ランチのアッコちゃん

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 5174
レビュー : 898
  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575238198

作品紹介・あらすじ

ランチのアッコちゃんは、柚木麻子さんの小説です。
あらすじは、恋人に振られ意気消沈しているOLの主人公が有能な女性上司アッコさんとお弁当を1週間交換するというものです。2014年には本屋大賞にノミネートされています。等身大の女性の気持ちが描かれているので、読むと元気が出ると人気の作品です。様々なことに挑戦し、日々成長していく姿を目の当たりにすることができます。

感想・レビュー・書評

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  • お弁当をとりかえっこする。
    なんだかそれだけでわくわくしてしまう、食いしん坊な私。

    でも、手作りのお弁当を単純にとりかえっこするのではなくて
    手作りのお弁当と、いろんなお店で食べるランチをとりかえっこする、
    という設定が意表をついていて、いかにも柚木さんらしい。
    上司のアッコさんに持ちかけられた一週間の「ランチのとりかえっこ」で
    なんだかパッとしない、契約社員三智子の世界がぐんぐん拡がっていきます。

    バリバリのキャリアウーマンだと思っていたアッコさんのいろんな顔を知り
    勤めている出版社「雲と木社」で、契約社員だからと縮こまらず頑張ろう!
    と希望に満ちた結末を迎える第一話に、うんうん!と頷いていたら。。。

    なんと第二話では、いきなり会社が倒産して、三智子は別の会社で
    アッコさんとも離れ、また別の悩みを抱えていたりして
    柚木さんの小粋な企みに、またもや驚かされて。

    三智子の成長をずっと追っていくのかと思いきや、4つの物語のうち
    後半では、さらにサプライズが用意されているのですが
    タイトル通り「アッコちゃん」と呼ぶにはあまりにカッコよすぎて
    「アッコさん」としか呼べないアッコさんの魅力と
    おいしそうなポトフが結ぶ温かい縁が元気をくれる
    まさに栄養たっぷりのお弁当のような物語です。

  • 快作!
    働く女達の憂さや迷いを晴らす楽しい展開で、元気が出ます。

    第1話 ランチのアッコちゃん
    派遣社員の三智子は、雲と木社という小さな出版社に勤めている。
    4年付き合った恋人に振られた翌日、上司のアッコから意外な申し出を受ける。
    お弁当とランチを一週間交換しようというのだ。
    アッコちゃんこと黒川部長は、長身で独身の45歳。営業部唯一の女子正社員で、一人だけセレブ感を漂わせている。
    曜日ごとに行く店とランチが決まっているというアッコ部長。
    知らない世界をのぞき見ることになった三智子は?
    軽快で、現実的ではないが~ありえないほどでもない予想外な面白さ。
    だんだん元気になる三智子が嬉しい。

    第2話 夜食のアッコちゃん
    雲と木社は倒産、別な会社で働いている三智子。
    正社員と派遣社員の間に立って困っていたとき、「東京ポトフ」のワゴンをやっているアッコちゃんに再会する。
    一週間、仕事を手伝うと申し出て、問題解決のヒントを得ることに。

    第3話 夜の大捜査先生
    30歳になる野百合は合コンに精を出していた。
    3年以内には結婚したいから。
    中高一貫の出身校の名を出すと、好印象をもたれるのだが、実は在学中スカートを改造し遊びまわっている不良だった。
    当時の先生、前園が今も繁華街で生徒を追っているところに出くわし、生徒を探すことに。

    第4話 ゆとりのビアガーデン
    総合商社に入ってきた新入社員の玲実。
    ゆとり世代の典型でまったく使えない女の子。3ヶ月で辞めたのだが、社長の雅之は今思い出しても苦笑するほど。
    ところが、その玲実がビルの屋上でビアガーデンを始めるという‥?

    アッコちゃんの話が2話で終わってしまうのはちょっと残念だけど、後の話にも少しずつ出てきます。
    のほほんと明るい玲実の個性がまったく違っていて、社長にも育てられたとは言いがたいが、これはこれで視点の変わる面白さ。
    なかなか秀逸でした。
    ちょっとだけど現実に参考になるような言葉もちゃんとあり、夢のあるエピソードが楽しい!

  • 働く女性3人のまわりで起こる、日常と仕事を描く短編集。

    ふとしたきっかけで、派遣社員の三智子は自分のありあわせのおかずの入ったのおべんとうを上司のアッコさんに譲ることになり
    それを気に入ったアッコさんは1週間、三智子のおべんとうと自分のランチを交換しようと提案する、第1話。

    アッコさんが指定するランチの場所へ出かけていくと、仕事一筋、できる上司として近寄りがたさを感じていたアッコさんの、かわいさや多くの人に慕われている姿など仕事場では決して見ることのできなかった一面を彼女を知る人たちから伝え聞いて、彼女の魅力を認識することとなった。

    少しばかり背中を丸め、派遣先で気配を消すように分をわきまえて仕事をしていた三智子。
    アッコさんの仕事に対する真剣味を知り、彼女の知人たちに出会い、関わっていく中で、本来三智子の持っていた良さが引き出されていく。

    アッコさんに言い渡された「おべんとうを1週間つくる」ということを通して人に出会い、新たな視点を持ち、自分が変わる。
    今まで思ってもみなかったことや、目の前に横たわる問題にすら気づいていなかった自分、解決への糸口にようやくたどり着く。そして1週間後にはずいぶん、自分でも変化したと認められるようになっている。


    子どものころ、好きだった話の一つに宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシェ」がある。
    ねずみの親子(だったか)とのやり取りによって結果的に、ゴーシュは演奏の腕前をあげ、楽団の指揮者に認められるようになって・・。

    概して、物事がうまくゆかないとき、根拠のない自信を持ち、人の言うことを聞かず、目の前にある課題を見ようともしない。
    この本を初めて読んだとき、その一つ一つの過程は認めたくない腹立たしいものであっても、思わぬ人の言動により、目の前のことに心血を注ぎ、再評価され、自信をつけていく様は子ども心に愉快な気持ちになった。

    そういえば、こんなのもありましたねぇ。
    映画「ウォーターボーイズ」では、偽コーチに水族館のガラス磨きを命じられ、理由もわからずやらされた彼らは、いつしか水中での水かきの方法のコツが身についており・・・。

    人が成長するときって、自分に足りない何かを手に入れたくてあがいたり、謙虚な気持ちで人に教えを請う、自分の持たないものを持つ人に憧れておいかけるといった状況を通過するんじゃないかな。
    そんなとき、背中をそっと押してくれたり、優しい解釈を与えてくれる人ばかりではないと思うけれど、求めれば自分にとって必要なコーチに出会えると思うのですよ。 

    三智子さんの成長も爽快で、アッコさんはタフでカッコイイひと。
    続編を望むのは、私だけではないと思いますよ!

  • タイトルも装丁もとても魅力的で読んでみたいと思っていた一冊。
    柚木さんの本は初めて読みましたが、1982年生まれの32歳なのですね?!
    最近、自分よりず~っと若い作家さんが多くて…(笑)。

    第1話の「ランチのアッコちゃん」、第2話の「夜食のアッコちゃん」はとても面白かった。
    第3話と第4話にもアッコちゃんのことがチラッと出てきますが、ちょっと無理やりのようや気が…
    一気に読みました。

  • 第一話
    4年つきあった恋人に別れをつげられた三智子。YESしか言えない何もない自分にぼんやり出勤する。
    そんな三智子にアッコ部長こと黒川部長が手作りの三智子の弁当と自分のランチを1週間取り替えようと提案される。
    またもYESと応えてしまい、落ち込みながらランチに行くが。
    カレー。ジョギング後のフレッシュジュース。屋上のお寿司。
    インドのでもないカレーを外で食べるのって抵抗があるけど、これは食べてみたいなあ。
    とくにミッちゃんのドライカレー!
    1週間のランチで三智子の視野は大きく開け、前進する気持ちも花開く。
    やるね、アッコ部長。
    ラストがまたカワイイ。
    第二話
    寒空の下、一人でお弁当を食べる三智子。
    次の派遣先で正社員と派遣社員の間に挟まれて凹む日々。
    そこに颯爽と現れたのは「東京ポトフ」と描かれた車に乗ったアッコ部長だった。
    またもや1週間、お手伝いの約束をしてしまう三智子。

    アッコ部長のプライベートがものすごく気になるなあ。
    ミッちゃんが幸せそうで嬉しい。
    3.4話はアッコ部長がチラとしか出てこない。
    高校のギャル時代の輝きを今の自分と比較してしまう野百合。
    かつての出来ない社員、礼実が体当たりで立ち上げたビアガーデンを何時の間にか眩しくみている雅之社長。

    入院してしまった。やや朦朧とした頭で読む。
    流動食なんだけど、あー!カレー食べたい。ビール飲みたい。
    そして仕事やるか!という気分になる。あっさり読めて良かった。
    ふと、この本って「達成感」が肝だなと感じた。

  • タイトルからして、主人公がかわいいアッコちゃん。
    なんだと思ってたら、主人公はOLの三智子で、
    アッコちゃんは、三智子の上司で大柄なアッコ女史!

    派遣先のアッコさんとの出逢いが、三智子に思いもよらない転機に。
    アッコさんの指示で食べに行くランチ先でのおいしい味と
    人との出逢いの1つ1つがたまらなく幸せでページを繰るのがすごく楽しい。

    そんなアッコさんが始める販売車でのポトフ「東京ポトフ」。
    出先によって客層も違えば同じポトフでも
    見えてくる景色も食べ方も空気も違っていて楽しい。

    アッコさんの愛読書?に「大草原の小さな家」シリーズや、他の章には
    今から読もうと思って積読している柳田國男の「遠野物語」が!
    ますます読むのが楽しみになったり、久しぶりにローラにも会いたくなったり。
    「かもめ食堂」や「食堂かたつむり」の名前もチラっと出てきたりっ。
    大好きがいっぱい出てくるのもうれしかったなぁ♡

    後半2編は東京ポトフとチラリと交差しながら
    主人公の女の子が違うお話。
    アッコさんとはまた違った元気を運ぶ女の子のお話の
    「ゆとりのビアガーデン」も大好き♡

    あかね色に染まる空を背景にビアガーデンでビール!
    ポトフにビールが無性に食べたい!!!

  • へ~こんな話だったんだ、という感想は良く書くけど、これはさほど意外性はなく、らしい印象です。

    アッコちゃんがどうやら上司らしいというのは聞きかじっていたけど、なかなか突き抜けた人で壮快かつ痛快。
    三智子ちゃんは何だかんだで要領良すぎでのみ込み速すぎですが、柚木麻子ヒロインって感じです。

    『一人で食事するより誰かと一緒に食べた方が長生きする』ってのは真理だな。

    温かいものをよく噛んで。
    身に染みるわ~

    ひとりのランチはまともに摂らなかったり、家だとキッチンで立ち食いだったり、職場でもお弁当だし。

    カレーとポトフがすっごい食べたい。
    ミナミの「自由軒」もどきは家で時々鍋掃除にやります。

    続編もそのうちに読もうかな。

  • 短編4話で、タイトルのアッコちゃんが出てくるのは最初の2話のみ。
    アッコちゃんなんてかわいいあだ名だが、バリバリ仕事をしているアラフォー女史。

    姉御肌で、こんな上司が会社にいたらいいなと思えた。また、こういう女性になりたいなんて憧れる。

    3話目はあまり好みではなく、アッコちゃんもほんの一瞬しか出てこないし飽きてきたところで、4話目はゆとり世代の新人の奮闘が描かれていてとても元気を貰えた。

    私もゆとり世代を批判してしまう大人のひとりだが、少し見方を変えてみるのもいいかもしれない。特に最近は、仕事をする姿勢がカリカリしてて心が荒んでたからなぁ。反省しないと…。

  • ’are you already that?' i laughed early 12th. then page 34th too. The Ice Queen, she gives homework for children from Mon to Fri. when they don't homework, she don't give a day off for kids.

  • カッコイイ女史だな、アッコさん。
    ランチの交換だなんて考えただけでワクワクしそう。
    それがいろんな人とつながっていくのだから、やはり、一つの所にジーっとしているよりあっちこっちへ出かけるほうが楽しみが増えるということね。
    夜食のポトフもすごくおいしそう。食べたくなるわー。
    食事ってやっぱり重要だ。
    ビアガーデンも魅力的だった。

  • 読み口は大変ライトでした。そして辛口の感想です。
    派遣社員の三智子は正社員のアッコさんとランチを取り替えっこすることになり…。
    アッコさんの知られざる素晴らしい部分を知り、前へ踏み出す三智子。

    すごいお仕事小説でもないし、アッコさんが作られ過ぎかなぁ?
    表題作に期待して読んだのにがっかりしました。
    展開が都合良すぎるのがなんだか物足りなくて、自分には響いてこなかったです。毒にも薬にもならないなんていったら怒られるでしょうか。

    四話入っているうち、表題作はじめ3つは人物が薄べったく感じました。
    ラストの「ゆとりのビアガーデン」が一番良かったのではないでしょうか。
    3ヶ月で辞めたはずの女子社員が再び現れたお話。
    ゆとり世代ならではの人となりが感じられ、好感を持ちました。以上

    • nejidonさん
      tsuzraさん、こんにちは♪
      【表題作に期待して読んだのにがっかりしました】
      はい、右に同じです。
      辛口どころか、とても優しいですよ。
      ワ...
      tsuzraさん、こんにちは♪
      【表題作に期待して読んだのにがっかりしました】
      はい、右に同じです。
      辛口どころか、とても優しいですよ。
      ワタクシなんて、☆をひとつも付けられなくて、よってレビューも無いのです。
      毒にも薬にもならないし、暇つぶしにもならなくて、途中から猛然とスピードアップして読み終えました(笑)。
      でもそれは私がそう思うというだけのことで、世界共通ではありません。
      褒める方もいらっしゃるので、ふむふむと読むのみです。
      それもまた、ブクログの面白いところかもしれませんよね。

      2013/08/19
    • tsuzraさん
      nejidonさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます。

      >猛然とスピードアップして読み終えました

      わかります(笑)
      アンテナ立...
      nejidonさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます。

      >猛然とスピードアップして読み終えました

      わかります(笑)
      アンテナ立てて、面白そうな本を選んでも、年に何冊かはガッカリ本に当たっちゃいますね。
      この本の場合は、表紙が良かったので期待してしまったのかもしれません。
      次に開く本が好意的に読めるかな(^_^);
      2013/08/19
  • お腹が空いてるときにはお勧めできない本だ。
    『嘆きの美女』もそうだったが、それ以上にお腹が鳴ってしまう。
    先ずは表紙のお弁当が美味しそうなんだもの。

    『ランチのアッコちゃん』と『夜食のアッコちゃん』は連作といっていい短編。
    曜日でランチのメニューが決まってるというのが面白い。
    しかも、どれもこれも美味しそうなのだこれが。
    お弁当派だった自分だが、月に2度ほど外でランチするのが楽しみだったことを思い出す。
    誰かが作ってくれた美味しいご飯を食べることは心の栄養になるってことを
    じわじわと浸み入るように実感した。
    そして、食事をしなきゃ生きていけないという当たり前のことを
    改めて噛み締めた次第である。
    作中でローラシリーズが出てきたのが個人的には嬉しかった。
    子供の頃、福音館書店版が好きでよく読んでたなぁ
    (後半の岩波書店版とは訳者が違ってて、岩波の方は違和感があって読めなかった)。

    『夜の大捜査先生』と『ゆとりのビアガーデン』は
    一見アッコちゃんと関係なさそうに見えて
    とても重要なポイントにこっそり登場するという話。
    『夜の~』は、なんだか『インディゴの夜』みたいだなーと思ってしまった(笑)。
    真夜中の追跡劇は手に汗握る感覚もありつつ笑ってしまう。
    取り敢えず『遠野物語』を読んでみようとちょっとだけ思った。
    『ゆとり~』に出てくる玲美ちゃんは、
    どんな教育を受けていようと芯の部分でちゃんと賢い子はいるんだ、
    という見本のようだった。
    とはいえああいう子が部下に居たらイライラしてしょうがないと思うけど(爆)。

    アッコちゃんと三智子さんが出てくる話をもっと読みたい。
    後半2編はそういう意味ではちょっと物足りなかった気もする。

  • やけに売れてる本だ、ってだけで読んでみたらば、これが面白い!
    社会経済の基本的なことまで教わって今の時代、またOLとか、起業家とか温かい目で見られることができそう。

  • 久しぶりの再読。
    柚木さんのこの手の作品は好き。分かりやすくシンプルだけど前向きになれる。
    ただ前回読んだ時同様、やはり全編アッコちゃんネタで行って欲しかった。
    個人的にはグズグズ悩んだり、逆に調子に乗り過ぎる三智子にガツンと喝を入れるアッコちゃんの図が好きだし、三智子とは逆に深入りし過ぎずここという所でガッツリ入ってくるアッコちゃんみたいな人は素敵だなと感じた。

  • スカッとするストーリー。
    この作家は、人の長所を見つけるのがうまいんだな。
    ノーと言えない、派手な過去に捕らわれて今の自分を認められない、何をやっても失敗ばかり。
    そんな人でも、もって生まれた可能性を引き出し、大事にしてあげれば、ちゃんと生きていける。
    自分にも幼い子がいるので、この精神を見習おうと思った。

  • 普段読まないジャンルだけど、なんだか元気をもらえそうな宣伝文句に釣られて読んでみたら、仕事頑張ってみるかーと前向きな気分にさせてもらえた。シリーズになってるみたいだから、続きも読んでみたいな。

  • 第3話「夜の大捜査先生」だけイマイチ、


    参考文献
    「はじまりは大阪にあり」
    井上理津子 ちくま文庫

  • さくさく読めた。

  • 軽い気持ちで読んだら、予想以上に面白くてあっという間に読み終えた。
    タイトルにもなっている「アッコちゃん」を軸にした連作短編集(主役ではない)だが、個人的には彼女の登場が少ない後半二作のほうにより惹かれた。

    手軽に読めてたくさんの元気をもらえるという点で、とても燃費の良い物語だと思った(褒めてます)。普段あまり本を読まない人にも勧めやすい。

  • 初めての柚木さん作品

    いい感じに全部がつながる短編集
    アッコ女史がかっこよくて、おちゃめで・・・
    実写化したら間違いなく天海祐希!

  • やっぱり読みやすくて好き、柚木麻子さん。
    女子高生の話なんかすっごいリアルだわ~と思ったらこの方私と1歳しか違わなかったのね。
    同年代でこんなお話が書けるなんてますますファンになりました。

  • 主人公はアッコちゃんなのかと思いきや
    派遣社員の三智子さんで彼女の上司がアッコさん。

    アッコさんのさりげない手助けで
    人間関係の悩みを打開してい三智子さんを見て
    こんな上司がいたらいいなーと思い

    謙虚に素直に前進する三智子さんを見て
    こういう人はみんなに愛されるだろうなーと
    ちょっと反省しました。

    さらっと読める短編です。

    ランチで出てきた
    天丼の「いもや」は神保町でバイトしていた時に
    行ったことがある実在のお店。懐かしい。。

    15年前は天丼500円でした。笑
    今はどうなのかな?

  • 仕事にちょっと行き詰っている時にオススメ。
    狭くなってる視野が広がり、肩の力がふっと抜けそう。
    私もアッコさんと友達になりたいな。

  • 作中に登場する料理はおいしそうだし、話の筋もおもしろい。けれどちょっと軽すぎるというか、読み応えがなくてもの足らない。
    アッコちゃんは1話と2話に登場。3話と4話にもちらっとそれらしき人物が出てくるけど、ほんの一瞬だけ。
    もっとアッコちゃんのことをがっつりと書き込んでほしかったです。
    3話4話もそれはそれでとてもおもしろかったので、欲を言うならそのあとに、アッコちゃん再登場の5話がほしかったです。

  • 大変に失礼な感想だけど、編集者に「これこれこんな話を書いてみたらどうか」と言われて書いた話、という印象。設定はおもしろくいろいろ盛り込んでいるものの、準主人公のアッコさんの描写が乏しくどうにも魅力が弱いし、シチュエーションに負けている感じ。だから逆に巧い人が書けばものすごくおもしろくなったかもしれないという気もして、でもそれもまた著者に大変に失礼な話であり、すみません。

  • 元気が出る。私もイイオンナになりたいな。恋もしたい。。

  • 傑作!読みやすいし面白い。本屋大賞に投票する年代の心はさらに鷲づかみだろう。これで決定じゃないか。

    表題作は特に秀逸。ミッチーみたいな女子を主人公にする女性作家は、姫野カオルコから面々といて、彼女の人生を変えるのはどの作品も男性だった。この作品の特徴は、そうアッコちゃんのキャラクターである。たぶん出来る上司に対する妄想を炸裂させてできたキャラクターなんだろうけど、ありえそうでありえないスーパーぶり。
    お弁当食べちゃったところもアッコの計算なのは予想ついた。個人経営で趣味のカレー屋さん、屋外販売もよかった。古本屋で男を紹介する余裕は…普通ないよなぁ。彼女にキャラクターデザインをする才能があるところまでは読んでただろうなぁ。いもやに久しぶりに行きたくなった。
    社長と屋上で20年一緒にお寿司を食べてた!? それ社員全員が知ってるはずでしょ…っていうのは野暮か。ミッチーをそこまで勝っていたっていうことの裏返しでもある。
    これ以上のサプライズは何だろう…って思ったらまさかまさか最初のカレー屋に戻る。そしてまさかまさかの設定。最後はラブコメにしてしまうのは女性作家の常か。アッコさんがだんだんカワイクなってきました。

    第二話
    アッコさんすごすぎ。今日の晩ご飯はポトフにします!

    第三話
    てっきり恋愛にもっていくのかと思ったら…ちょっと肩すかし。どの世代もなんか生きるのに苦労してますね。そして時代は動いている。表題作よりこっちの方が中身も深いし、時代をえぐってる気がします。

    第四話
    これはありそうでない。ここまで行動力のある若手はどっかでしっぽをだして、上司に見つけられて、ステップアップさせられてしまうのが普通だ。ひょっとしたら、その考えが雅之と同じでもう古いのかなぁ。若い子はいつ化けるかわかんないので、数年は根気強く見守るよ。見限られたと思うのは、若い子の勘違い。半年くらいするとこっちの見るスパンを長めにとるだけなのよ。

  • 色んな世代の女性社員の話。職が不安定だけどみんな前向きに頑張ってる。短編集ですごく読み易い。やっぱり表題のランチのアッコちゃんが面白い!!外食で色んな人と出会って道が開けるもんなんだって思う。

  • 話題の書『ランチのアッコちゃん』を昨日読了。

    テンポ良く進むストーリに初項から引き寄せられて一気に読み終えました。

    メインキャラのアッコさんの登場頻度とその割合に多少予想外な感じを受けましたが、

    それでも迷わず☆五つの快作です!

    「だから、諦めだけは早いんです。ダメって思ったら、ぱっと離れて、次の手考える!いちいち、落ち込まない!身をすくませているうちに、何かは出来るかもしれないじゃないですかぁ」

    “本当は捕まえて欲しかったのかもしれない--
     捕まえて欲しくて、あんなにも夢中で逃げていたのかもしれない。”
    「あの頃は行事に夢中になる同級生らと距離を置き、大人ぶって冷めた目で通り過ぎることが多かったけれど、今なら素直に楽しめる気がする。」

    上記した文章は読んでいてグッと来た箇所のほんの一部のご紹介です。

    読書好きから活字離れの久しい方まで誰にでもおすすめできる作品です♪

  • 上司のアッコ先輩とランチを交換するってだけで、
    主人公三智子の世界が広がった。
    ランチという物事から、いろんな事を学べるんだな~
    ってワクワクして読みました。

    最後の「ゆとりのビアガーデン」もあっけらかんとしてて、
    玲実の天然さが面白かった。

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著者プロフィール

柚木麻子(ゆづき あさこ)
1981年、東京都生まれの小説家。立教大学文学部フランス文学科卒業。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」で第88回オール讀物新人賞を受賞し、2010念二同作を含む初の単行本『終点のあの子』を刊行。2014年に『本屋さんのダイアナ』で第3回静岡書店大賞小説部門受賞。2015年『ナイルパーチの女子会』で第28回山本周五郎賞受賞、直木賞候補に。2017年『BUTTER』で直木賞候補。2019年、『マジカルグランマ』が第161回直木賞候補となる。

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