犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 682
レビュー : 123
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575239188

作品紹介・あらすじ

警察、犯人、被害者家族-前代未聞の騙し合いが始まる!巧妙に仕組まれた"誘拐ビジネス"。神奈川県警を嘲笑うかのような闇の犯行に、異色の捜査官・巻島史彦警視が再び立ち向かう。累計135万部突破の大ヒット警察小説、待望の第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった!ですが
    前作が良すぎたので物足りさを感じるかも。
    途中までどんな展開になっていくのかわかりません。
    後半は予想ができてしまうが、逆にそれが良くて加速!1を読んでいたので期待しながら楽しんで読めた。厳しく言うとご都合主義かもしれないですな。

  • 11年ぶりの第2弾。
    作中随所に、7年前の人質が遺体で見つかった営利誘拐事件とか、去年の「バットマン」事件とか、前作の事件が出てくるが、頭の中では忘却の彼方であり(笑)、久しぶりに再読してみようかな。
    今作は、犯人側の描写から始まるせいか、あるいは一定の矜持(人質を殺さない)を持っているせいか、犯行後も二人の兄弟には逃げおおせてほしい、と念じながら、クライマックスの展開の頁を繰った。これって、ストックホルム症候群に似た感情?
    最後に、主犯格のアワノが「レスティンピース」と、巻島に告げ、二人の今後の対決を暗示させるような終わり方であり、第3弾を期待して待つことにしよう。

  • 著者はこの葛藤状況をよく考えた。皆さん!想像してください。息子が犯人に拉致されている。犯人の実績から、金さえ渡せば100%息子が解放される。しかし絶対に金の引き渡し方法を警察に言ってはいけない。もし言ったら息子の命の保証はない。さあどうする?親の葛藤が金の引き渡し5分前に爆発し、警察に犯人との引き渡し方法を言ってしまった。再度の犯人からの受け渡し方法の指示。冷静な判断力を見せつける警視の巻島、前回署長賞のすっとぼけな小川、原付バイクの女性警官小石のラッキーな展開で一気に犯人を制圧。読み応え抜群だった。

  • 「犯人に告ぐ」で初めて雫井さんを知り、やられてしまったわけだけど、この2は某所で評価が低かったためなんとなく今まで手を出せずにいた。でも、読んでみるととてもおもしろかった。思わず犯人の側についてしまい、成功を祈ってしまったほどだ。巻島警視と淡野の頭脳戦も深かったし、身代金受け渡しの場面はドキドキした。続編があるんだよね。

  • 私の好きな本ベスト10に入る犯人に告ぐの続編!
    もちろん面白かったけど、やはり前作にはかなわないっていうか、前作はタイトルが決め台詞でカッコよかったっていうか。
    それでやられた私には2はやはり物足りなかった。
    犯人側の気持ちにもシンクロしてしまい、このまま成功してほしいとさえ思ってしまった。
    だけど主人公が巻島である以上それはないって冷静に思いつつ読んでた。
    騙し合いも面白かったし、逆に続編じゃなければもっと評価高かったかも。
    それだけ前作は私にとって衝撃的だったってことで。
    でもさらに続編期待してます(笑)

  • 『犯人に告ぐ』から10年以上経っての『2』
    雫井さん作品全部読んでいるファンからすると、
    正直これって『2』なのかな~?といった印象です。
    (えらそうですいません)

    もちろん面白くはあったんですが、
    本作では淡野の知能犯ぶりが際立つあまり、
    巻島がどれだけスゴイ刑事なのかが、今ひとつ伝わらなかった。

    そのせいか、どうにも犯人の方が魅力的に見えてしまって、
    いけないとは思いつつ、知樹と健春兄弟に肩入れ。

    健春と祐太くんが、真剣にゲームで遊ぶ姿に安堵したり、
    最後、知樹が弟を守るために必死でした芝居に胸が熱くなったり。
    (それを汲んであげた巻島は、やっぱり素敵でしたけどね)

    どうやら巻島と淡野の再対決がありそうですね。

    巻島の忘れられない名ゼリフ
    「今夜は震えて眠れ」
    あの鳥肌ものの感動よ、もう一度!です。

  • 前作から10年以上経っているので、全く「バッドマン事件」が思い出せない!思い出せないから、巻島のすごさもイマイチ分からず、犯罪グループの主観で読み進めてしまった。結局、巻島登場でも主犯格の淡野は逮捕できず、次に続く展開に・・・出来れば、これで完結して欲しかった。

  • 前作を読んでからだいぶたつので、前作の内容はなんとなくしか覚えていないけど、最後に泣いたことだけは覚えている。

    今回は、特殊詐欺、騙し合いのお話。犯人、警察、被害者、それぞれの思惑、駆け引きは面白かった。一気に読めたけど、心に残ったとまではいかなかったかな。

  • たまげた。単純な誘拐事件ではなく幾重にも伏線を絡ませた最後まで驚かされっ放しの良作。そこらへんにある上辺だけのチープな心理モノより遥かに人の内面を捉えていると思う。今回の主役は個人的には知樹のように感じられ、彼の心の揺れ動きには心を震わされられた。捜査に関しても不自然さはなくできるうる範囲で隙のない仕事をしていたと思う。小石は笑わせてくれるがやる時はやる感じで好感が持てた。小川はホント使えない。巻島と淡野との今後の決戦も見逃せないがその前に映画でしか見ていない第1作を読んでみようと思う。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    警察、犯人、被害者家族―前代未聞の騙し合いが始まる!巧妙に仕組まれた“誘拐ビジネス”。神奈川県警を嘲笑うかのような闇の犯行に、異色の捜査官・巻島史彦警視が再び立ち向かう。累計135万部突破の大ヒット警察小説、待望の第2弾!


    トヨエツ主演映画で話題になったのが大分昔だったので、今となっては遅きに失したという趣きもありますが、それでも金看板の続編ですから期待大です。前作は劇場型犯罪に劇場型捜査で対抗するというドキドキする展開でかなり読み応えありました。今回は振り込め詐欺から、海外発展途上国で流行っている誘拐ビジネスのモデルケースを作ろうとする犯罪者との対決です。犯人にシンパシーを抱かせるような展開は僕の好み。なかなかのスピード感で好感度でした。心理戦もなかなか読ませるし、破綻も無く進んで行くのですが少々小粒です。犯人側を人道的にし過ぎて緊張感が無くなってしまったのかな。次作有りそうな終わり方なんで期待しています。

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著者プロフィール

作家

「2019年 『引き抜き屋(2) 鹿子小穂の帰還』 で使われていた紹介文から引用しています。」

雫井脩介の作品

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