また、同じ夢を見ていた

著者 : 住野よる
  • 双葉社 (2016年2月17日発売)
3.88
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  • 本棚登録 :3333
  • レビュー :413
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575239454

作品紹介・あらすじ

きっと誰にでも「やり直したい」ことがある。学校に友達がいない"私"が出会ったのは手首に傷がある"南さん"とても格好いい"アバズレさん"一人暮らしの"おばあちゃん"そして、尻尾の短い"彼女"だった-

また、同じ夢を見ていたの感想・レビュー・書評

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  • あぁ、今の気持ちをどう表現していいのか、
    不思議な愛おしさでいっぱい。

    自分は友達より賢いと思い込む、
    ちょっぴりナマイキな小学生、なっちゃんが主人公。

    毎日一緒に散歩する、しっぽのちぎれた彼女。
    夜のお仕事をしている、アバズレさん。
    屋上で待っていてくれる高校生、南さん。
    美味しいフィナンシェを作ってくれるおばあちゃん。
    もしかしたら、私も会っていたのかも…。

    大人になるということは、子供のころに見えていたものが見えなくなること。
    そんなふうに思ってました。
    でも、必ずしもそうではないんですよね。
    これからの出逢いの中にも、私にとっての南さんやアバズレさんやおばあちゃん、
    そしてしっぽのちぎれた彼女がいるのかもしれません。
    そう考えたら、どんな出逢いもおろそかにはしたくない。
    幸せな未来を、うっかり見落とさないように…。

    「しーあわせはーあるいーてこない。だーからあるいーていくんだねー♪」
    「ナーナー!」
    しっぽのちぎれた彼女と一緒に散歩して、
    幸せとは…、と思い巡らす心楽しい時間でした。

    • 杜のうさこさん
      けいちゃん、こんばんは~♪

      毎日暑いね~。夏バテしてないかな?

      私も同じく『君の膵臓をたべたい』迷いつづけてる。
      最初、このタイトルにギョッとしたよね。
      ホラーかと思っちゃった…。
      泣けちゃう恋愛小説らしいね。

      両方読んだわけじゃないからわからないけど、
      読みやすいというか、この本の方が好みってレビューいくつかあったよ。

      最近、恋愛小説を読んでないなぁ…。
      たまには動悸じゃないドキドキも味わいたいものだわ、なんてね。うふふ。
      2016/08/08
    • ortieortieさん
      こんばんは。
      レビューが素敵でお邪魔させて頂きました。
      「不思議な愛おしさでいっぱい」
      の一言にとても惹かれました。
      そんな気持ちになる出逢いの本ってあるなって。ぜひ読んでみようと思います^ ^
      最近はもっぱら図書館なので(本が増えてしまったので)しばらく先になるとは思いますが、、、。
      素敵なレビューを見るとまだ見ぬ本の世界に思いを馳せて1人わくわくしてしまいます 笑
      ありがとうございました。
      2016/08/23
    • 杜のうさこさん
      ortieortieさん、こんばんは~♪

      こちらこそ、ありがとうございます。
      こんな拙い感想を「素敵」と言って下さって、
      とてもうれしいです!

      「不思議な愛おしさでいっぱい」
      そうなんです。
      なんか夢をみていたような気分でした。

      実を言えば、私もこの本を読んだきっかけはブク友さんのレビューなんです。
      こんな風につながっていけるって、素敵なことですよね。

      本、増えますね。私も着々と増殖中です。(笑)
      そびえ立つ積読山に「ごめん…」とあやまりながら、
      書店やブックオフに出かけては、つい…。
      そのうえ、次から次へと図書館本を予約してしまい、返却日に追われるという…。
      でも好きなんだから仕方ないですよね~。(開き直り・笑)

      読み終えたら、また感想をきかせてくださいね!
      楽しみにしています♪
      2016/08/24
  • 昔、テレビか何かでみたものを、
    私はずっと信じている。
    寝ている間というのは、違うあちらの世界に出向いて
    向こうで作戦会議をしているんだと。

    まさか本の中で作戦会議を体感できるなんて…。

    小学生の奈ノ花が友達になる
    南さん、アバズレさん、おばあちゃん、
    そして尻尾のちぎれた彼女とともに考える
    幸せとは、人生とは…のお話。

    いい大人の年齢になってしまうと
    大真面目に誰かとこの2つのテーマは話し合わないから
    本の中でいろいろ考えてみる機会ができるのは
    ちょっと有り難かったりします。

    夢なのか現なのか、曖昧な世界だからこそ
    見ていたものの奥行きが透けてくる。
    私が生きていく時間、環境に変化があり続けても
    奈ノ花のように選び取っていきたい
    そう思わせる一冊です。

    表紙の尻尾のちぎれた彼女目当ての読書でしたが
    尻尾のちぎれた彼女は私の初代大親友猫ぴーと
    容姿がそっくりで…。
    (理由は違うけど尻尾がちぎれたところまで一緒)
    物語の中で私も奈ノ花と一緒に歌いながら
    ぴーと一緒に歩いているような幸せを感じました。

    もしかしたら、ぴーが本を引き寄せ
    作戦を一緒に考えてくれてるのかもしれませんね。
    この本は私だけの幸せの一つとさせてもらいます。

  • また同じ夢をみていた
    2018.2.20読了

    学校に友達のいない少女が出会った南さんとアバズレさんとおばあちゃんと尾っぽの切れた彼女を通して、幸せとは、人生とはを見つけていくお話
    どこか似ている3人が、両親と喧嘩した時、クラスから仲間はずれにされた時、友達の男の子に嫌いと言われてしまった時に、幸せの要素を教えてくれる

    不思議な感覚で読み進めてたけど、最後にいろんなことが繋がってきてほっこりした
    なんでこのタイトルなんだろうと途中までずっと疑問だったけど、なるほどと納得
    自分に今幸せですか?と問いかける夢
    日常生活に追われてそんなこと考えることなんてなかったけど、考えさせられた

    人生をいろんな言葉で表現されてて、私の中ではプリンみたいなはしっくりきたかな
    苦い部分もあるけど、甘い部分に覆われてる

    小さな勇気がたくさんつまってる作品だった

    幸せとは自分が嬉しく感じたり多のしく感じたり、大切な人を大事にしたり自分を大事にすたり、そういう行動を自分の意思で選べること

    人生とは全て希望に輝くあなたのものよ
    みんな違う、でも、みんな同じ

  • 「君の膵臓を食べたい」の作者の2作目。
    ↑も予約してきたけど、読めるのはまだまだ先になりそうです。

    主人公は小学生の小柳奈ノ花。
    自分は賢く同級生はすべて馬鹿だと思っており、学校に友達はいない。

    主人公目線で語られていて、文章もとても読みやすく話に入り込みやすい。
    奈ノ花と知り合う大人は皆「あなたは賢い子」と口々に言うけれど、あまりそうは思えなかった。
    ちょっと小生意気で「人生とは○○のようなものね」となにかと例えたがるのが鼻につくけど、根は素直でいい子。
    ただ、賢い子はクラスでも賢く人付き合いをしているでしょう…。
    勉強ができる賢さのことを指しているのではなさそうだったし。

    読んでいる最中も楽しく、続きが気になってページをめくる手が早まったし、読み終えたあとも余韻が残ったけど、
    いざ振り返ってレビューを書こうとすると、なんだか妙に冷め気味な自分がいます。

    これは若い時に読みたかったかな(笑)
    もしくはもう少し先だったかな。
    読むタイミングが違ったらもっと違う想いが残った気がします。

    うるっときて涙腺が緩んだし、感情を揺さぶられる本はなかなか巡り合うことができないので、数年後また読みなおしたいです。

  • 「会いに来てくれたのかも」というひとみ先生の言葉。
    両親の事故死→南 のリスカ → アバズレ の人間不信 → (現在の私)→ おばあさんの晩年 
    文学は夢みたいな不条理な虚構世界。誰の夢だったかの詮索はいらないのではないか。別の人生のパラレルワールドと思ってもいい。
    高校生の時に自殺を迷って踏みとどまった自分がいて、アバズレ時代があったけど、戻れて、そして今、桐生にプロポーズされて、たぶん、おばあさんのような晩年
     こまっしゃくれた子どもの謎かけ 人生とは、和風の朝食 (汁)知る必要 などそれなりに楽しめた。
    人生とはクジャクの求婚 {品と羽}これだけ、わからない。ヒントがないこと?
     「膵臓」の方がすんなり読めた。伏線か小細工が目についた。
     

  • 外国のお話を読んでいるような気持ちになりました。
    お利口さん過ぎて、お友達が少ないけど、アバズレさんや南さん、おばあちゃんそして猫ちゃんという身近すぎる人達に出会えて、自分の幸せを見つけようとするなっちゃん。
    何か間違ってしまいそうになった時に、誰でもこうやって先手を打ってもらえたら、どんな世の中になるんだろうな。

  • ファンタジーかつ哲学的でもあるような。
    物語の構造というか幸せについて考えるなっちゃんが出逢うどこか現実感の希薄な大人たちはほぼ予想がついたけど、ラストへのまとまりがきらきらしてた。
    なんつーかそういうとこではないところがこの話のオチというか肝というか。

    小学生が幸せを探して歩き続け人生とは…と語る姿は、とても愛おしくてね。
    子どもは未来を見て、大人は過去ばかり見ている、のだなーと。
    大人になると分かることは増えるけど魔法は使えなくなりそう。

  • ファンタジーだとさらっと読んでいましたが小学生の女の子の人生とは〜という例えがすごく刺さるので立ち止まり考えてしまいました。
    人はいろんな生き方ができて幸せのかたちもその時々で変化していくけど全部自分で選んだ結果。
    だから自分のことを好きでいられるって大事。
    そして誰かの一言でオセロみたいに気持ち切り替われるのは1人じゃ味わえない幸せな人生と言える。
    作者の言葉選びが私の好み。
    「今日、私の日常にまた、歩いていく場所が増えました」すごく幸せ感じるお話です。

  • 3回泣いた。
    心にしみる言葉がいくつもあって…。

    タイトルの意味が後半に理解できてからは、
    本を読みながら
    自分なら幸せの定義をどう答えるだろうか?と、
    何度も考えさせられた。

    その答えは読む人の気持ちや状態によってそれぞれだろうけど、
    まずはそんな風に
    幸せにいついて考えるという行為が
    すごく意味のあることだと思った。
    中途半端にふつうの人生を歩んできたわたしの
    これから先の宿題。

    前作をまだ読んでないので、
    それもこの先の楽しみ。

  • 住野よるの2作目。

    不覚にも中年の親父が思わず人前で泣きそうになってしまった。

    人生とは、難しい。
    強く生きすぎると周りと軋轢を起こしてしまう。
    孤独に生きたくても、人は一人では生きていけない。

    人生はプリンのようなものだ。
    カラメルのようなアクセントが必要なのだろう。

    自分にとっての「幸せ」を考えさせられる作品。

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