また、同じ夢を見ていた

著者 :
  • 双葉社
3.90
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本棚登録 : 7425
感想 : 703
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575239454

作品紹介・あらすじ

きっと誰にでも「やり直したい」ことがある。学校に友達がいない"私"が出会ったのは手首に傷がある"南さん"とても格好いい"アバズレさん"一人暮らしの"おばあちゃん"そして、尻尾の短い"彼女"だった-

感想・レビュー・書評

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  • 小学生の小柳さんは、本をたくさん読み、同級生が幼稚にみえて、一緒に遊ばない強い心を持った女の子。同級生とは上手く行かないのに、怪我をした猫を助けるために知らない大人を頼ったり、気になった家に飛び込んで、おばあさんと仲良くなったりと行動的。リストカットを繰り返す女子高生とも交流が始まる。
    学校で出された「幸せとは何か」をそれぞれの人達と話しあって行く。最後に結論に達する。途中に何度も助けた猫と一緒に歌う「しーあわせっはー、あーるいーてこーないー、だーかーらーあーるいーていーくんだねー」が響いて来る。
    女子高生の南さんが消えた時に、違和感と行方が見えたような気がした。題名の「また、同じ夢を見ていた」が分かってくる。アバズレさんやおばあさんとの深い交流も結果的に・・?
    ハッピーエンドのような、そうでもないような。途中経過は色々あるかも知れないが、最後は幸せだったということなのだろう。

  • 一人の少女が様々な世代の「友達」との交流を通して成長する物語。
    その友達はそれぞれ異なる時期から登場した同一人物の設定かな。
    人生とは、幸せとはをじっくり見つめ直す良い機会になりました。
    僕が昔の自分に言葉をかけるならなんと言うだろう?

    「若い頃に無駄だと思ってやっていたことの全てが20年後には強みになる」かな?

    年齢を重ねないとわからないことってあるよね。

    良い物語でした。オススメ!

    • ハッピーアワーをキメたK村さん
      hibuさん、こんにちは!

      私もこの作品、読んで良かったと思いました♪
      伏線が沢山散りばめられていて、気付かなければ気付かないし、気付けば...
      hibuさん、こんにちは!

      私もこの作品、読んで良かったと思いました♪
      伏線が沢山散りばめられていて、気付かなければ気付かないし、気付けばそういうことかと思うし、読み手によって感想は変わって来るかと思います

      歳を重ねないとわからない事だらけです
      今でもわからないこと、沢山ありますが。。。(^^;;
      2023/06/11
    • hibuさん
      ハッピーアワーさん、こんにちは!
      人生とは〇〇がクスッと笑えたり、考えさせられたり、全体としては軽やかな文体なんですが、娘に読ませたいなぁと...
      ハッピーアワーさん、こんにちは!
      人生とは〇〇がクスッと笑えたり、考えさせられたり、全体としては軽やかな文体なんですが、娘に読ませたいなぁと思いました^_^
      ホント歳を重ねてもわからないことだらけですよね〜。
      僕の知ってるオトナはもっと落ち着いていたけどなぁ…
      2023/06/11
  • 大好きな住野さんの作品で最初に読んだ作品。
    呼んだのはかなり前なのですが今でも好きな作品の1つです。
    とても真っ直ぐな女の子が主人公の物語です。

  • 話題となった前作は読んだ事はなく、初めて著者の作品に手を取ったが、とても満足する読了感。
    あったかも知れない未来の可能性と向き合い、人生の先輩達に背中をおされて成長してゆく主人公の姿がとても良かった。ファンタジーでありながら、人生の哲学が綴られている。幸せとは何か。生きるとは何かを考えさせられる作品だった。

  • あぁ、今の気持ちをどう表現していいのか、
    不思議な愛おしさでいっぱい。

    自分は友達より賢いと思い込む、
    ちょっぴりナマイキな小学生、なっちゃんが主人公。

    毎日一緒に散歩する、しっぽのちぎれた彼女。
    夜のお仕事をしている、アバズレさん。
    屋上で待っていてくれる高校生、南さん。
    美味しいフィナンシェを作ってくれるおばあちゃん。
    もしかしたら、私も会っていたのかも…。

    大人になるということは、子供のころに見えていたものが見えなくなること。
    そんなふうに思ってました。
    でも、必ずしもそうではないんですよね。
    これからの出逢いの中にも、私にとっての南さんやアバズレさんやおばあちゃん、
    そしてしっぽのちぎれた彼女がいるのかもしれません。
    そう考えたら、どんな出逢いもおろそかにはしたくない。
    幸せな未来を、うっかり見落とさないように…。

    「しーあわせはーあるいーてこない。だーからあるいーていくんだねー♪」
    「ナーナー!」
    しっぽのちぎれた彼女と一緒に散歩して、
    幸せとは…、と思い巡らす心楽しい時間でした。

    • 杜のうさこさん
      けいちゃん、こんばんは~♪

      毎日暑いね~。夏バテしてないかな?

      私も同じく『君の膵臓をたべたい』迷いつづけてる。
      最初、このタ...
      けいちゃん、こんばんは~♪

      毎日暑いね~。夏バテしてないかな?

      私も同じく『君の膵臓をたべたい』迷いつづけてる。
      最初、このタイトルにギョッとしたよね。
      ホラーかと思っちゃった…。
      泣けちゃう恋愛小説らしいね。

      両方読んだわけじゃないからわからないけど、
      読みやすいというか、この本の方が好みってレビューいくつかあったよ。

      最近、恋愛小説を読んでないなぁ…。
      たまには動悸じゃないドキドキも味わいたいものだわ、なんてね。うふふ。
      2016/08/08
    • ortieortieさん
      こんばんは。
      レビューが素敵でお邪魔させて頂きました。
      「不思議な愛おしさでいっぱい」
      の一言にとても惹かれました。
      そんな気持ちに...
      こんばんは。
      レビューが素敵でお邪魔させて頂きました。
      「不思議な愛おしさでいっぱい」
      の一言にとても惹かれました。
      そんな気持ちになる出逢いの本ってあるなって。ぜひ読んでみようと思います^ ^
      最近はもっぱら図書館なので(本が増えてしまったので)しばらく先になるとは思いますが、、、。
      素敵なレビューを見るとまだ見ぬ本の世界に思いを馳せて1人わくわくしてしまいます 笑
      ありがとうございました。
      2016/08/23
    • 杜のうさこさん
      ortieortieさん、こんばんは~♪

      こちらこそ、ありがとうございます。
      こんな拙い感想を「素敵」と言って下さって、
      とてもう...
      ortieortieさん、こんばんは~♪

      こちらこそ、ありがとうございます。
      こんな拙い感想を「素敵」と言って下さって、
      とてもうれしいです!

      「不思議な愛おしさでいっぱい」
      そうなんです。
      なんか夢をみていたような気分でした。

      実を言えば、私もこの本を読んだきっかけはブク友さんのレビューなんです。
      こんな風につながっていけるって、素敵なことですよね。

      本、増えますね。私も着々と増殖中です。(笑)
      そびえ立つ積読山に「ごめん…」とあやまりながら、
      書店やブックオフに出かけては、つい…。
      そのうえ、次から次へと図書館本を予約してしまい、返却日に追われるという…。
      でも好きなんだから仕方ないですよね~。(開き直り・笑)

      読み終えたら、また感想をきかせてくださいね!
      楽しみにしています♪
      2016/08/24
  • なっちゃんには放課後、野良猫と会いに行く相手がいた。
    彼女たちとの時間は、なっちゃんにとって大切だったが……。

    賢くて大人びているけれど、どこかずれもある。
    小学生のなっちゃんと、南さん、アバズレさん、おばあちゃんとのやりとりが児童書のような心地よさ。

    放課後の交流を通して、幸せについて考え、人間関係と向き合っていくなっちゃん。

    子どもたちそれぞれの正義の違いも、うまかった。

    それぞれの正体はすぐにわかるものの、独特の空気感が良かった。

  • 「また、同じ夢を見ていた。あの夢を見ると、いつも思う。自分に訊かれているみたい。あなたは今、幸せなのかって。」
    可愛いお話でした。
    ストーリー展開は、特段驚きがあるわけではなく、「うんうん、そうだよね」って感じで進んでいく。
    主人公が自分のこと、ずっと賢い賢いって、言っているのがずっと鼻についてなかなか共感できなかった。
    “幸せ”とは、ということについて主人公が物語の中で一貫として考えているので名言みたいなフレーズが多くて楽しかった。
    でも、主人公のキャラがあんまりわかんなかった気がする。何考えてるのかなー?って感じ。「ごきげんよう」とかを挨拶で使ったり、自分の正義感振りかざして喋ってたらそりゃ、クラスから浮いちゃうよねとは思った。主人公が最後男の子といい感じで終わるけれど、なんで主人公が彼に惹かれたのかがあんまり分からないなぁ。
    その彼も主人公が「味方だよ」って言ってくれたことで、じゃ、一緒に学校行こうって言って、いじめられずに学校行き続けられるメンタルがすごい。主人公や彼に冷たくあたってたいじめっ子みたいなやつは、その後どうなったんでしょうか。彼のパパがどうして万引きしちゃったのか、とかも詳しく描かれそうで描かれないのがモヤモヤする。
    主人公が不登校になりかけた子を助ける→仲良くなる→結婚っていうのは、ねぇ、なんかその過程が見えないから余計ご都合主義に思えます。中学生くらいにいいと思う。
    最後、「あれ?これ、恋愛小説だったのー、かわいー」みたいな感じで終わってて物足りなかった。
    「人生はプリンと一緒だ。人生には苦いところがあるかもしれない。でも、その器には甘い幸せがいっぱい詰まってる。人は、その部分を味わうために生きてるんだ。」
    私の考える幸せとは、薔薇の下で。

  • 同僚からのおススメです。
    とても不思議で素敵でおしゃれな作品でした。
    道徳ですかね。哲学的な見方も出来るかも知れませんが、そんなに深く考えずに、主人公の強さと真面目さに触れてみるのが良いかと思います。良作です。

  • 住野よるさん初読です

    もちろんブクログで特集を組んでたからです
    そして次は辻村深月さんを読む予定…
    どんだけブクログ大好きだよ!というね
    どんだけブクログ大好きアピールで『嫌われた監督』当選を引き寄せようとしてんだよ!というね(それは無理)

    すごい評価に悩みました
    悩むのも楽しいので悩ませて下さい
    ★2〜★4の間で
    なぜかというともの凄い読みづらかったからです
    途中何度も挫折しそうになるくらい
    とてもとても読みづらかったのです

    わかります
    恐らく主人公の女の子のかしこいけれどなんかめんどくさいところをめんどくさい文章で表現してるのであろうことは

    そして素晴らしく面白い物語でもありました
    設定もよく
    その設定も如何様でも想像を膨らませるられるような終わり方でした

    それでもこの読みづらさは自分は許容できませんでした
    なので★2
    でもお話し自体はほんとに面白かったんで次またなにか住野よるさん読みたい!

  • ちょっと生意気な小学生の私(小柳奈ノ花)は、大好きなひとみ先生から出された課題「幸せとは何か」について考える

    クラスには友達がいないがへっちゃら、だってカッコいいお姉さんのアバズレさん、いつもおいしいお菓子を用意して待っていてくれる一人暮らしのおばあちゃん、手首に傷がある高校生の南さん、尻尾の短い黒猫の"彼女"がいるから

    学校が終わると、"彼女"と一緒に、友達の家を順番に回っていく
    アバズレさん、おばあちゃん、南さんと交わす会話が、絶妙!
    シャレがきいていて、まるで禅問答のようだ

    「幸せとは誰かのことを真剣に考えられるということだ」
    というアバズレさんの言葉の意味を考え、成長していく私

    しかし、しかし、南さんが私の前から突然姿を消し、アバズレさんまでが、やがておばあちゃんまでが・・・
    まるで夢を見ていたかのように

    南さんやアバズレさんは、私の将来の姿なのか!
    警告のために私の前に現れたのか!
    back to the future かと思った

    ふわふわ綿菓子みたいな話だなとは思ったが、小生意気な私が妙に可愛く面白かったが、途中からこれってファンタジーだったの?と訳が分からなくなってしまった
    どうもこんな話は苦手だ

    今までの話は夢だったの?と読者を混乱させ、その夢から覚めたかのように大人に成長した私と桐生くんが現れたラストはステキだった

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著者プロフィール

高校時代より執筆活動を開始。デビュー作『君の膵臓をたべたい』がベストセラーとなり、2016年の本屋大賞第二位にランクイン。他の著書に『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』『か「」く「」し「」ご「」と「』『青くて痛くて脆い』『この気持ちもいつか忘れる』『腹を割ったら血が出るだけさ』がある。カニカマが好き。

「2023年 『麦本三歩の好きなもの 第二集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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