- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575239331
作品紹介・あらすじ
大切な人の死や老いに直面したとき、生きている今、何をすべきか…。前向きに生きるその先には、救いの光が見えてくる。"人生の閉じ方"を描く短編集。
感想・レビュー・書評
-
人生の終焉…というと「死」を意識した辛くて重苦しい感じなのか、と思ったけれど。
そんな不幸な終わり方ではなかったように思う。
人生の閉じ方というのか、それぞれの生きてきた道のりの良きところを思い出として残す。
短編8話だからかサクッと読めて、どれも温かさを感じた。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一番読んじゃいけない本だったけど一番考えさせられ、一番感動して泣いていた。
親がガンとわかってから、何をしてあげたら、何をしたら、何を聞いたら、何から整理して、何を…と遠くにいるから気を揉んで。でも実際は近くにいる弟に任せるしかなくて、子どもを、旦那を置いて連れて親の面倒みたいと思う決意もなくて。何も出来ない、しない自分に情けなくなりつつ、その道を選んだのは自分で。こんなに悩むなら地元離れなければとか今更考えても、きっと地元にいたら反発しかなかった若い自分 -
しあわせの青い鳥はすぐ近くにいる
森浩美さんの小説を味わうとき
いつも 思ってしまうことです
今回の主人公たちは
いずれも人生の折り返し地点を
すっかり過ぎた人たち
これまでを
たっぷり生きてきた人たちの言葉は
さすがに なかなか含蓄にあふれている
静かな話の中に
確かなうなづきが拡がる -
人生の終焉をテーマにした短編集。短編ゆえに重くなりすぎず、ちょうどいい感じで進んでいく。らしい家族小説であった。
-
家族シリーズ、最新巻。それぞれの終活。死とどう向き合うのかのリアル。
-
家族シリーズ
ずっと読み続けているけど、
そのお話1つ1つに家族の形、重みに、
頷いたり涙したり。
いろいろ考えなくてはならない歳になっちゃったんだな~としみじみ。 -
本の帯には、「人生の閉じ方」を描く短編集とある。8編の短編が収められている。頭がしっかりしているうちに、自分の人生の幕引きの仕方を、そろそろ考えておかねばならない歳になってきたと実感する。
-
うん。
-
一番身近な家族、いつかくる終わりの日に対する心構えを教わった気がする。