美人薄命

著者 :
  • 双葉社
3.63
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  • (10)
  • (2)
本棚登録 : 265
レビュー : 68
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575238136

作品紹介・あらすじ

孤独に暮らす老婆と出会った、大学生の総司。家族を失い、片方の目の視力を失い、貧しい生活を送る老婆は、将来を約束していた人と死に別れる前日のことを語り始める。残酷な運命によって引き裂かれた男との話には、総司の人生をも変える、ある秘密が隠されていた-。

感想・レビュー・書評

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  • 文体、特にユーモア関連のセンスがもうひとつ。いくつか張ったように見えた伏線が放棄されていたり、全く必要性を感じないエピソードがあったりする。介護問題についても掘り下げが浅い。ラストの謎解きも「ふーん」で終わる感じで驚きは無い。
    さらっと読めるのはいいのだが、全体的に、多作作家が流して書いた感が満載。4.5

  • <あらすじ>
    孤独に暮らす老婆と出会った、大学生の総司。家族を失い、片方の目の視力を失い、貧しい生活を送る老婆は、将来を約束していた人と死に別れる前日のことを語り始める。残酷な運命によって引き裂かれた男との話には、総司の人生をも変える、ある秘密が隠されていた―。
    カエ婆さんの回想シーンの文体はよみずらい。
    けど、ちょっと切なくもいい話だった。

  • 真面目なボケをかますカエ婆ちゃんと、思考はイージーだけど好青年な現代っ子総司の軽快なやり取りが面白く一気に進む。世代がだいぶ離れた二人の交流のほのぼのした結末を思い描いた矢先、物語は意外な様相を見せ始め、もう最後まで勢いは止まらない。壮大な仕掛けとアナグラム、読者は洩れなくカエ婆ちゃんの手のひらの中。
    見えない想いに守られている限り、人は孤独じゃない。作中の「…人間に生きる力を与えてくれるのは、いつも他の人間なんだもの…」の言葉が読後胸に温かく流れ込んでくる。

  • 軽かったけど、思ったより
    良い読後だった。
    いろいろ浅いけど。
    杉村さんに気をつけた方がいいってのは
    なんだったのかしらん⁇
    あと、表紙の絵は内容とあってなさすぎでは…

  • 意外性でびっくりの連続。
    女性はいくつになっても女でありたいものなんだなあって
    実感。
    お茶目なおばあさんを演じつつも胸に深いおもいがこもっていたんだね。

    日本語の言葉遊びが秀悦!!!

  • 語り継ぐべき戦争の哀しさ、そして、現代社会の課題を示しながら、軽快にユーモアを交えてミステリアスに進む。読後感も爽やか。

  • 最後まで目の話せないストーリーでした。
    老婆と交流を持つ事で、本来持っている優しい青年の心が素直に出せる大人に成長したのも、老婆との出会いがあったから…
    見ず知らずの若者と老婆が茶飲み友達になるなんて絶対ありえないと思うが、こういう関係こそが現代にかけている所なんだろうなって思います。
    この作品はミステリーなんですが、ミステリー作品にしてしまうのはもったいないなぁ〜

  • 2017/1/31

  • なかなか面白かった。
    老婆と青年の交流と挿入される老婆の戦争中からの物語が語られる。
    そしてラストにその物語に関する謎解きが行われる。
    なかなかいい作品でした。

  • いろいろと考えさせられた。
    大学の単位をとるためのフィールドワークのために、お年寄りのための弁当宅配ボランティアを始める学生が主人公。
    なんとなくちゃらっとした学生かと思いきや、いろんな人との出会いによって、いろいろ考え変わっていく。

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著者プロフィール

1963年、山形県生まれ。慶應義塾大学卒業。2007年に『ウルチモ・トルッコ』で第36回メフィスト賞を受賞してデビュー。
2011年に短篇『人間の尊厳と八〇〇メートル』で、第64回日本推理作家協会賞を受賞。
2015年刊『ミステリー・アリーナ』が同年の「本格ミステリ・ベスト10」で第1位に輝く。
他の作品に『倒叙の四季 破られた完全犯罪』『ストラディヴァリウスを上手に盗む方法』
『虚像のアラベスク』『第四の暴力』などがある。




「2019年 『犯人選挙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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