犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼

著者 :
  • 双葉社
3.79
  • (51)
  • (139)
  • (86)
  • (9)
  • (2)
本棚登録 : 600
レビュー : 110
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575239188

作品紹介・あらすじ

警察、犯人、被害者家族-前代未聞の騙し合いが始まる!巧妙に仕組まれた"誘拐ビジネス"。神奈川県警を嘲笑うかのような闇の犯行に、異色の捜査官・巻島史彦警視が再び立ち向かう。累計135万部突破の大ヒット警察小説、待望の第2弾!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 11年ぶりの第2弾。
    作中随所に、7年前の人質が遺体で見つかった営利誘拐事件とか、去年の「バットマン」事件とか、前作の事件が出てくるが、頭の中では忘却の彼方であり(笑)、久しぶりに再読してみようかな。
    今作は、犯人側の描写から始まるせいか、あるいは一定の矜持(人質を殺さない)を持っているせいか、犯行後も二人の兄弟には逃げおおせてほしい、と念じながら、クライマックスの展開の頁を繰った。これって、ストックホルム症候群に似た感情?
    最後に、主犯格のアワノが「レスティンピース」と、巻島に告げ、二人の今後の対決を暗示させるような終わり方であり、第3弾を期待して待つことにしよう。

  • 「犯人に告ぐ」で初めて雫井さんを知り、やられてしまったわけだけど、この2は某所で評価が低かったためなんとなく今まで手を出せずにいた。でも、読んでみるととてもおもしろかった。思わず犯人の側についてしまい、成功を祈ってしまったほどだ。巻島警視と淡野の頭脳戦も深かったし、身代金受け渡しの場面はドキドキした。続編があるんだよね。

  • 私の好きな本ベスト10に入る犯人に告ぐの続編!
    もちろん面白かったけど、やはり前作にはかなわないっていうか、前作はタイトルが決め台詞でカッコよかったっていうか。
    それでやられた私には2はやはり物足りなかった。
    犯人側の気持ちにもシンクロしてしまい、このまま成功してほしいとさえ思ってしまった。
    だけど主人公が巻島である以上それはないって冷静に思いつつ読んでた。
    騙し合いも面白かったし、逆に続編じゃなければもっと評価高かったかも。
    それだけ前作は私にとって衝撃的だったってことで。
    でもさらに続編期待してます(笑)

  • 『犯人に告ぐ』から10年以上経っての『2』
    雫井さん作品全部読んでいるファンからすると、
    正直これって『2』なのかな~?といった印象です。
    (えらそうですいません)

    もちろん面白くはあったんですが、
    本作では淡野の知能犯ぶりが際立つあまり、
    巻島がどれだけスゴイ刑事なのかが、今ひとつ伝わらなかった。

    そのせいか、どうにも犯人の方が魅力的に見えてしまって、
    いけないとは思いつつ、知樹と健春兄弟に肩入れ。

    健春と祐太くんが、真剣にゲームで遊ぶ姿に安堵したり、
    最後、知樹が弟を守るために必死でした芝居に胸が熱くなったり。
    (それを汲んであげた巻島は、やっぱり素敵でしたけどね)

    どうやら巻島と淡野の再対決がありそうですね。

    巻島の忘れられない名ゼリフ
    「今夜は震えて眠れ」
    あの鳥肌ものの感動よ、もう一度!です。

  • 前作を読んでからだいぶたつので、前作の内容はなんとなくしか覚えていないけど、最後に泣いたことだけは覚えている。

    今回は、特殊詐欺、騙し合いのお話。犯人、警察、被害者、それぞれの思惑、駆け引きは面白かった。一気に読めたけど、心に残ったとまではいかなかったかな。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    警察、犯人、被害者家族―前代未聞の騙し合いが始まる!巧妙に仕組まれた“誘拐ビジネス”。神奈川県警を嘲笑うかのような闇の犯行に、異色の捜査官・巻島史彦警視が再び立ち向かう。累計135万部突破の大ヒット警察小説、待望の第2弾!


    トヨエツ主演映画で話題になったのが大分昔だったので、今となっては遅きに失したという趣きもありますが、それでも金看板の続編ですから期待大です。前作は劇場型犯罪に劇場型捜査で対抗するというドキドキする展開でかなり読み応えありました。今回は振り込め詐欺から、海外発展途上国で流行っている誘拐ビジネスのモデルケースを作ろうとする犯罪者との対決です。犯人にシンパシーを抱かせるような展開は僕の好み。なかなかのスピード感で好感度でした。心理戦もなかなか読ませるし、破綻も無く進んで行くのですが少々小粒です。犯人側を人道的にし過ぎて緊張感が無くなってしまったのかな。次作有りそうな終わり方なんで期待しています。

  • 全作を読んだのはいつだったか。

    読み直した方がいいかな?と迷ったけれど、

    みなさんのレビューでは
    読み直さなくても大丈夫!

    という人が多かったので
    そのまま読んだ。

    結果的には読み直さなくても全然大丈夫だったけど、
    余裕があるなら全作から続けて読んだ方が

    巻島さんの立ち位置?とか分かるからいいかもしれない。

    今回も、全作に続きかなり夢中になって読んだ。

    なぜか犯人を嫌いになれず、
    心のどこかで応援してしまう自分もいたりした。

    ラストの「プランA」のあたりからは
    夢中度がMAX!

    小川かつおが、あの呑気な性格で最後に何か手柄をたてるのかと期待していたのに、何もなかったのが少し残念。

  • *警察、犯人、被害者家族―前代未聞の騙し合いが始まる!巧妙に仕組まれた“誘拐ビジネス”。神奈川県警を嘲笑うかのような闇の犯行に、異色の捜査官・巻島史彦警視が再び立ち向かう。累計135万部突破の大ヒット警察小説、待望の第2弾! *
    面白過ぎて、徹夜で一気読み!前作に比べると、巻島警視のカラーが薄く、予想もつかない展開というわけでもない。が、オレオレ詐欺から誘拐ビジネスに移行していく様や、緊迫した騙し合いの攻防など、リアリティ溢れる展開にぐいぐい引き込まれた。「レスティンピース」が洒落てて効果的。早く続きが読みたい。

  • 犯人に告ぐの第2弾。
    最初は今度はおなじみの犯罪の話しか?と思っていたが、方向転換がうまい。
    これって、まねされないですよね。そこが心配になるほどうまく書かれている。
    犯人と神奈川県警の駆け引きが手に汗にぎる緊張感で描かれている。この描写はさすが!おすすめです。
    「告ぐ」は描かれているのだが、駆け引きに比べて普通?すぎてちょっと不満かな。
    次作もありそうなので、期待しています。

  • 続きがあると聞いてからも随分待たされた感が。でも、待った甲斐のあるストーリーでしたね。

    出だしは犯人側の事情や犯行状況などを細かく描き、読者が犯人側に肩入れしやすい展開から、警察側との攻防へ展開していきます。うまい!
    中だるみは一切なく、最後までぐいぐい読者を引っ張ってくれます。
    映像が目に浮かぶようなストーリーでした。実際に映像化してほしい。
    そして決着編、楽しみにしてます!!

全110件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

雫井 脩介(しずくい しゅうすけ)
1968年、愛知県生まれの小説家・推理作家。専修大学文学部卒業後ひとたびは就職。出版社などを経て、1999年内流悠人(ないる ゆうと)という筆名で応募した『栄光一途』が第4回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、2000年同作でデビューする。
2004年『犯人に告ぐ』が、2004年版「 週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、2005年版「このミステリーがすごい!」で第8位、第26回吉川英治文学新人賞の候補として選ばれ、第7回大藪春彦賞を受賞。豊川悦司主演にて映画化・ドラマ化。代表作となる。
2006年に恋愛小説『クローズド・ノート』を発表し、沢尻エリカ主演で映画化。2013年刊行の『検察側の罪人』は2013年度「週刊文春ミステリーベスト10」4位など評価を受け、2018年8月24日木村拓哉・二宮和也共演で映画化。

犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼のその他の作品

雫井脩介の作品

犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼を本棚に登録しているひと

ツイートする