だんご兵衛さん(壇浦五兵衛)、死神先生(椎上節斎)、お骨さん(お舟)、駱駝の親分(湧田の権蔵)…ちょとした洒落っっ気もあって面白い。

  • 水戸黄門的な最後は勧善懲悪と分かっているので、ストーリー展開はそんなものかな、という感じ。菜々が仇討ちを果たすのも、佐知が死ぬのもはじめで分かった。楽しく読める時代劇。

  • 2019.08.23読了 42

  • 再読
    露草のごとき儚さと、朝露に濡れて凛と佇むその姿。人知れず枯れてしまうその姿を、好きだと言ってくれる人がいるだけで咲くことができるこの想い。
    やっぱり良い本です。

  • なんだろう、たまらなく泣けてきた。
    みんないい人なんだもの。
    物語にはありがちな「いい人揃い」だけど、すんなり入ってきて違和感が無い。特に剣の師匠!
    ありがちな大団円だけど、要所要所で思わず涙が出てしまう。
    難しくなくても、平易でも、心揺さぶる言い物語だと思う。

  • ハッピーエンドがうれしい。「蜩ノ記」などに比べると少し軽い気がするが、もしジブリ映画で時代小説を原作とするならピッタリのヒロインだと思う。
    罠に嵌められ切腹を余儀なくされた父の仇が、奉公先の敬い慕う主人市之進をも陥れようとしていた。命懸けで父の仇討ちと主人の無実を明かそうとする菜々。
    表紙にある露草は万葉集で「月草」俳諧で「螢草」と呼ぶらしい。

  • 2016.10.25

  • L

    うーん。これも葉室作品なのか。
    内容は青少年向け。児童書とまではいわないが。
    確かに読みやすいね。わかりやすいし。
    健気な女中菜々を応援したくなるってね。
    …名前が菜々ってどうなんだろう。武家の生まれだからアリなのか?なんかもっと名前の頭に「お」をつけるとつけないとでもっと差が出るような名前にしたほうがよかったんじゃないかしら。とにかく菜々に違和感あり。勝手に。
    内容は、まぁ、なんつーか、時代小説のジャンルにしちゃう?くらい違和感あり。パラレル系とでもいおうか。ありえないっていうか。菜々個人の魅力だけで引っ張るのは無理がある。そんなアホな…と思ってしまう。ないわー。菜々を応援する大人は魅力的だったけど、特に深みはなかったし。ふーん、これも葉室作品ですか。

  • ひとにとって、大切なものは様々にあるが、ただひとつをあげよと言うならば心であろう 菜々の凛とした生き方に心を揺さぶられる

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著者プロフィール

葉室 麟(はむろ りん)
1951年1月25日 – 2017年12月23日
福岡県北九州市小倉生まれ。西南学院大学文学部外国語学科フランス語専攻卒業。地方紙記者、ラジオニュースデスク等を経て小説家に。2005年に短編「乾山晩愁」で第29回歴史文学賞受賞(のち単行本化)、2007年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞受賞、2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞受賞、2016年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で第20回司馬遼太郎賞受賞。
上記以外の代表作に、2018年9月に岡田准一主演で映画化される『散り椿』、第22回山本周五郎賞候補及び第141回直木賞候補だった『秋月記』がある。

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