もう教祖しかない!

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 106
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575238709

感想・レビュー・書評

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  • 04月-08。3.0点。
    高齢者の多い団地に広がる新宗教。葬儀会社の主人公、新宗教を潰す画策を。

    読みやすく、結構面白い。
    ラストの暴露が、ちょっと冗長な気がした。

  • 銀来団地に広がり始めた、新宗教ゆかり。
    生前葬儀契約の顧客を奪われぬよう、大手企業スザクは、とある勝負を挑む。
    勝ち組地区、高齢者地区、若者地区。
    キャラも対立構造もわかりやすいテンプレで、テンポよくたのしめる。

  • 老朽化した団地で勢力を伸ばし始めた新宗教”ゆかり”。大手企業スザクのセレモニー事業部では葬儀の生前契約を奪う勢いの教団に危機感を覚え、営業マンの早乙女に教団潰しを命じる。そして早乙女は教祖の禅祐と”ゆかり”の存亡を賭けた勝負をおこなうことに…
    一定の期限までに教団の信者を500人まで増やせなければ”ゆかり”は解散、増やせればスザクは妨害をやめて”ゆかり”に尽力するという勝負だが、地味ながらなかなか面白かった。コミカルな味もあって読みやすいが、キャラはちょっとテンプレかも。

  • さびれた団地に突如現れた新興宗教「ゆかり」。
    しかし、それを面白く思わないのが大企業のスザクグループ。「葬式は一番の金もうけ」と考えているため、老人たちの葬式契約を「ゆかり」に取られるわけにはいかない。そのため、スザクグループが送り込んだのが切れ者の早乙女六三志。六三志と教祖の藤原禅祐の話し合いによりある賭けをすることに。果たしてその結果とは…。

    いや~なんだろね。
    どんでん返し~が面白い!と思う人もいれば
    安っぽいと思う人もいるような感じの小説かな。

    そうそう!
    月9のドラマとかにしたらよさそうな感じ!

  • 著者で選んだものの好みじゃなかった。宗教がテーマのせいもあるけど登場人物が魅力的でない。

  • 予想外の結末ではあるが、衝撃は少なめ。
    個人的には、もっと突飛な結末が好み。

  • 面白かった!宗教と企業のバトル。
    まさか架神さんの本を参考資料で見かける日がくるとはw

  • 結局なんだったんだろ・・・
    だれが主役だってんだろ・・・
    勝者も敗者もないよな・・・

  • 宗教法人化を目指す新宗教と生前葬儀契約を増やしたい葬儀社による顧客争奪戦。
    キャラ立ちや組織の作り込みが甘い気がしましたが、教祖の人心掌握術や、顧客を取ったり取られたりの攻防が面白く、コンゲームとしては良く描けていると思いました。
    真相はある程度予想出来ましたが、きっちりと伏線を回収しながら二転三転させる技巧がなかなか鮮やかでした。

  • 大手企業と新宗教との対決を描いた物語。怪しげに感じる新宗教の教祖は果たして素晴らしい人間なのか、それとも食わせ者なのか。そしてその存亡を賭けた勝負の行方は?
    とまあぐいぐい引っ張られるわけですが。え、そんなオチが? 実はミステリだったのね、という作品でした。伏線しっかりあったんだなあ。
    ところでここに登場するUBSってのが気になる……あの人と関係あるのかしら。

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著者プロフィール

1978年生まれ。メフィスト賞を受賞し、2010年『キョウカンカク』で講談社ノベルスからデビュー。近年は『希望が死んだ夜に』(文春文庫)、『あの子の殺人計画』(文藝春秋)と本格ミステリ的なトリックを駆使し社会的なテーマに取り組む作品を繰り出し、活躍の幅を広げている。

「2021年 『Ghost ぼくの初恋が消えるまで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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